2018/06/10 のログ
■ブレイド > 潮風に吹かれてひと心地。
気がつけば少しうとうとしていたようで。
このまま眠ってしまうのもなんだ。
風邪をひく前にかえるとしよう。
ご案内:「セレネルの海 洞穴」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 「ええい、ったくしつこい野郎めッ……!」
夜の波間に揺れる小舟――船上の男が悪態をつく。
小さな灯火を餌に夜釣りを楽しんでいたが――触手を有した海魔を呼び寄せてしまったのである。
海中から強襲してくる海魔を櫂で殴りつけ、ひるんだ隙に岸へと漕ぎ出すのだが、すぐにまた舟に触手を伸ばしてくる。
放っておけば海中に引きずり込まれかねないので、また殴りつけ――
そんな小競り合いを繰り返しているうちに、舟はどんどん岸から離れていく。
「ったく、流石にヤバくなってきたか――」
本格的にこの海魔と戦う必要があるだろうか――
そんなことを思案しつつ、再び櫂を振るう。
ご案内:「セレネルの海」に紅月/コウゲツさんが現れました。
■紅月/コウゲツ > ーーーぱしゃん、ぱしゃん、ざぱっ!
半ば秘密基地状態の入江から、海上に光が見えた。
「夜釣りかなー」なんて、人魚たちと笑い会って居れば、その光が不自然に揺れる。
宵闇の中をじっと見詰めれば、人ならざる瞳は妙な影を捉える…どうやら海魔の襲撃を受けているらしい。
…それだけであれば、助けるか、迷った。
「……、…あいつぅっ!」
あの触手、は…以前、海底遺跡探ししてた時に急襲してくれちゃった奴ではないか。
「此所で会ったが百年目ぇええ!!」
再戦のチャンス、到来。
その場に喚んでいた若い海龍に飛び乗り、人魚を伴い小舟に向かう。
小舟の男から見れば海魔と海竜に挟まれたように見えるだろう…しかし、海竜が触手に噛みつけば敵ではない事がわかるだろうか。
そして、同時に…海竜から小舟に飛び下りる紅の髪の娘。
その頭部には、紅の角。
「…ごめんね?
コイツ…私にくれないかなぁ?
冒険者において横入りはマナー違反だとは思うんだけどさぁ…ちょぉ~っと、借りがあるんだよねぇ」
男を庇うように背を向けたまま、そう話しかけようか。