2020/09/25 のログ
ご案内:「セレネルの海」にル・ルーリュさんが現れました。
ル・ルーリュ > 「にゅふーー…………」

夜の砂浜に、うつ伏せになって寝ている蛸娘
夜になれば、暑さもマシになるし、最近は涼しくなってきた。

ごろりごろりと海水を自分にかけながら。
人の身体に感じる冷たさと夜の風を楽しんでいて。

ご案内:「セレネルの海」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「んぅ~~~っ…すずしいっ! っふふ、海のみず、冷たっ…」

ざざん、ざざぁんと寄せては返す波の感触を冷たさとセットで足で感じながら砂浜を歩く小さな人影。
夜の海を、散歩がてら面白い素材や貝殻などないかと…
そして、この辺りに来れば相まみえる機会の多い、独特のシルエットを心の何処かで探していて。

「―――あっ…るーりゅ! ルーリュだ、 やっほー!」

ぱしゃ、っと波を弾ませて歩み寄るのは、タコ足で器用に海水を己にまぶし、寛ぐ蛸娘のもと。
相変わらず少女のような声色と姿でいそいそと駆け寄って、
月明かりの下、少女のシルエットの姿と、そこを支える複数のタコ足の影を嬉しそうに見つめて、

 挨拶がてら、タコ足の一本にそっと触れて握手のようにもみもみと握る

ル・ルーリュ > 「ん~~~?」

ゆったりしているところに、知っている声がかけられる。
ごろりとうつ伏せから横向きに寝ころぶ形になって声のした方を見れば。
前に色々と絡み合ったちっちゃな姿が走ってくるのが見えた。

「あ、タンだー♪、やっほぉ♡」

当然、逃げるはずもなく触腕に触られても怖がりもしない。
握手に応えて、にゅるんとその手に触腕が緩く絡む。

「またおくすりの材料探し?、この前のお薬はすごく効いたよー」

記憶を思い起こし、そういえば少年は以前ここに材料を捜しに来ていたな、と思う。
相変わらず少女の部分は裸のまま、にこやかに笑っていて。

タン・フィール > 「うんっ! なんか、おもしろい素材の貝とかないかなーっていうのと…寝付けないから、おさんぽとぉ……
…ほんとは、ちょっとだけ…ルーリュにあえたらいいなって、おもってたかも」

くすくすと照れくさそうに笑いながら、
握手のように伸ばしたてを器用に巻き取るように絡む触腕のくすぐったさが、
さらにきゃは、と幼子の笑い声を楽しげな色に染めて。

「おくすり、きいた? ふふ、よかったー!
…ボクのほうは、お腹にルーリュの…まっしろのイッパイだったから、いろいろスゴイことになっちゃった…♥」

具体的には、トイレ事情まわりなどで大変だった逸話だが、
困ったような表情は恨めしさよりも、むしろクセになりかけているとでもいいたげな、甘い顔。

「ね、ね、ルーリュはぁ…あかちゃんって、いっぱい、ほしーの?」

と、月下が雲から覗き込めば少し顔が赤らんでいるのが分かるほど赤面しながら訪ねて。

ル・ルーリュ > 「ほほぉー、相変わらずすごいねえ、タンは。よーしよしー♪
ほんとぉ?うれしーなー♪」

人間社会のことは軽い知識程度だが。
この少年が薬を作ったりするのを頑張っているのは知っているため、もう1本触腕を伸ばして優しく頭をなでなでしよう。
会いに来てくれる、というのもとても嬉しい。

「にゅふふ…。こーふんしちゃうとつい、ねー、でも、怒ってないってことは…気持ちよかった?
ん?あ、うーん、そうだねーいっぱいほしいかも?気持ちいいこと好きだし、こー…お腹の辺りが疼くってゆーか」

含み笑いをしながら意地悪に問いかけて。
逆に問われれば、少し考えた後、本能に大分寄った答えを返す。
難しいことは考えておらず…ただ身体の疼きに従って色々と行動しているようだ。

タン・フィール > 「ほんとっ?…っふふー、よしよししてもらうと、ボクもうれしいっ…♪
あ、これ、この、ルーリュの足ぃ…♪ すきっ」

少年なりに通ってきた人間社会での、優れた薬師故に受ける、
人々からの称賛、羨望、嫉妬、おべっか、皮肉、下心…
それらとは無縁に、すごいとおもえば、すごいっ と満面の笑みと感嘆の感情をぶつけてくれる少女の言葉や評価は、
幼くして少し疲れていた少年を、その無邪気に撫で回す触腕の感触とともに癒やして。

「…ぅん、まっしろ…いれてもらうときも、出てく時も…きもち、よかった…♪
でも、ルーリュの赤ちゃんのもと…赤ちゃんに、なれたモノ…
出てっちゃうの、もったいないなーって思ったから…

…ボク、ルーリュとあかちゃん、つくれるようになりたいなって、新しいお薬、つくったの。
…ボクも、ね…おちんちんも、おしり、も…うずいてる…♥」

と、触腕に心地よさそうに撫でられて細めていた目を開いてじっと見つめ、
体をゆっくり、また彼女に預けるように、シャツや服が海水で濡れるのもお構いなしにもたれさせ…

その声色や態度、或る種の体臭に似たものは、フェロモンに近い魅了と発情の香を発していた。

それはちょくちょく以前から開発し、実験し、今晩服用した「新薬」の効果なのだろう。
幼くとも精を放つオスとしての生殖本能や力強さをにじませつつ…
本来、孕む器官ではない器官で精を受ければ、そこで子を宿せるように己を変えてきた少年。

少年も自分で感じた疼きに従ってそれらを施し、もしもめぐり逢えたらと思い、散策していたのだった。

ル・ルーリュ > 「タンって珍しいよねー。結構このぬるぬる、嫌がられたりすること多いんだけど―
ふっふっふー♪、それならもーっとなでなでしてやるー」

うりうりーっと素直な気持ちのまま少年を撫でまわす。
力強い触腕だが、その力は発揮せず、あくまで優しく褒めちぎるだけだ。
人を襲ってはいけない、と言われているのもあるけれど、少年を大事にしたいという思いもあるのだろう。

「…へぇーーー、そんなこともできるんだー…」

自分には全然わからなかったが、何か、少年は準備をしてきたらしい。
その証拠に、少年の顔は…確かに何かを我慢しているような顔。
薬がどうとかははっきり理解はできなかったけれど、少年が何を求めているかぐらいはわかる。

それに、何だか自分も疼いてきた。
触腕が半ば無意識に多数の伸び、少年の四肢を絡めとろうとしていき。

「じゃあ、今日、タンはぁ…、わたしに、びゅーびゅーってされて、わたしにびゅーびゅーってしたくて、ここに来たんだぁ?♡」

触腕のあちこちについた吸盤が次々に少年の肌に吸い付いていき。
じぃーー、と近くから見つめて…またにゅふふ、と笑う