2019/08/20 のログ
ご案内:「セレネルの海」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (最近は王都でも水遊びを楽しむ者が増えたと聞くけれど、
いささか運動神経に見放された感のある己としては、わざわざ自分から
水に入る、というのは、溺れにゆくような気がして思いきれない。

とはいっても、海辺の景色を楽しむのは嫌いではなかった。

砂浜に点在する漂流物らしき丸太に腰かけ、脱いだ靴を傍らへ投げ出して、
素足で砂浜の感触を味わいつつ、膝の上に広げた本に目を落とす。
―――読書の耐性が長くもつ性格でもないため、ものの数分もすると、
飽きて水平線のほうを、ぼんやり眺めたりしてしまうわけだが。)

………ふ、あ。

(しまいには慎みの欠片もない、大欠伸まで披露するありさまで。)

ご案内:「セレネルの海」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (――波の音が、絶え間無く打ち寄せる。
其の砂浜を、ふと、踏み締める音が微かに聞こえるだろう。
暇を持て余している風の娘へと、次第に近付く其れは
放って置けば、きっと、其の隣にて立ち止まる。)

「―――冒険疲れは、どうやらまだ取れないかな?」

(響く声音が、娘の欠伸を指摘する。
この時間に、こんな場所で見かけるのは珍しい声の主
もし、娘が此方を振り向くなら、何時もと変わらぬ
のんびりとした微笑が、娘を迎える事だろう。

無論、例えば娘の脳裏に、言葉だけを届けて交わした事は在るだろう。
だが、現実にこうして顔を合わせるのは、久方ぶりの事
ふわり、潮風に銀の髪糸が流れ、静かに靡いた)。

リュシー > (海はこんなに広いのだし、誰の所有物でもないのだし。
己以外の誰かが訪れる可能性だって、普通にあるものと思っていた。
けれど、その相手が己に近しい人物である可能性は、
実は意外と少ないのではなかろうか。

砂浜を踏み締める足音には気づいたが、本気でぼんやりしていたらしく。
慣れ親しんだ彼の気配に気づくより、その声が聞こえてくるほうが早かった。)

あれ、………あは、は、……今の、見えちゃった?

(振り仰いだ視線の先に、思い描いた通りの笑顔。
あ、の形に開いていた口許を、遅ればせながら片手で覆い隠し。
もう一方の手を、彼の鼻先へと差し伸ばして)

こっちの姿のほうが、あちこち歩きまわるには便利なんだよね。
ただどうしても、燃費が悪くてさ……、
だけどあっちの姿じゃ、子どもお断りの所は入れないしねぇ。

(結果として、「燃費の悪い」この姿で居る時間が増える。
そんなことを打ちあけながら、更に、彼に差し伸べた掌をひらひらと。
―――手を引いて、抱き起こしてくれたりしないだろうか、という、
あからさまなアピールを試みていた。) 

ご案内:「セレネルの海」にリュシーさんが現れました。
ルヴィエラ > (如何やら、本当に疲れていたのか
或いは単純に、心此処に在らず、と言った風だったのか。
隣へたどり着くまで、全く気付いていなかった様子に
おやおや、と微笑みながら、小さく肩を竦めて見せた。)

「気にする物でもないよ、堅苦しさ等必要な時だけで充分だ。」

(欠伸位、誰でもする物だ、と。
告げて、そして娘へと両手を伸ばしては
娘の手を取り、引き起こしながら――腕の中へと誘おう

以前までは、本来与えた少女の姿を取る事が殆どだったが
自らの力で姿を変えられるまでに成長した今では
どうやら、専らこの姿で居た方が、何かと便利らしい
勿論、彼女曰く「燃費が悪い」と言うのは当然だろう
其の姿で居るだけで、肉体の維持に「燃料」は消費され続けるのだから。)

「……だが、其の姿を取り続ける事が出来る様になっているだけでも
以前に比べれば、格段の進歩とも言えるだろう?
「燃費」については、更に慣れれば、自然と楽にはなって行くだろうがね。」

(幼き姿とは違い、立ち上がっての目線は、酷く近い。
娘の成長を喜ぶのは、父親としては当然の話だからこそ
良く頑張っているね、と、囁く様に娘の耳元で付け足しては。
挨拶の如くに、其の目元へと、触れるだけの口付けを落として)。

