2018/08/26 のログ
ご案内:「セレネルの海」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 青白い月の光が漆黒の海面を照らしている。
寄せては返す波の音ばかりが聞こえる海辺に、小さなテントが張られていた。
そばには火を焚く男が一人――海を、あるいは火を、眺めるでもなく眺めているようである。
砂浜に敷いた布の上に座り込み、言葉を発することなく、見ようによっては瞑想しているようにさえ見えた。
「……――」
無言のまま仰向けになると、視界が一気に星屑に染まる。
瞳に映る星々を、これまた見ているのかいないのか――呆けたような表情である。
しかし、眠っているというわけではない――
■エズラ > どのくらい、夜空を見上げていただろうか。
闇の中に煌々と照り輝く満月には、嫌でも視線を誘導されてしまう。
そのうち、周囲に煌めいているはずの星明かりが徐々に視界から消えていくような錯覚――
「……――」
気付けば、静かな寝息が聞こえてくるのであった――
ご案内:「セレネルの海」からエズラさんが去りました。