2017/07/25 のログ
ご案内:「セレネルの海 桟橋」にエズラさんが現れました。
エズラ > 涼しげな潮風の吹く夜――セレネルの海に突き出した桟橋。
その端っこにランタンを置き、闇深い海面に釣り糸を垂らしている男。

「……釣れねぇな……――」

仕事終わりにぶらりと立ち寄り、あわよくばと一時間ほど前に座り込んだが――釣果はなし。
いっそこのまま帰ろうか、いやしかし、と思考はループする。

「……ま、いいか、もう少し――」

ぼんやりとした明かりの中、静かな時間が過ぎていく。

エズラ > 「おおっ……きたかっ……!」

暗い水面は見えないが、手元に釣り糸を引く反応が。
瞬間、釣り竿をしならせ、一気に釣り上げる――糸の先端には、手のひらよりも小さな魚。

「……あ~、こりゃダメだな、ったく――」

流石にこのサイズでは腹の足しにもなりゃしない――
器用に魚の口元から釣り針を取り、暗い海面へ放る。
そして道具一式を肩に担ぎ、ランタンを揺らしながらその場を後にするのであった。

ご案内:「セレネルの海 桟橋」からエズラさんが去りました。