リュシー > (堅苦しさ、という表現に目を瞬かせているうち、
伸ばした手を引き寄せられを、自然に浮き上がった身体を抱きとられる。
父とも呼ぶべき彼の懐へ、身を寄せるというよりは、
少しばかり密着の度合いが過ぎるような、完全に預けきった体勢で、
刹那、軽く目を伏せ、満足げな息を吐いて)

そっか。今は、お行儀、気にしなくていい、って?
―――……ルヴィがそうやって甘やかすから、ぼく、
いつまで経っても甘ったれのままなんです、けどぉ。

(本を読むのも、じっとしているのもちっとも得意にならない。
しばらく異国を一人歩きしても、無事帰っては来られたけれど、
振り返れば失敗談だらけのありさまであった、し。

―――それでも褒められて悪い気はしないので、くふふ、とこそばゆげに笑い。
目許に触れる唇の温もりを追いかけて、ちゅ、と小さなリップ音を響かせてから)

……まだ、ちゃんと言ってなかったね。
ただいま、……「ぱぱ」?

(その呼称を選ぶのは、照れ隠しか、それとも。
もっと甘やかせ、という、わがままの表れか。
いずれにせよ、手にしていた本は、己の代わりに丸太の上。
両腕をぎゅっと彼の背に絡ませ、当初、彼に貰ったよりずっと肉付きの良い、
柔らかな身体を遠慮会釈もなく密着させにゆき)

ルヴィエラ > 「―――だが、最終的には帰って来れたろう?」

(勿論、真っ直ぐに帰って来れたとは中々言い難いとは思うけれど
無意味に甘やかしてばかりいるのではないよと、そう告げながら
こうして腕の中へと抱かれるのだって、きっと久方ぶりな娘を
労って、そして、幼子を褒めるみたいに撫ぜて、そして口付けて。

求められるまま、柔く唇同士を重ねては
深まる密着に、僅か悪戯っぽい笑みを浮かべ。)

「―――――お帰り、待っていたよ、リュシー。
私こそ、逢いに来るのが遅れてしまったね。」

(赦して遅れ、と、其の眼前に囁きながら。
口元に弧を描き、緩やかに、重ねた口付けを深めて行けば。
抱き寄せる腕へと、僅か篭る力と共に。
密着を強める其の、「我が娘」の身体を、ひょいと抱き浮かせ

代わりに、己が、丸太の上へと静かに腰を下ろして
同じ目線を重ね合わせたまま、己が腰を跨らせる形の娘へと
もっと、凭れて良いのだと促す様に、掌が背筋を滑り降りて。
――腰裏を、緩やかに撫ぜる。 雌たる其の身体を
燃費が悪いが故の慢性的な飢えを――満たして良いのだと、赦す様に)。

リュシー > ……まぁ、うん、……それは、そうだけど。

(なんとなく歯切れが悪くなるのは、頭の片隅に色々と、
―――それはもう色々と、失敗した記憶が蘇っているからである。
そのあたりはできれば語りたくない、とばかり口を噤んで、
まずは一度だけ、幼子が親にするような口づけを掠め取り。
彼から貰った「色」を混ぜた双眸に、懐かしい顔をいっぱいに映して)

いや、……忙しそうだってのは、わかってたし。
王都にも、店、出したんだよね?確か、…前に、話は聞いてたけど、
――――― ん、っ、

(許すも許さないも、一人で決めて旅に出たのは己である。
彼が表向きの「仕事」で忙しくしているのも知っていた、と、
そう続けかけた言葉の端が、深まる口づけに食らわれてしまう。
潤みはじめた双眸を緩く閉ざし、無意識のうちに舌先を伸ばして、
芳醇な魔力の宿る、彼の蜜を味わおう、と。

抱きあげられて、彼の膝上へ腰を降ろし、スラックスを履いた脚で彼の腰を挟む格好。
たわわに実った胸の膨らみが、腰裏を辿る繊細な手指の動きに、
ふるん、と揺れ撓んだ。
わずかに浮いて、もう一度彼に押しつけたときには、もう、
着衣越しの先端がほんのり、存在を主張しつつあり)

ル、ヴィ……ごはん、ちょう、だい………?
それとも、……ねぇ、やっぱり、……行儀、悪いのは、ダメ……?

