2017/02/11 のログ
ご案内:「セレネルの海」にグレヌアンギュさんが現れました。
グレヌアンギュ > セレネルの海に面した海岸に広がる白く美しい砂浜
今は夜の帳が落ちて幾分台無しにはなっているが、月明かりや星の光に照らされて白い砂浜は仄かに輝いてさえ見る、そんな砂浜の傍に潮の満ち干が生み出した偶然か砂浜に似合わないゴツゴツとした岩場と、岩場に囲まれるようにして大きな潮溜りができていた。

よく見れば小さな魚も泳いでいない、イソギンチャクの類もいない、よく整備された小さなプールのような大きな潮溜り、其処にはそれらの代わりに幾つか貝類が周囲を囲む岩場に張り付いており、それが時々蠢いているくらいで、一見して其処にはそれ以外の生物が居ないように見える……しかし……。

しかし、其処には魚やイソギンチャクなどの生物とは比較にならないくらい危険な生物が巣食っていた。これもまた偶然なのだろう、普段なら浅瀬で泳ぎ蠢く魔物の類。それが今宵に限っては潮溜りで群れて泳ぎ、時折月明かりにその半透明な表皮を煌き輝かせ泳いでいる。一見して硝子細工か水晶を削って作った無骨なウナギかヘビの細工物に見えるその魔物の名はグレヌアンギュ。冒険者であれば何度も耳にする名であり、初心者は手を出すな、特に女は止めておけ、と警告されるモンスターでそれでも初心者が狩ろうとして後を絶たない何とも危険な初心者殺しのモンスターである。その性質はきわめて単純、肉体的にも脆く、その半透明身体に唯一見える赤い球体は一時的な魔力の増強剤などになる為高値で取引され、それを卵と知る好事家達はメイドや奴隷を絡ませて楽しむ為に高値で買い取る、いわば危険と隣り合わせであるが中々に価値的にレアなモノで、今宵は誰もが触れることの出来る潮溜りに集まっているようだ……。

だが、脆弱な魔物でも侮る事なかれ、グレヌアンギュと名前こそ何かの花の様で弱弱しい響きの名ではあるが、彼らは常に産卵のための苗床を探している。その水辺に無用心に足を踏み入れて、遊ぶ哀れな犠牲者を待ちわびているのだ。

ただ魔物意外には幸運な事に寒い時期である。
温かな海水が流れ込む温水のようなその潮溜りだとしても人が近づくには少し季節はずれで、近寄るものはいるかどうか……

ご案内:「セレネルの海」にディアナさんが現れました。
ディアナ > 海岸にある漁村、そこで発熱と嘔吐、下痢、腹痛を伴う病が流行っている。。
しかし、漁村には貧しく医者にかかる金もない者も多い。
漁村の者の縁者が患者の中におり、どうか、と頼まれて夫婦は快諾した。
しかし、夫には手術を待つ患者がいるため女医は一人で遠い場所へと往診にきていた。
幸いにも、適切な薬を飲んで水分をしっかりととれば大事には至らないものと分かり、漁村の人たちは安堵していた。


「やはり、冬の海辺は寒いわね…。」

夜の砂浜、海風にスカートを揺らしながら女医は一人歩いていた。
吹き付ける風の冷たさに、出てきたことを少し後悔する気持ちが沸くが、夜の海だからこそ採れる薬や魔法の素材というものもある。
仕事が忙しく、海にまで出かける機会も少ないからとこうやって深夜の海へと足を運んだわけだった。
ざぁ…ざぁ…と寄せては返す波の音は、森育ちの女医にもどこか懐かしさを覚えさせる音色。
明かりのない夜空は、一段と美しく見える。
その音色と光景に、目を細め耳を澄ませながらゆったりと歩いていけば、砂浜から飛び出す歪な岩々が視界に入る。

