2019/02/10 のログ
ご案内:「セレネルの海」に月永遠花夕さんが現れました。
月永遠花夕 > 「はっくしょん!!」

ここらでとれる希少な貝をとりにきたのはいいのだけれど、暗闇で足をとられて水面にダイブする事になってしまった。
なんでこんな夜更けにって言われるのはそうなのだけれど、夜に光るタイプの貝だから夜間帯でしかなかなか取りにくいんだよね。普段はこのあたりに自生する二枚貝そっくりで判別もつけにくいし。とりあえず、この寒さ、体を冷やしては本当に死んでしまう。とりあえずこのびしょ濡れの着物をなんとかしよう。ボクは着物を脱ぐと背後にある岩へとおいて上から重そうな岩をのっけた。だってさ、ここから裸で帰るはめになるとかそういう最悪な状況はさけたいからね。よし、これで濡れた着物は脱いだから若干マシにはなった。濡れた着物で体温を奪われるのは裸より質悪いからね。
ボクは近くから流木を回収してくると木をけずって繊維状にして火打ち石を打ち、その火花で繊維状にした木へと火をつけた。弱い火を手で包むようにして、小さく息を吹きかけゆっくりと大きくしていく。

月永遠花夕 > 「うー寒っ。寒っ」
くべた流木からパチパチと火の粉が躍り出てボクの体を橙色に染めていく。ゆっくりと体はあったまってくるのだけど、温かいのは火にあたるところだけで、その反対はすごく寒い。うん、早く服が乾いてくれるといいんだけどな。