(いつ、誰が来るとも知れないような場所で、「ごはん」をねだるのは。
―――――彼の答えをなかば予測していながら、言葉で、あるいは行動で、
なおも許しを得ようとしてしまう。
彼の背から肩へ、首筋から頬へ、艶やかな銀糸の髪を指の間で玩びながらなぞりあげ、
触れるだけの口づけを、彼の目許へ、鼻先へ、頬へ。
それから、紅く濡れた舌先を覗かせて唇を開き―――――彼の応えを待って、
本格的に彼の唇へ貪りつこうか、と)

ルヴィエラ > 「何事も、結果よければ全てよし、と思えれば良い物だ。
戻って来たタイミングも丁度良かった、そう、王都にも漸く店が開いたのだよ。
ハイブラゼールだけではなく、これで、少しは御前の居場所が増えると良いのだがね。」

(まぁ、其の辺りの失敗については、己も詳しくは聞くまい
何事も、そう言う失敗を経て、成長へつなげて行けば良いのだから。
娘が、其の冒険の間に変化した王都や、港町周辺の変化を
果たしてどれだけ把握しているのかは判らぬけれど
おそらくは、娘にとって一番関係の在る変化といえば確かに
王都へと、娼館の支店が進出した、と言うことだろう。

娘の身体を己が上へ、互い向き合い、そして抱き締めあう形は
何時もの、己が娘を存分に甘やかそうとする形。
深まる口付けで娘の舌先を捕らえながら
豊かに実る乳房を、互いの合間で柔く押し潰し、歪ませては。)

「―――……腹を空かせているのに、否と言う筈がないよ、愛しい娘。
何より、其の儘では辛いだろう? ……存分に腹を満たしなさい。
そして――私に、御前の成長を、感じさせて御覧、リュシー。」

(何処かででも、或いは――此処で、でも。
囁き、そして娘からの望みを受け入れながら
娘の腰裏へと回した指先が、スラックスの淵へと指を掛け
――するりと、其の布地を脱がさぬ内から、娘の尻肉へと触れる。

布地等存在せぬかのように、布地の感触と掌の感触を同時に感じ取らせながら
其の感触を太腿へと滑らせて、肌を、愛でて行く)。

リュシー > タイミング、は、うん……そぉ、かな……ぁ、
―――― ルヴィって、やっぱり、過保護だよ、ね……。

(彼が「娘」として懐に入れた者に対する扱いたるや、
己が本当に彼の娘、しかもまだ小さな子どもであるような、
甘ったるい錯覚を抱かせるほど、だ。
実の親から受けたことのない手厚い庇護には、なんとはなし、
面映ゆさを感じずにはいられない。
くふ、と、くすぐったいような表情で笑う、吐息の端を絡ませて、
彼の舌先を、濡れた熱を味わい)

ん、――――― ッん、……気持ち、い……。
美味し……ぃ、ルヴィの、…ちか、ら、………ぁ、はぁ…っ、

(喉を滑り落ちてゆく甘露は、瞬く間に己の身体へしっとりと馴染み、
ほんのひとしずくでも媚薬めいて、胎の奥にじわりと熱を灯してしまう。
もっとも効率的に、贅沢に己を満たしてくれるはずの力は、
けれど口づけでもたらされるだけの量では、逆に空腹を募らせてしまうよう。

彼の胸板で押し潰される膨らみの奥、高く跳ねる鼓動ごと、
硬く尖りはじめた尖端を擦りつけて刺激を得ようとしながら―――
不意、着衣の締めつけもそのままであるのに、生々しい感触が双丘を覆い。
粟立つ肌を尻から腿へ、撫で下ろしてゆく掌の熱に、
落ち着かなげに腰をわずかばかり浮かせて揺らしつつ)

し、きゅ……ズキズキ、しちゃ、う………。
ルヴィ……ねぇ、ルヴィ、――――― もっと、触っ、て……?
もぉ、……すぐ、溢れちゃい、そ、なの……、

(なにが―――――とは、あえて言葉にしない。
ただ、片手を彼の顎から喉許、胸板へと添わせ、其処へきゅっとしがみつきながら、
もう一方の手では更に下、己を満たしてくれるはずの熱を手繰ろうと、
彼の下腹部を探りはじめていた。
ゆる、ともどかしげに腰を揺らした拍子、身体の奥からごく微かに、
けれど、確かに粘つく蜜音が、くち、と零れ)