「こういうところにあったりするんだけど、どうかしらね。」

目当ての素材のことを考えながら、岩場へと足を踏み入れればバランスをとりながら岩の上を歩く。
岩の上に登れば、潮だまりが月明かりに照らされているのを認め魚でもいるかしら、と覗き込んで。
透明な魚は、鱗が月明かりに反射しなければ見つけられにくく、暗く視界も悪いためすぐにはその生物の存在には気づかないでいた。

グレヌアンギュ > 硝子細工のような透き通る肉を持つ半透明な生物に気がつかぬ哀れな迷い人と、その哀れな迷い人の放つ体温と夜の潮風満ちる空気を振るわせる声色にその存在に気がついた生物。潮溜りを覗き込む女の姿に潮溜りと言う閉鎖的な小さくは無いが決して広いとは言えない潮溜りで泳ぐ半透明な生物達は一斉に色めき立つ。文字通りの千載一遇、潮騒の音色とは違う柔らかく温かな音色は半透明な生物達の好物が放つ音で有り、それらに歓喜して蠢きたてば月明かりにさぞ艶やかに身体を煌かせ輝かせるだろう。

バシャ………バシャ…………

と身体をくねらせる半透明なウナギに酷似した魔物達が踊れば、潮溜りの水面を身体で打ち、潮騒の音色に何か生物がいる事を示唆する音が混じり、浜辺に岩場に広がって響く……。

そしてその潮溜りの中央には半透明な魔物達が蠢き始め、潮溜りの底の砂が動き揺らいだ結果、病によく聞くと言われる仄かに淡く月明かりよりもハッキリと輝くユリに似た花が潮溜りの底に姿を現し、ゆれる動く水に併せてゆらゆらと揺れている……。

魔物達が仕組んだ罠ではなく、偶然の産物である。
であるが、近隣の漁村の人間がその花の存在を誰もが知らないわけではないし、気がつかないはずもない。医者が往診に来る前に試すはずのその月海百合を採取しない、試さない理由はその付近には半透明の性質の悪い魔物が住んでいる事を知っていたからだった。だが、その存在も何時しか虚ろになり、誰もが花の存在を忘れ、今に至り……その花は数年ぶりにか月光の下、人の目に触れることとなる。

ただその花は潮溜りの中央にある。
もし取ろうとするなら潮溜りに足をいれる他なく
それを待ちわびるように魔物は潮溜りの中を蠢いていて……。

ディアナ > 「…あら、なにか…透明な魚がいるのね。初めて見たわ。」

バシャ、バシャンと潮だまりの水が跳ねて、キラキラとその鱗が月明かりを反射すればそこに生物がいることに気づく。
昼間にみれば一目瞭然でも、月明かりと星の光だけではやはり視界はわるい。
目を細めて、じっと潮だまりの中を見つめ。
初めて見た、と冒険者でもない女医がこの生物のことを知らないことを示す言葉が漏れる。
それは、その危険性も知らないということで…。
知っていれば、決してそこに足を踏み入れようなんて思わなかっただろう。
――しかし、生物が踊ったことで舞い上がった砂が、覆い隠していた輝きを露出させる。

「あれは…」

月明かりよりも輝く海の中の百合。
非常に希少で、貴重な薬の素材に女の瞳が輝く。
これを採取して薬を作っておけば、漁村の人たちがまた病になったときに使うことができる、と。
お金儲けではなく、その思考は常に病に苦しむ人のためにあった。
中心までの深さはよくわからない。けれど、岩場にできた潮だまり、そう深くはないはずだ。
冷たい水も我慢すればすむこと、とブーツをぬぐとスカートをまくって水のなか――魔物群れるそこへと足を踏み入れていくか。

グレヌアンギュ > かつては近隣の漁村から輝く海月百合を求めてきた女を海の浅瀬から海中へと引き摺り込んで犯し、繁殖していた魔物であったが、それを警戒され潮溜りであれこうやって獲物が間近に迫る事など本当に数年ぶりの事であった。魔物にとって時間の概念は無くとも、幾度も巡る繁殖期から貯まりに堪るモノもあるモノで、普段以上に敏感に獲物の存在を感知し、それが季節にしては少しぬるい潮溜りに足を踏み入れれば喜びに一斉に群がり始めていく。

