2020/09/21 のログ
タン・フィール > 「ふふ、この海藻、ぬるぬるーでちょっときもちいかも…っ♪」

砂浜に上がってくれば、両手で持ちきれぬほどの貝やヒトデなどの素材や、
首にかけた海藻類などの色味や感触を確かめていて、
海藻からはとろとろ、ぬるぬるとローション状の粘液がどんどん染み出してくる。

それで濡れて照り光る少年の裸体の足元を波が押し寄せ、
潮風が体の隅々まで駆け抜けていけば、ひやりとした感覚が率直にきもちいい。

「これ、どのくらいトロトロしたの出てくるのかな?…味とかは、毒はなさそうだけど…。」

方から糸をひくほどに半透明の粘液を染み出させる海藻を、裸の恰好のまま、マフラーを巻くように首元に巻きつけてみる。
そのときに、ぺろりと海藻の表面を舐めてみれば、シェンヤン料理などで味わったような、王都ではあまり馴染みのない滋味がする。

「…ん~~~…お料理はあんまり得意じゃないから、ボクがつかうんならこのトロトロのおしるかな…?
…どんなことに、つかおう。」

と、ねちょねちょと指先を握って開いてを繰り返し、
指と指の間を糸引く感触を粘土遊びに夢中になる子供そのままのリアクションで楽しむ。

ご案内:「セレネルの海」からタン・フィールさんが去りました。