ルヴィエラ > 「―――……不必要なら、干渉はせぬよ。
だが、そうだね…、……まだ、御前に必要なのは
何よりも、愛される事だと、勝手に思っているのだよ。」

(だから――愛を与えるのだ、と。
我が娘として、其れまで足りなかった物を埋めて余りある愛情を
注いで、愛でて、そして教えようとする。 ――愛されると言う事を。
愛される事を知らぬ者は、愛し方を判らなくなる。
そんな悲しみを、我が子へと抱かせる心算は無い。
父親として我が子を愛する、そんな当たり前の事を、当たり前の様に、だ。)

「―――餓えた状態が、随分と長く続いた様だ。
少し貪った程度では、その場凌ぎにしか為らなかったろう?
此れでは確かに…子宮が、苦しいだろうね。」

(――餓えて、餓えて、漸く齎された蜜を、熱を
娘の身体が、貪欲に貪ろうと――喰らい尽くそうとしている、気配。
寧ろ、こんな状態で良く帰って来れた物だと呟いては
――咎めるのではなく、褒める様な音色と共に、舌先に蜜を乗せる。

太腿を這う掌の感触が、膝裏辺りまでを辿った所で一度離れ
指先が、娘の腰元、留め具を外してスラックスの前を寛げては
――其処から、秘裂を覆う部分までを、すぅ、と指先でなぞると共に
布地の合わせ目を断ち切って、最早脱がずとも繋がれる様にして仕舞おう。

程なくして、娘の指先によって露と為るだろう、威容たる熱塊を
娘の秘裂へ、既に、疼きに満ちた其の孔へと、酷く近づける事と為れば

――焦らし等、する必要も無い。)

「……リュシー…、……飲み干しなさい。
私が御前を愛する様に――御前も、私を愛して御覧?」

(――鼓膜を、心地良く揺さぶる音色。
そうして――掌が、再び舞い上がり、娘の乳房へと触れるなら
其の先端を、くりくりと弄ぶ様に擦り上げ
乳房の芯を、捏ねる様に指を沈めて絞り上げよう。
娘がせがんだ様に、乳房への刺激を明確な愛撫で齎せば
きっと、それだけで。 娘の飢餓感に、スイッチが、入るやも知れず)。

リュシー > ……ぁ、は、………ぅん、ま、だ、欲し、ぃ……。
もしか、したら……ずっと、欲しいまま、かも、―――――

(冗談めかした物言いで、たぶん、己は確認しているのだ。
己がどこまでわがままを許してもらえるのか、愛してもらえるのか。
それもこれも、きっと本質は幼子の駄々のようなもので―――
充分に育った身体でソレをしてしまう、悪辣さに気づいてはいても。

彼の掌が触れるところ、どこもかしこもが炙られたように熱を灯し、
その熱はあっという間に全身へ広がって、子宮が、胸の芯が、甘く蕩けだしてしまう。
俯き加減に彼を見つめる己の頬は、きっともう、熱に浮かされたように紅く。
ちゅ―――と、啜った甘露だけでは足りず、淡い痛みをもたらすほど強く、彼の舌先を吸い立てさえして)

ルヴィ、の……チカラ、は、特別、だもん……。
ぼ、くの、カラダ……もともと、ルヴィ、が……つくった、ん、だし……?
子宮、だって――――― ぁ、ふ……っ、

(そもそも彼の力を源として、形づくられた器であるからこそ。
どうしたって特別強く、求めてしまうのだと思う。
彼に向ける感情はひどく稚拙で、それだけに純粋で――――
どこまでも、貪欲な。

ふ、つ――――――そう厚みもない生地が、彼の指先で容易く断ち切られる。
彼の腕のなかであれば、帰りの心配も、服の気遣いも不要。
震える手指で自ら導き出した、彼の熱の象徴と―――滴る蜜に塗れた、己の秘部とが。
く、ちゅ、と一度、くちづけただけで、痺れるような快楽に腰が慄く。
どちらのものともつかない蜜に濡れた手指を、彼の肩口へ預けて縋り)

ん、―――――― ふぁ、ん、あ、ッあ………は、ひぅう、んッ………!!
ル…ヴィ、そこ、ダメ、ぇ……え、じんじん、して、……っ、
とまん、なくなっ、ちゃ、……… ッあぁあ、あ、っきゃあ、ん………!!