――潮溜りの中央まで足を踏み入れた女の足で10歩程度、中心に行くにつれて水深は深くなり、進めば進ほどに足先を白く柔らかな砂が包み覆い、重みを受け止め、ふわっと白い砂は舞い上がる。今は水深はちょうど女の膝下くらいか、潮騒の勢いの届かぬ潮溜りでは大げさに水面が揺れる筈はないが、獲物の到来にざわめき始めている半透明な魔物達の踊りで、確かにゆらゆらと潮溜りの海水も水面も動いている。

バシャンッ…………………

水面から空へ、半透明な肉を持つ魔物が跳ねて派手に水面を打つと、それを合図に不幸にも潮溜りに足を踏み入れた獲物に魔物達は一斉に群がり始める。その潮溜りの底を踏みしめる足先をヌメリを帯びた身体で擦り、身体の表面にまとう粘液で足を滑らせて、潮溜りの中で転ばせようとする魔物もいれば、直ぐに柔肉を求めて、女のふくらはぎにヌメヌメとする身体を擦りつけ、ぬくもりと感触を得ようとする魔物もいる。――そうなると、静かな潮溜りの砂底も次第に舞い上がる砂の量が増し、海水も濁り始めていくだろう。その脅威を女の眼から隠す……まるで潮溜りそのものが女を逃がさない、離さないといわんばかりに……。

ディアナ > 素足を潮だまりにいれれば、冷たい…けれど思っていたほど冬の海の水にしては冷たくはない。
水のなかの砂に体重を載せれば、柔らかく砂が動きながら沈み込む不思議な感覚。
潮だまりの中で、魔物が蠢き水がざわつく。

「――っ…くすぐったいっ」

バシャン、バシャン、と水面で水が跳ねる音が激しくなっていく。
足を踏み入れたことで、魚が逃げているのだろうかと考えるがぬるりとした冷たい感触が足にまとわりついてくる。

バシャバシャバシャ

「――なに?!」

5歩ほど足を踏み入れれば異常なほどに水面がざわめき、砂で潮だまりが濁っていく。
さすがに危険を感じて引き返そうとする足には、魔物の体がまとわりついて。

「きゃぁっぷぁっ」

ずる、と砂と魔物に足をとられてバシャーンと派手に水をあげて女医の体が水のなかへと沈む。
急なことに、口の中に入った水を吐き出しながら起き上がろうともがいて。

グレヌアンギュ > 潮溜りの底は白い砂は雪の如く積もり広がっている……。
だからか海水の中に沈んだ人間がもがけばもがくほど白い砂は舞い上がり、半透明な魔物達を余計に覆い隠し、夜空に輝く月明かりからすらも隠してしまい、それと同時にあれほど輝いていた月海百合までもが砂煙に紛れて隠れてしまう……。

しかしコレより始まる災いは輝く海中の花が消えた事ではなく、女が水の中に沈んだ事で始まる一方的な交尾行動。まだ浅く身体を起こせば女の胸元程度しかない潮溜りでも浅い場所ではあるが、魔物にはなんら関係ない、浅かろうが深かろうが、不幸にも水に落ちた獲物を苗床に産めよ増やせよと本能のままに行動するだけだ。起き上がろうとするその両足に足首に1匹ずつの半透明な肉のウナギが巻きつくと、ヌメる身体にも関わらずギチと足首を締め上げて逃がすまいと動き、それに併せて女の素足を脹脛や脛をヌルヌルの表皮で撫でながら、そのスカートの中に殺到を始める半透明の魔物達。それどころかあまりに柔らかそうな唇に胸元にまで魔物は肉薄をはじめ、バシャバシャと潮溜りの水面は慌しく水を弾き泡立てていくのだった……。

