2020/09/04 のログ
ご案内:「セレネルの海 王都ー港湾都市行き輸出船」に海柘榴さんが現れました。
海柘榴 > 王都から港湾都市へと船での輸送中の大型船
商人 貴族などが絡んでいる故かその船の大きさは個人商船よりも大きい。
積み荷はハイブラゼールへ向けての商品が多く、極上の奴隷や目も眩む品もあるだろう。
しかしそれ以上に手を出すのをためらう曰く付きが多いと言える。

正規で護衛船を雇うなり、王都から出さずに海賊船が護衛として選ばれたのもそれが理由だ
海賊船員の海柘榴は、客船側で潮風を浴びながら、マストを絶え間なく動かし船を真っ直ぐではなく、斜線が交互に繋ぎ合わされながら
行き来する航海を眺めていた。

「海獣ならともかく、海賊船付きで襲ってくる奴なんていんのかね。
 それこそアタシらの得物になんぞ。」

他の船員がパイプを銜え、海柘榴は葉巻を銜えながら駄弁っている。
他の船が襲ってきたら、それこそ海賊本業
積み荷も金も、人も好きにできる。
砲を打ち込んで船を沈ませる手前の仕事になるのだ。

「異常なーし、と。」

定期的な自分の船との定時連絡も忘れない。
両手に旗を持ち、遠見鏡を持つ向こうに連絡をつけ。

海柘榴 > こちらは護衛の船を出し、向こうは自前で護衛を揃えている。
船酔いをしてダウンしているモヤシもいれば、甲板で控えているタフガイもいるだろう。
船員と護衛 海賊船と戦力を揃えたこの輸出船は厄介なブツのナニを積んでるんだ

周りと密やかに今だけは、こうしてつるんで会話するものの、それはタブーらしい。

「嫌な空気だな、船の上は縁起も大事だぜ?」

海と風に嫌われたらあっという間に沈むのだ。
嵐雲が着て沈んだなどという、呪物輸送での結末なんて腐るほどあるのだ。

「誰かヤルダバオートのシスターに祈ってみたらどうだ?
 ストリップ嬢よりは効果あんだろ?」

拝む対象にそれほどの差があるのか、とツッコミが入れば、実情を知っている者ということか。
ケラケラと笑いながらも、そこを離れ一人葉巻の煙を吸いながら
マストを動かすことも、潮水を浴びて清掃する甲板掃除もしなくていい分楽なもの。

海柘榴 > やがて交代の時間となり、船が寄せられた瞬間にフック付きロープで帰還したのなら、周りから楽しやがってと絡まれたとか
ご案内:「セレネルの海 王都ー港湾都市行き輸出船」から海柘榴さんが去りました。