2017/11/20 のログ
ご案内:「セレネルの海」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (穏やかに打ち寄せる波音ばかりが響く、静かな初冬の浜辺。
浜に面して、黒々と口をあける小さな洞窟群のひとつから、ひょこりと白い顔が覗く。
駆けっこにはまったく不向きだったドレスの裾を持ちあげ、よいしょ、と
少女らしからぬかけ声を洩らしながら湿った洞穴を抜け出し、
白く広がる砂浜の左右を、そろり、そろりと眺め渡して)

――――やっと、諦めた、かな。

(呟いて、溜め息をひとつ。
父の放った追っ手であろうけれども、なかなかに目敏く、そしてしつこい。
いったい己ひとりを連れ戻す為に、いくら支払っているのだろう―――
そんな金があるのなら、さっさとどこかから養子でももらってきて育てれば良いのに、とは、
あるいはいずれ直接、父親に言わねばならないことかも知れないけれど。)

ご案内:「セレネルの海」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (点在する洞窟の一つ一つを全て探索し、確認するのは中々に苦労する所業だろう
其の内の何処かには盗賊が居座っているかも知れぬし
或いは海の、とも限らない何らかの魔物の住処となって居るかも知れない
何れにしても、周囲に人気が無いのであれば、確かに追っ手は上手く撒けたのだろうか
ただ、彼女にとっては残念な事に――在る意味でもっと性質の悪い視線が
既に、背後の洞窟、其の暗闇から覗いている、と言う事か。)

―――……キミもまた随分と苦労している様だ。

(響く声音、其れと共に。
少女の身体を背後から絡め取る様に、両腕が伸びる
暗闇と言う水面から、姿を表す魔性の存在
触れられるだけで其の身には、甘き毒と成り果てる
そして、次に響く言の葉は、何処かのんびりとした声音ながら
其の耳元で、至極近くで鼓膜を震わせる。)

そろそろ、動き易い衣服を揃えてみたら如何かな?

リュシー > (ともあれ、追っ手を撒くことには成功したようなので、ひとまず移動しようか、と、
思いはじめた頃合いのことだった。
這い出てきたばかりの洞穴の暗がり、その奥から伸びてきた誰かの腕が、
背後からの声に己の鼓膜が反応するより早く、この身をがっちりと絡めとる。
着衣の上から、しかも、まだ特段際どい部分へ触れられているわけでもない。
なのに、抱き竦められてその体温を、気配を、背中へ感じただけで―――
ぞくん―――と、身体の芯が甘く震える。)

ひ――――ぁ、…あ、んぅ、…ッふ……!

(ざわり、背筋が、うなじが粟立ち、吐息交じりの囁きを吹きこまれた鼓膜から、
脳髄までが熱っぽい痺れに侵されてゆく。
細い胴回りを捕らえた彼の腕へ、咄嗟に両手を添わせたけれど、指先は既に震えて力が入らず。
強張る頬も、くちびるも、不自然なまでに赤みを帯びて。
不意打ちで覚醒を強いられた官能に、一瞬、気の遠くなるような感覚すら味わいながら、
は、と掠れた吐息を空へ散らし)

………い、っとく、け、ど……、あ、んたに、買ってもら…う、気は、ない、からね……。
う、ごき、やすい、とか、……どうせ、露出の高いの、とか、見立てて、くれちゃう、だろ、ッ……。

(そういう方面での信頼は、欠片も芽生えていないらしい。
なす術もなく引き戻された、彼という名の闇のなかで、
肩越しに振り返ろうとする眼差しさえ、もう、淡く潤み揺らいでいるくせに。)

ルヴィエラ > (腕の中で甘く震える少女の姿を
優しく愛でる様に掌が、そっと其の下腹に遅れて沿った。
其の一瞬で、其の吐息には熱と艶が帯びて行き
潤む瞳が己の存在を意識して振り返るなら、其の瞳に人ならざる紅を重ねよう
響いた言葉に、くすくすと穏やかに笑んで見せながら。)

―――其れが希望だと言うのなら、その様に見繕っても構わないがね。
動き易さを求めるならば、多少布地が薄くなるのは当然の帰結だろう?