――ぬる
その魔物達の騒ぎに同調するように魔物達の表皮から滲み出した粘液が量を増し、徐々にではあるが潮溜りの水までも重さと粘り気を増やしていく……。

ディアナ > 「――っなっごふっ…っ!」

起き上がり、立ち上がろうとするのに足首に絡みつく魔物が締め付ければ再び水の中へと倒れこむ。
何が起きているのか、女医はかるくパニックに陥り必死にもがいて水から逃れようとするが、それが逆に上手く立ち上がる動作に繋がらずバシャバシャと魔物がたてる水音と、女医がもがく水音が派手に響く。
ヌルヌルと冷たい表皮が皮膚を撫で回す感覚は、ぞくりと肌が粟立つ不快感をもたらしパニックに拍車がかかる。
水のなかでスカートの中に殺到する魔物の勢いで、スカートはめくれ上がり白い足が顕となり、水を吸って重くなった厚手のカーディガンは、更に女医の動きを抑制する。
胸元まや唇まで迫るその勢いに、ブラウスのボタンがはじけてはだけていくか。

「っ、はぁっ、やめっ――だれかっ」

次第に粘度を増して重くなっていく水は、まるで枷のように女医の体の動きを更に制限して魔物をより活発に蠢かせるか。

グレヌアンギュ > 空に輝くものが月ではなく太陽であれば……
此処が漁村民達が近寄らぬ場所でなければ……
女が唇から紡ぐ助けを呼ぶ声に反応する人間が居たかもしれない。それは海辺で遊ぶ無鉄砲な若者かそれとも見回る漁村の人間か……それらが聞き届ける可能性はあった。

が、しかし今宵は太陽も無く潮溜りにもがく女の姿を照らすのは弱く冷たい月明かり、時間的にも若者が遊びまわる時間帯でもなく、漁村に声が届く距離にも無い、故に此処に居るのは哀れな獲物であり、獲物を喰らう魔物群れだけである。
白くしなやかに伸びる女の脚を水中に引きずり込もうとするか、足首に巻きついた半透明なウナギと違うウナギが女のその太股の片方にニュルリとヌメる皮膚をすりつけながら巻きつき、ギュっと体重をかけて圧し掛かると、その隙にまくあがる白いスカートの中に入り込んだ魔物達が邪魔なショーツのクロッチ部分に群がってグリグリと其処を頭部で押して、破くつもりか兎にも角にも誰の目からも判るようにショーツのその奥に隠れた蜜壷にもぐりこもうと暴れ始めている。その中ではじけたブラウスのボタンを喰らい、バキバキと音を立てて齧る魔物も居れば、ボタンが爆ぜたブラウスの中に潜り込み、胸元を粘液でヌルヌルの皮膚を押し付けながら、背中にヌルンと抜けて背筋をなぞり、あるモノは乳房のふくらみの谷間に強引にもぐりこもうと、ぐりっと頭を押し付けて身体をくねらせ暴れ始めている。

惨状としか言えぬ状況、浅瀬である為に女がもがく音は大きく、その音で興奮した半透明の魔物が更に暴れ音をたたせる。もう潮溜りはただ水を湛えるだけの岩場にかこまれたプールなどではない、それ自体がイソギンチャクの口か口内のような悪夢のような場所である。

