2018/09/16 のログ
ご案内:「セレネルの海 岩場」にボブさんが現れました。
ボブ > (釣道具を手に岩場へとやって来た男は手ごろな岩を椅子代わりにして腰掛ければ、海へと釣り糸を下げて
とりあえずは目の前に広がる広大な海の景色を見ていく)

「今日は見事に秋晴れといった感じかな。
もうそろそろ夏の暑さも失せてきて、魚たちも脂が乗り始めてきてる頃だろうから、しっかり釣り上げたいよな」

(釣果を期待する言葉を吐きつつも、釣りはそれこそ運次第と自覚もしている男は坊主…釣果無しでもいいような
心構えだけはして置きつつ、手に持つ釣竿の反応に敏感に反応するように手のひらに意識を向けていっていく)

ボブ > (釣り糸を下げ、ある程度の釣果を得た男、その釣果の中でもまだ発育が至っていない小魚に関しては海へと戻していき)

「結構釣れたもんだな。 ここは意外と穴場なのかね?
あまり他人とかにバラさずにしばらくはこの場所は秘密にしておくか。」

(1人分よりは少し多い1・5~2人分程度の釣果を手に男は自然と出る鼻歌混じりに岩場を後にしていった)

ご案内:「セレネルの海 岩場」からボブさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海 浜辺」に光流さんが現れました。
光流 > 明かりの無い夜の砂浜で、何者かの影が動く。
―――正体は、東方の鬼。
ミレー族に与する"彼"は、彼らを守護するだけで無く、何でもやる。

砂浜に置かれた荷。
これは人の目を掻い潜るように接岸した小舟が、置いていった物。
それを遠くから観察し、小舟が大海へ戻ったのを見届けて鬼が来たというわけだった。
ミレー族の里に大々的に商品を送り出すことはできない。
だからこそ小舟を雇った商人と、ミレー族の里の遣いとなる鬼の取引は、密やかに行われる。

「ん……月明りが足りねぇな。夜目がいまいち……。」

ぶつくさ言いながら、鬼は箱を開け、中身を確認する。
魔導書、魔晶石、薬、その他諸々がぎっしりと。
里は自給自足を目指しているが、どうしたって手に入らない物は出てくる。
それが里を護る結界を張る為に必要であったり、省くことはできない。
全ての品物を確認するには骨が折れそうだが、最低限必要な物が
きちんと希望通り揃っているか、鬼は闇の中で目を細めながら確認する。
それは事情を知らない者が見れば、奇怪な様子だろう。

光流 > 一通り里が求める品物が揃っていることを確認し、鬼は箱を持ち上げる。
ずしりと重たいが、か弱い女子でも無し、弱音は吐かず。
心なしか砂浜を歩く足は、こっそりと、裏取引ならではといった様子で。

―――こうして、鬼は里の遣いを無事果たしたのであった。

ご案内:「セレネルの海 浜辺」から光流さんが去りました。