2017/08/16 のログ
ご案内:「セレネルの海」にチルユキさんが現れました。
チルユキ > 強い日差しから逃げ込んだ岩場の影、で。
何時の間にか眠り込んでいたらしく、夜風が冷たくなる頃漸く目を開く

「魚………」

ぱしゃり、と遠くの方で水面から跳ねる姿が見えた。
乱された水面が幾らか宥められる頃、空にある物が反射して見え。
茫洋と眺めていたがやっと岩場から這い出す。

チルユキ > 踏みしめた先は海の一歩手前。
ワンピースの裾を軽く揺らして捲り上げ。
岩場に腰を下ろし直す。
釣り糸でも垂らすように下ろした足の親指に触れる水温は生温い。
じゃぶりと音を立てて足首までを浸からせる。
足首を避けて波が道筋を作るのを眺める。

魚を獲っても飢えは満たされない、し
これに食いつくものがいれば其れは命が危ない類に、違いない
ひとは、食いつかないんだろ、

「……――――」

只の足洗いになりながらぱしゃりと水を跳ねさせる。
欲求の大半が食欲だから、飢餓に駆られてなくても其れが、行動と思考基準になりがちな。手慰みに水面を打つ、

チルユキ > ――其れも飽きる、と。
また少し眠気に巻かれ始める。
食べるか寝るか、の二択になりがちで、流石に如何かと感じるけれど。ぱたりと横になった先、砂地の方に立つ木と木の間、に。風の糸を繋ぐ。――――足首程の高さ、に。

罠を仕掛けて誰か掛からないかと 待ち伏せに出る、が。
うとうとと頭は揺れ、

チルユキ > ぱたりと岩場に伏して眠り込む。
風の術もやがては解けて潮風に紛れ、

ご案内:「セレネルの海」からチルユキさんが去りました。