ディアナ > ――バシャ、バシャ、バシャリ

あたりには、波が押し寄せて引き返すその音とは全く異なる水音が大きく響いている。
それでも、その音以外何事もないかのように時間が流れている。

「ひっ――っいやっ、気持ち悪い、ごぷっ、ごほっ」

もがき暴れる足を押さえつけるかのように、太ももにまでウナギが巻き付き片足の動きを完全に封じられてしまう。
ショーツのクロッチへと、頭を押し付けるのにぐいっと布越しに秘裂を押し開かれ悲痛な悲鳴があがる。
はだけたブラウスの胸元からもまた、ウナギ状の魔物が衣服の中に侵入し柔肌をなで上げていく。
冷たい感触と、ぶよぶよとした感触が悍ましく、悍ましさと恐怖に女医は肌を震わせ。
ヌル、ヌチュ、と粘度を増した水と魔物自身が纏う粘液が女医をベトベトにして卑猥といえる音を奏で始めるか。
胸の谷間に潜り込もうとするウナギを、クロッチを破りその先に入り込もうとするウナギを、必死に手で掴もうと動きを防ごうと動くがヌメるその体をうまく掴むことは難しい。

グレヌアンギュ > 目的を果たそうと暴れ蠢く半透明なウナギに酷似した魔物を捕らえて逃れようとする動きを魔物達は一切防ごうとか逃れようとはしない、する必要性がない。半透明なぶよぶよの肉の弾力、それを包む表皮から滲み出している乾燥を防ぐ為にも存在している透明な粘液、それが女の指を掌を滑らせて捉え難くしているのだ。だからその手から指から逃れる動きなど一切見せず、はだけ始め白い素肌が露出を始めた蠱惑的な女の身体を弄り、産卵場所を探すところだけを求めて続けていくだけ。

ショーツのクロッチ越しに感じるその目指すべき場所の感覚とそこを押し破ろうとすると騒ぐ女の反応により騒ぎ始めた半透明な肉のウナギ達は偶然か1匹が頭部を押し付けた事でクロッチ部分をずらし、別の魔物がクロッチを押し破ろうとした動きでズブンッと勢い良く女の蜜壷に割れ目に人の親指くらいはある頭部を押し込み、身体をくねらせて温かなその膣肉の合間にもぐり込もうと一段と激しく暴れ、粘液を撒き散らし始め、別の魔物は頭部を無理やり押し込もうとした所為でか淫核を頭部で突き、ヌメリ撫でてしまう……。

ブラウスの中に潜り込み始めた上半身の惨状も其処に負けていないか、女が着ているブラウスを粘液で重たくし、卑猥なシルエットでその姿をあらわにした半透明な魔物達は1匹がヌチャと重たく卑猥な音を響かせると共に乳房の谷間に下から中へと潜り込むと、ニョキと卑猥な頭部を谷間の合間から覗かせて身体を捩り、背なの方に回りこんだ魔物は背中をブラウスの隙間を泳ぐようにして這い上がるとやんわりとだが、女の白く細い首に巻きついてその頭部を使い唇を目指して、顎先をなぞり上げて這い進んでいく。ブラウスにもぐりこんだのはもう2匹だけではない、他にももぐりこんでいる所為で卑猥な音はより近く女の胸元の方で響き始めていた……。

ディアナ > 「――い゛あ゛っ?!ん、くぅぅっっ」

ずるっと、魔物の粘液に塗れたクロッチが滑りずれてしまう。
そして、その先へ、ほとんど潤いのない花弁の奥へとズブリと勢いよくそれが入り込む。
粘液に塗れた体は、ほとんど抵抗なく痛みも与えずに膣の中へと潜り込み、更に奥を目指して激しく暴れる。
別の一匹も、同様に潜り込もうとして失敗し女の敏感な花芽に突き当たり、ヌメるその体で撫で回す。
人の性器とも、人の指とも違う不規則なうねる動きは、不快感のなかにぞくりとした快感を生み出し腰の力が抜けてしまう。
何度も何度も、花芽を撫で回し突かれ、膣の中へと押し進もうとするウナギが体をくねらせ粘液を塗布すれば、じわりと女の蜜が滲みはじめ。