(決してそんな事は無い――とは思うのだが、美的感覚と言う物は個人差がある
其れに、娼館で露出の多い衣装ばかりを目にさせた分、印象が強いのやも知れない
だが、何にしてもこうして逃げ隠れをする身ならば、動き辛いドレスばかりは難儀の筈だと
考えて見る様に、改めて提案を告げては――まるで挨拶めいて、其の首筋へと唇を寄せ
其の白い素肌へと柔く口付け、吸い上げて、微かな筈の悦を齎そう
――けれど少女の身体ならば、其の悦さえも毒めいて駆け巡る。
脳裏へ、そして、胎の奥底へ、旋律めいた甘さが奔り抜けるなら
たった其れだけの事で。 官能の引き鉄が、引かれてしまう、か)。

リュシー > ぁ、………や、だ、手、降ろ、す……な、ッは、ぁ……、

(大きな掌がゆっくりと、己の下腹へ這い降りてゆく。
あくまでもドレスのうえから、直接肌に体温が染みるほど、ではない筈なのに、
身体のずっと奥、みずから触れたことのない、けれど彼は幾度も触れている場所が、
呼吸もままならないほど、酷く熱を孕んで疼きはじめる。
制止の声を洩らしながら彼の腕を掴み締めようと指先に力を籠めたけれど、
闇の中でなお、鮮やかな紅の双眸に絡めとられてしまえば、腰から下が更に震え出す有り様で。)

き、ぼう、なんか、してな……ぃ、何、聞いて、ん、
…つ、ごう、よく、聞き違え、―――― ん、ぁあ、っ、ひぅ、う……!

(彼の趣味なのか、単純に客を誘うためのツールのひとつなのか知らないが、
とにかく、彼の雇う娼婦たちの服装を見れば、とてもではないが安心して任せられはしない。

だから要らないって、と喚き散らしてやりたかったのに、―――首筋に、甘い痛み。
なめらかな白い肌へほんの微か、一瞬の後には消え失せてしまうかも知れない程度の、
淡い朱を刻まれただけで―――仰け反った喉から、高く、声が。
がくん、と腰砕けに、彼の腕が絡まっていなければ、その場へ尻もちをついてしまいそうに。
下腹へ添わされた掌には、きっと、どくりと際立つ拍動が感じられた筈。
己の意志など置き去りに、蜜壺と化して蕩け始めた胎の奥から、とろり、とろり、
堪え性のない蜜が滴り落ちようとしていた。
慌てて目を瞑り、唇を噛んでやり過ごそうとしてみる、ものの―――
そもそも、彼の腕の中から逃れ出てしまわなければ、衝動は一度では済まない、に決まっている。
か細く震えた声が、止めて、と呟いたのは―――聞こえたか、どうか。)

ルヴィエラ > (ただ、柔らかく撫ぜるだけ。
ただ、其れだけの事が、けれど彼女にとっては致命的なまでに引き鉄となる
深く呼吸をするだけで、腹筋へと力が篭るだけで、胎奥へ灯る熱が強さを増し
熱を増せば一層疼きを強める胎奥が、次第一度目の拍動に続いて、どくり、どくりと。
掌の下で、蕩け出した雌の証が、目覚めた様に蠢き出して行くのを

きっと、彼女はもう知っている筈だ。
一度この腕に絡め取られれば、逃れられはしないのだと。)

ふふ、自分で揃えるにしても、選ぶまでは大変な筈だ。
必要なら、館の衣装を試着して、色々と具合をみても構わないのだがね。

(元より、娼館に措いて彼女の出入りは未だに自由なままだ。
無論、娼館らしい衣装が多いのは間違いないが
衣裳部屋を利用して、着心地や具合を見ても構わないと伝えては
――同時に、するりと、其の衣服を留めていた紐が解かれ
ドレスが、ゆっくりと脱ぎ落とされようとするのが、感じられるだろう。
止めて、と、細く紡がれた声音は、洞窟の闇に紛れて、波の音に紛れて
其の願いが届くよりも、きっと、其の前に――下胎へと沿う掌が
熱に咽ぶ子宮を捉え、柔く揺さぶって愛で起こし、一線を、容易く越えさせる。

