2018/01/20 のログ
ご案内:「セレネルの海 洞窟」にアンリさんが現れました。
アンリ > 「ちぇー………失敗か。」

濃い青の髪をさらりとなびかせて、舌打ち交じりにふん、と鼻を鳴らす女魔法使いが一人。
魔界とつながるゲートが洞窟の一つとつながっているという噂を聞きつけ、真相を調べるために足を運んだのであるが………


海賊の恰好を僅かに残し、カトラスを構えたスケルトンに四方八方を囲まれ、溜息を一つ。
どうやらここは海賊のアジトだったらしい。
怨念や執念、呪いの類は感じ取れるが、魔族の匂いは殆どしない。
どうやら、外れのようだ。

「………私とやりあうのはー、お勧めしないけどー?」

スケルトンに聞く耳があるはずもないが、ふん、とどや顔で決めてみる。

アンリ > 「ぬひゃぁっ!?」

問答無用で切りかかられて、悲鳴を上げて回避。
頑強な身体を持っていても、流石に刃物で切り付けられれば痛い。死ぬことは無いけど痛い。

「こん、の、バカっ!!」

どりゃぁ、っと杖を遠心力をぞんぶんに生かして、頭部を薙ぎ払えば、すこん、っと頭蓋骨がすっ飛んでいき。

それがゴングかのように、乱戦が始まる。

アンリ > 「どりゃーっ!!」

右腕を存分に振りぬき、手元の石を力任せにぶん投げて、2体を潰す。
更に左腕に炎をまとわせ、周囲を薙ぎ払う。

圧倒的な力を振るい、スケルトンを蹴散らしてどや顔を決める。
こいつ1回に1度は油断してるな。

「何よ何よ、根性無いわねぇ。……私を刺せるような奴はいないの? 骨があるっていうか、いやまあ骨はあるんだけど。」

オラオラ、とスケルトンを挑発までする余裕を見せつける。
誰も聞いてくれないけど。

アンリ > 「なばっ!?」

ざっくりと後ろからカトラスで刺されて、妙な声が出る。
いや、致命傷には至らぬけれども。けれども。

「………いだーーーーーっ!!!」

洞窟中に悲鳴を響き渡らせながら、びょーん、と高々と飛び跳ねる魔法使い。
絶対殺す! 絶対スケルトン殺す! 死んでるけど!

ご案内:「セレネルの海 洞窟」からアンリさんが去りました。