「…っはっ、ぁあっ、やめっ、気持ち悪い、中でぐにゃぐにゃ動かないでっ」

グチュ、ヌチュ、と粘液がコネ回される音が体中から響いている。
そして、その感覚もまた体中に伝わり。
ニュルリと胸の谷間から、覗く頭部。それをどけようと手で掴もうとするが、やはりヌメる体はつかめない。
背筋をなで上げるその感覚は、くすぐったいような肌が粟立つ感覚を与え体を震わせ。
水面の揺れに、なんども顔が水の中に沈むなかあご先をなで上げ更にその先の唇へとはい進もうとする魔物に、必死に口を閉じるが酸素を求めとうとう口を開いてしまえば、魔物はそこにも入り込んでくるか。
グジュグジュと卑猥な音をたてて、女の肌を擦り上げる魔物たちは確実に女医から力を奪っていき。

グレヌアンギュ > 何よりも敏感に女の響かせ紡ぐ声色に反応を示していた半透明な肉のウナギに酷似した姿の魔物達が反応を見せない筈がない。何度も水面に浮き沈みし酸素を求める為に蕾咲くように開いた女の唇に背筋にそってブラウスと柔肌の合間を泳ぎ身体をくねらせたウナギの1匹は、その白い首にゆるく巻きついたままグイと潮溜りの底に向けて体重をかけ、脚のそれと同じように圧しかかったまま、顎先をなぞった頭部をニュブと女の口内に押し込み、粘液まみれのぶよぶよの肉を強引に咥え込ませ、そのまま前後に頭部を動かして、口内を探る様子を見せる。不思議な事にウナギの吐く息は空気と同じか女の口内に空気を与え、人の親指程度の太さの柔らかな肉のチューブの如く居座ってヌルヌルと前後に動き続ける。

ブラウスの胸元を占拠する半透明の肉ウナギは半透明ながら粘液で濡れた事で卑猥なシルエットを浮かばせる頭部をその柔らかな乳房と乳房の狭間から見せたが、手で掴もうとする動きに反応してかニュルッと谷間から伸びると左側の乳房に器用に巻きつき、頭部を乳房の先端へ乳首へと押し付けて、コレはなんだ?と探る感じで女の乳首をツンツンと突き始める、口内も乳房も同時に弄る動きは決して人では出来ないとは言えないが、人と人同士では味わえぬ動きか……。

――そして唯一目的を果たせそうなショーツのクロッチをずらした半透明な魔物の手柄を奪い、蜜壷にもぐりこめた柔らかく冷たいウナギは女の蜜壷から蜜の香りがにおい始めたことに露骨に反応する。それどころか周囲の魔物も一斉にだ。1匹がもぐっていると言うのに別の1匹が強引に割れ目に頭部を押し付け、弾力を利用して隙間を作りニュブと強引に膣内に潜り込んで見せると、温かな肉壷の中の2匹は競うように身体をくねらせ、ぐちゅぐちゅぐちゅと一際大きな振動と粘液が掻き混ざる音を女の胎内に響かせ、奥を目指して身体をくねらせ続ける。それに混じれない溢れたウナギは腹いせの心算か、肉芽をなでるのを止めて小さな口を広げ、その肉芽を口s回を堅くして啄ばみ、次第に小さく柔らかな口内にくわえ込もうと吸い付き始める……。

その群れの姿を水の中で艶やかな姿を晒す女の姿を見れるのは身体を弄る半透明な魔物達と夜空を照らす月と星だけ……とてもとても卑猥な姿は辛うじて周囲を囲む岩にシルエットとして映り他者の眼に映るかもしれないが、その他者も今はいない。

ディアナ > 「んぐぅーっん゛っ、んぅっ」

開いた口内へと入り込むウナギは、首に巻き付いた体で圧をかけて女医の頭部までも水の中に押し込んでしまう。
ニュプ、ニュルリとぶよぶよとした肉が口のなかを出入りして、女医の舌を絡めとり唾液と粘液が絡まり合う。
水の中に押し込まれたことで、パニックになる女医の唇からごぼっと気泡がどろりとした水の中でゆっくりと水面へと上っていくが、それが途絶えることはなかった。
水の中でも、不思議と苦しくはなく、逆にそれは意識を途絶えさせることもできずにウナギの動きに翻弄されることとなるか。