(ず、ぷ、ぐち、っ―――――さしたる愛撫も施されぬままとは思えない、
濃厚な雌蜜でしとどに濡れた肉襞が、彼の雄を、脈打つ威容を容易く受け容れ、
ねっとりと捕えて締めあげながら奥へと引き摺りこんでゆく。

はだけたシャツの合わせ目から、零れ出つつあった乳房が大きな掌に包まれ。
張り詰めた肉毬を揉み搾る動きとともに、硬く尖った先端を嬲られれば、
堪え切れずに高く掠れた声を放ち、彼を飲み込んだ胎奥から夥しい量の愛液が溢れ出す。
自らのうねり戦慄く反応で泡立たせ、練りあげた蜜を彼の砲身へ塗り籠め、
対価とばかり彼の熱を、より強いチカラの源を、と、奉仕めいた漣が幾重にも、
容赦なく彼を押し包み、食い締め、吸い立てよう、と。)

ルヴィエラ > 「―――なら、愛してあげよう。
際限など無い愛を、御前に。 ……何時までも、ね。」

(――果ての無い愛情を。
親子としての愛情と共に、雄と雌としての愛情をも。
人間の倫理観では到底赦される筈も無い歪みとされる其の在り方は
けれど、魔たる己には決して当て嵌まりはしない。
愛して欲しいと請う者が居れば、与えずには居られない
其れが、己が魔たる証、なのだから。)

「確かに、其の身体は特別製だがね。
其の本質は、今や私が創り上げた時とは変わりつつある。
――御前の心に、魂に、相応しい形へとね。
勿論、私が創り上げたのだから、「伸びしろ」は充分に用意したがね?」

(まるで、娘の「意思」こそが、身体を、子宮を
己へと捧げ、己を貪る為に進化させているのだと言わんばかり。
無論、其れは責任を転嫁する物ではなくて、単純にからかう調子では在るけれど。
そうやって、より一層強く望まれる事へと、穏やかに微笑んでは。

――触れる蜜口、粘膜の狭間。
熱塊を、余りにも容易く飲み込んでしまう粘膜のうねりにて
決して融け堕ちてしまう事の無い威容たる存在を、脈打たせながら
粘膜を雁首でこそぎ落とし、娘が腰を落とすほどに
下腹を淡く浮かせる熱量を、奥へ、奥へと押し込んで。

きっと、程なくして。 熱塊の先端が、娘の奥底へと辿り着く。
ぽってりと張り詰めて熟れた肉の輪を、容赦なく拉げさせる鈴口が
とろりと溢れさせた透明な蜜で、娘の粘膜をじわりと焦がして。)

「おや、止まる必要が在るのかな?
さっきから、触られたがって、ずっと押し付けていた様に見えたんだがね。
幼い姿と違って、充分に成熟した身体では…、……感覚も、違うのだろう?」

(彼女の胎の中で、尚も熱塊が膨れ上がって行く。
必死めいて絞り上げ、熱を貪ろうとする彼女自身に応えるかの如く
其の身に刻まれた性感帯の事如くを、熱塊が出入りするだけで掻き乱されるだろう
合わせて揉み絞られる乳房に、次第纏い始めるのは子宮とは異なる疼きか
乳腺を捏ね上げれば其の悦が、脳髄に、そして子宮に伝播し、共鳴する。
身体の疼きが二重三重となって発情へ繋がり、餓えた身体を一層飢餓感に苛んでは

――其処に、誘惑が響く筈だ。
耳元へと触れる唇が、鼓膜へと直に注ぎ込む甘い声音が
刹那、心を、或いは魂までをも絡め取ろうと、する、か。)

「……また、孕んでみるかな、リュシー。」

リュシー > (彼がこの器を形づくり、己がこの器を受け容れることで、
己の器と魂とは完全に結合した。
―――――ある意味、己と彼とは共犯者のようなもの。

どこまで行っても決して切れない繋がりを通じて、
囁き落とされた誘惑の蜜に、今の己が抗う術はあるだろうか。

いつしか、視界は宵闇のなか。
この交わりの顛末は、二人だけが知る―――――。)

ご案内:「セレネルの海」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」からルヴィエラさんが去りました。