2019/11/03 のログ
ジェイ > 灰が、風に紛れて消えていく。
ゴト――ン。と水底を叩く音が同時に、目と耳に届いた。
トランクが完全に沈み込んだのを確認する。
と、同時に――ぐしゃりと異形の魚が握り潰されるように消えた。
そして、踵を返せば、右手で帽子を押さえながらゆっくり、歩いていって――。

ご案内:「セレネルの海」からジェイさんが去りました。