2020/09/03 のログ
シロナ > ゾス村自体は、さほど広くはなさそうだ、子供たちは……今は見えない、時間が時間でもある、夕暮れ時の今は、家に帰って両親のもとで食事をしていてもおかしくはない。
 居ないのは仕方が無いか、と少女は軽くつぶやいて村の中を歩くがすぐに一周してしまう。
 流石に、王都と比べるのはかわいそうな話ではあるのだけれども何もないし、小さい所だ。
 面白みがなさそうだな、と考えてしまえば少女は、さてどうした物か、と考える、遊ぼうにも遊ぶような人は居ないし。
 キャラバンの方に戻って食事をとって寝るのが一番かもしれない、体力は、全然有り余って入るけれど、やることが無ければ発散もできないのだ。

「護衛の人とちょっと手合わせしてもらおうかなぁ……。」

 たぶんそれが一番いいかもしれない、冒険者たちは基本的に強いのだ、色々なことができるし、一緒に居ても勉強になる。
 盗賊とかが来た時には、相手してもらえないのは当然だけれど、今日のように、今のように暇であれば、相手してくれるかもしれない。
 ゾス村に居ないなら、自分所の護衛に軽くお願いしてみるのが良いのだろう。
 まあ、断られたらふて寝すればいいか、と言う程度の思考だったりもするし。
 そう決まれば、良し、と少女はうなづいて、キャラバンの方へと戻ることにする。

「相手してくれるといいなぁ。」

 軽く少女の桜色の唇から、漏れるボヤキは、望みが薄いという事を、理解しているからでもあった。

シロナ > 「さぁて、いきますかー。」

 しばしの間、悩みながら歩いていたけれど、やっぱり戻った方が良いという結論にたどり着いた。
 うーん、と大きく伸びをしてから、軽くかけ始める少女は、直ぐに村の入り口の方へと。
 村の中に入りきらないキャラバンの中に戻り、其処で待機している冒険者たち。
 彼らにおねだりをして、武術などを教わることにする。

 そんな、一日の終わり―――

ご案内:「◆ゾス村」からシロナさんが去りました。