其の瞬間に、疼きは子宮に留まらず、両翼までにすら伝播して
先とは又異なる衝動までもが熱を増して行くのを、感じ取らせるか)。

リュシー > ん―――――ッは、……ぁう、ん、く………っ、……や、ルヴィ、―――――

(どくん、どくん、一度目覚めてしまった器官は、己の、ではなく、
彼の意のままに、彼の掌が、指先が命じるままに、艶めかしく拍動を繰り返し、
熱く煮え滾るような蜜を見る間に泡立て溢れさせ、戦慄く隘路を肉の鞘へと変えてゆく。

ソコ、が虚であることを、満たしてくれる肉の剣を求めていることを、
否応なく思い出させられてしまう。
彼は未だ、衣装のことなど気安く話しているけれど――――己のほうは、もう、それどころではなく。)

…だ、から、要らな―――― ッあ、… あ、や…だ、脱がせ、な……、
――――― ひ、ッん、ふぁ、んぁああ、あ、ア………!!

(己の身と彼とを隔てる、唯一の頼りであったものがするすると、
まるで闇に溶け落ちてゆくように―――彼の魔力で創られた、白い裸身が露わにされて。
あまりにも脆弱で、あまりにも快楽に脆くて、あまりにも、淫蕩な身体が。
彼の掌に宿る熱、指先の繊細な動きに揺り起こされ、本来、持ち合わせていなかったはずの本能を目覚めさせる。

強靭な雄に、奥深く貫かれてしまいたい。
ぬかるむ蜜壺の最果てをこえて、子を宿すべき神聖なる領域さえも。
熱い、濃厚な白濁を、お腹いっぱいに飲み干して―――――生まれ落ちるであろうたまごすら、
滅茶苦茶に犯されて受精する、あの絶望的な快楽までを味わわせて欲しい。
ひくり、ひくり―――閉ざされているべき秘められた花びらが、物欲しげに震えている。
寄せては返す波音が、そこから零れ落ちる愛液の滴りを―――その、はしたない濡れ音を、
彼の耳から遠ざけてくれるだろうか。)

ルヴィエラ > ―――……リュシー、未だに快楽が、怖いかな?

(――其れまでの、衣服の話を止めたのは唐突で。
そして、己が名を呼ぶ少女へと向けて、一つ別の事を問うた。
与えられる事を、未だに恐れ、拒むのか、と。
決して其れを咎めるべくしてではなく、純粋に、今もって其の心の内を問う様に。
脱ぎ落とさせてしまう衣服は、足元で砂の上に華の如く広がり
包まれていた其の白い裸身を、再び腕の中へと擁けば
其の頃にはきっと、少女の背中に触れるのは、普段見るローブの布地の感触ではなく
同じ裸身から伝わる、鮮明な体温。)

……おいで、リュシー。 ……快楽ではなく、私を受け入れなさい。
……私が愛でるのは、決して其の身体だけではないのだから、ね。

(それは、きっと誘惑染みた甘さを帯びて、響く。
耳元へと掠める唇、次の瞬間、其の身体をくるりと此方に向き直らせては
両腕を其の背中へと回し、其の体躯をゆっくりと抱え上げて腕の中に閉じ込め
――両脚を、開いてしがみ付くようにと、促すだろう。

発情と本能とを目覚めさせられて、熟れて行く其の秘裂へと
押し当てられる、子宮よりも熱い、雄のかたち
腕の力を僅かに緩めれば、或いは僅かでも其の身体を落とされれば
最早逃げ道すらなく、待ち受けているだろう圧倒的な蹂躙の瞬間。
堕落への宣告染みた其の感触を、じっくりと、実感させながらに見詰める少女の瞳に

