2017/07/08 のログ
ご案内:「セレネルの海」にカナンさんが現れました。
カナン > 両手をズボンのポケットに突っかけて目的も無く歩く道。
足元の感触が砂に変わると、片手を取り出して靴のかかとに差し入れる。

裸足になって、不明瞭に闇に溶け込む砂地を 千鳥足めいて歩き

カナン > さくり、さくり、と。残した足跡が風に崩されて掻き消されていく中。
粗削りの岩場にたどり着き、一番手前の低いものにひょいと腰を下ろす。
裸の足には時折温い波が打ち寄せて砕ける中、靴を隣に置いて、左腰に提げたナイフを抜き取る。

「これ…… 火の刃を付ければいいやって思っていたけど…。
毒を塗ったりしても良いのかなあ…」

人差し指の腹を刃の側面に押し当てる。
一粒、ぽつりと膨らんだ血玉が刃先を流れ、刀身へと吸い込まれる。銀の刀身が鈍い赤へと色を変え

カナン > 「うん、中々タチの悪そうなナイフだね。」

褒め言葉。一粒位の量では少し痺れる位になりそうだが、増幅効果があるならどれほどの物か。

効果となれば植物岩では試すことももちろん出来ず、ちらと周囲を見渡して見る。――――海と砂ばかり。

カナン > その内に刀身の色も元の色に戻る。
時間制限もあるのか、何なのか。

指先をちらと舐め、ナイフを鞘へと差し戻す。
何時の間にか長居をしてしまっていて、小さくあくびを零し