ブラウスの中で蠢くウナギの動きに、またボタンがはじけて肩からブラウスがずれおちて女医の白い肌を更に晒していく。
掴もうとされたウナギはニュルりと動いて逃げ、フロントホックの下着がはずれて乳房まで顕となり。

「んっんんーっごぷっ」

ニュルニュルと器用に乳房に巻きつくそれに、左の乳房が絞られていく。
先端の乳頭もまた、女にとって敏感な場所で、探るようにつつかれるのに背を仰け反らせて唇の隙間から声とともに気泡を零す。

「ふっ――んぅぅぅぅっ?!んっ、ふぐっ、んっ」

体のほとんどが水の中に捉えられ、魔物たちは縦横無尽に動き回り肌を撫で回す。
花弁の奥からにじみ出る蜜の香りに、魔物たちがより活発に動きまわり、そして強引に別の一匹が新たに膣の中へともぐりこむ。
親指ほどの太さのそれは、二本になっても柔軟な女医の膣に入り込んでも痛みを与えるほどの太さではない。
ぎちっと強い締めつけに隙間などは見られないが、男性器を受け止め子を産む器官はまだ余裕がある。
二匹へと増えた侵入者を、拒むように強い締めつけが襲い、けれどグチュグチュと二匹で違う動きをしながら、かき混ぜられるのに蜜はさらに増えて女の腰が震える。
水の中でくぐもった声と気泡がなんども溢れ。
さらには、腹いせのように花芽を撫でていたうなぎが口で一番敏感なそこを啄み、包皮を捲り花芯を露出させてくわえ込んでこるのに、びくりっと女医の腰が跳ね上がる。
蜜は一層増えて、二匹のウナギに絡みつきその動きを助けていくか。

グレヌアンギュ > 触れて知った穴と言う穴を犯そうと、その穴に卵を注ぎこの麗しき女の身体を苗床にしようとする企みの手は弛む事は無いだろう、何故なら数年ぶりの獲物なのだ半透明な肉のウナギ達の身体にはそれだけ子種がたっぷりとたまりにたまっている、そしてそれを受け止める柔らかな肉が魔物達の群れの中にいるのだ……止める理由がない、其処に邪魔が入ろうとも。

唇を割り広げさせ潜り込み、空気と言う女にとって必要なモノを吐き出しながら、口内を前後してぬくもりと湿り具合が産卵場所に相応しいか探り続ける個体。柔乳の肉の狭間から身体を伸ばし、邪魔な下着を身体で退けようと暴れながら、乳房の片側だけを締め付け、その露になった先端を乳首を突き続ける個体。上半身の至る所に絡みつき、貪る半透明なウナギ達の踊りは終わらない。

下半身に群がる半透明な肉のウナギも一緒だ。
肉穴にもぐりこむ2匹の他に更に1匹が入り込もうとし、肉芽の包皮を捲りくわえ込む1匹を尻目に尻肉の狭間にまでヌルンと入り込む個体も居る。

広い潮溜りは既に魔物達の独壇場である。
その海水が白く濁り、砕けた赤い結晶がキラキラと輝く不気味な海水に変化するまで、まだ当分時間は掛かるだろう、その間魔物達は代わる代わる欲望を吐き出し続ける。


――日が昇る頃には流石にその狂乱も終り、粘液と化した海水が更に引き、湿った砂の上で輝く百合の花と共に女は発見される事になるだろうか、胎に魔物の子種が着床したか、それを知る術を誰も持たない、ただ時間だけそのどちらかを教えてくれるだろう。

それまでまだ日が昇るまで時間はある、文字通り命を賭しながら麗しき女を汚す交尾は続くのだった……。

ご案内:「セレネルの海」からグレヌアンギュさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」からディアナさんが去りました。