2019/10/08 のログ
クロニア > 足の裏に感じる砂を踏みしめる感触がとても心地良い。
暫くは涼しさを纏うようになった海風を全身に浴びて、
神聖都市ヤルダバオートにある孤児院に戻るタイミングはどうするかと頭を悩ませていた。

早すぎれば孤児たちの世話に巻き込まれる。
しない、と言い張れるが暫く世話になるのにそれも居心地が悪くなりそうで困る。
かと言って性格的にそれらは酷く面倒な雑用以下でしかなく、だが…しかし……。

「……暫く歩くか……。」

シスターにも神父にも合鍵を預っている。
だから帰宅時間に問題はない、どれだけ遅くなってもだ。
時間的に星と月の位置からもう孤児たちは眠っているだろうが、
稀にいるのだ夜更かしが夜泣き虫が、基本的にその面倒な世話を押し付けられるから、ゴニョゴニョ……面倒である。

だから言葉で宣言したとおり、もう暫し砂を踏みしめる感触に浸る、ザックザックキュッキュとリズムをつけて何時もよりゆるい速度で歩くのだ。

クロニア > そろそろ良い時間帯だろうか?
流石にこの時間帯まで寝ていない子供達はいないだろう。
と甘くみたのが最後、どうにも眠れない子供達によって安眠が妨害される運命が待ち受けていると知らず、
鼻歌を歌いながらセレネルの海から神聖都市ヤルダバオートの方へと立ち去るのであった。

ご案内:「セレネルの海」からクロニアさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」にリュシーさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からリュシーさんが去りました。