2020/01/12 のログ
ご案内:「セレネルの海」にヒューさんが現れました。
ヒュー > 酒瓶を袋に入れたままぶらぶらと歩いている男。
目の前には月に照らし出される海と、海まで続く白い砂の道。
白い道の脇には、潮風に強い地面に近い所に生える草。
砂の道を進みながら、海の方へと進み、波打ち際から10mほどの砂浜。
ぎゅ、ぎゅ、と砂を踏みながら中ほどまで進み一息。

腰を下ろすと袋から酒瓶取り出し、横の砂浜に埋める様にざむ、ざむと音を立てながら立てていく。

ヒュー > 砂浜に打ち寄せる波。
先端は泡を作り、薄青に照らし出されながら消え、次の波が打ち寄せる。

それを眺めながら酒瓶の蓋を開け、一口。
がつんと強い酒精が喉を焼きながら胃へと落ちていく。

冷たい海風に体を冷やされながら、月明かりで数が減って見える星と、海の揺らめく海面に見える星を眺めている。

ヒュー > いつもの様に、街の貧民地区の酒場で飲もうと宿を出たが、酒を買ううちに気づいたら町を離れ海へと向かっていた。

偶にはこういった場所で飲むのも良かろうと、砂浜に腰を下ろした男は酒精によって火照った体をすぐに冷ましていく冷たい夜風に身を任せながら、ちびちびと、酒瓶を傾けていく。

ヒュー > 空になった瓶を未開封の酒瓶と逆に突き刺し、
袋からつまみを取り出す。
レタスとハムの挟まったサンドイッチ。
口元に運び一口。
咀嚼してから、もう一瓶を砂浜から取ると瓶の蓋を開けぐびりと一口。

ご案内:「セレネルの海」にホアジャオさんが現れました。
ヒュー > サンドイッチを頬張りながらだらだらと酒瓶を煽る男。
その影は海の上に浮かぶ付きにより照らし出され影を伸ばしている。

周囲を満たすのは風の音と、波のさざめき。

ホアジャオ > 風と波音に混じって、さくさくさくと砂浜を蹴って来る音。
目を向ければ、三つ編みを風に嬲られながら波打ち際ぎりぎりを掛けて来る女が見えるだろう。

「ふンぐ……」

柔い砂は一歩、一歩が沈み込む。
波にさらわれないよう足元を見ながら全速力、なのだろうが
その上体の一生懸命さに比べると進みは面白いくらいに遅い。

「はァ――…ぜぇ……」

一際大きく息をつくと、ざく、ざく、と数歩進んで、その脚が歩みに変わる。
冬にも拘らず頬を紅潮させて、肩で息をして
足元の砂を忌々しそうに見てから、海の方を見て……月光に長く伸びる影を見付ける。

「……あーっ!おっさん!」

数度、細い目を瞬かせた後。
女はそうやって、巨漢のほうへと指さして声を上げた。

ヒュー > 風と波音に混じる新たな音。
顔を向ければ、こんな時間に息を乱しながら柔らかい砂浜の上で駆ける姿。
物好きを見れば口元にはつい、にやりと楽し気な笑みを浮かべる。

浸かれたのかその影は足を止め此方に気づくや否や、指さしながら近寄ってくる相手。

男は相手いる片手で自身の顎を撫でながら、そちらを見詰めながら小さく笑う。

「まぁ おっさんなのは確かだが、賑やかだな。」

と、男は小さく笑いひらりと片手を振ってこたえてから酒瓶を煽る。