――相変わらずの、穏やかな微笑を映しては。

其の瞬間、口付けを果たしてしまう、か。
己から貫き、奪う形ではなく――焦がれる少女の子宮が自ら降りて
熱塊を、迎え入れてしまおうとする、淫靡な形、で)。

リュシー > (怖いか、怖くないか。
二択で問われれば、それはやはり、もちろん、怖い、のだ。

きし、と奥歯を噛み締める音、俯いて視線を逸らし、瞳に宿る揺らぎを悟らせまいとするけれど。
抱きこまれた懐の、もはや互いに一糸も纏わぬ、素肌同士が触れ合っていることに、
幼子のような安堵すら憶えもするくせに―――本能的な恐怖に震えてしまう、
それもまた、確かに己自身が抱いている感情なのだ。)

――――こ、わいに、決まっ、て……
や、だ、やだ、よ………あ、んたが、いちばん、こわ、い……、
だって、…だ、って、ぼく……ぼ、く………は、―――――

(拒絶、というのとは、少しだけ違う。
けれど己のなかにはどうしたって、彼に対する恐怖が、そして、
雄を受け容れてしまう、白濁に溺れて喜んでしまう己自身に対する恐怖が、
きっと決して、拭い去れずに残ってしまうのだと思う。
彼に対するそれは、畏怖、と言い換えてみても良い。

――――この身体が雌であるのは、彼がそう、つくりかえたからだ。
生まれ持った性別とは真逆の、―――その性を、受け容れたつもりになっても、それでも。
怖いのだ、と―――――震える声で訴えながら、けれど己の身体は、
彼に促されるまま、その腕のなかへ、懐へ、取り縋るように向きを変える。
ぎこちなく闇を掻いた脚は、おそるおそる、彼の腰へ絡みついて。)

こ……わい、ルヴィ、エ、ラ、怖い、ッ………、
ぼく、……あ、ぁ、こんな、熱い、の……… だ、め、
…我慢、でき……な、――――― 堕ち、ちゃ…う、堕ちちゃう、いやぁ、っ………

(濡れそぼって綻んだ秘裂へ宛がわれる、雄の、肉の剣。
その切っ先へ触れただけで、柔らかく熟れた肉襞が歓喜に咽び、
自ら飲み込もうと、喰らいつこうと、淫らにうねり、蜜を滴らせてしまう。
はじめてではないからこそ、いっそう生々しく、心を鷲掴みにする恐怖。
拒絶ではなく、嫌悪でも、憎悪でもなく―――もっとずっと原始的な、恐怖を。
声を限りに訴えながら、それでも己の身体は、彼を深く迎え入れるべく、じわじわと沈み始める。
拳に握った両手で、力なく彼の胸板を叩く仕草は、抵抗というよりも甘えか。
仰け反った喉から、声にならない悲鳴を、あるいは嬌声を、洞穴の暗がりへ反響させて―――

ず、ぷ、ぐちゅ、ん。
卑猥な蜜音とともに、割りひらかれた淫花が、彼の雄を飲み込んでゆく。
吸いつき、絡めとり、揉み扱きながら奥へ、もっと奥へと―――はしたなく、腰を前後させて。
抉じ開けられる、切りひらかれる感覚すら享受しながら、
蕩け落ちたように甘く濁った瞳から、透明な雫が、ひと粒、ふた粒。

やがて彼の切っ先が、子宮へと続く扉をノックしてしまったなら、
―――最初の絶頂が、小柄な体躯を駆け抜けて脳髄を白く焼き尽くすだろう。
溢れる雌蜜が結合部を濡らし、蕩けさせ、狂喜する肉鞘はますます熱烈に、
己を刺し貫く雄の威容にむしゃぶりついて、奉仕じみた痙攣を繰り返す、はず。
勿論、それが終わりであるはずもなく―――――。)

ご案内:「セレネルの海」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」からルヴィエラさんが去りました。