2020/05/22 のログ
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にティクスさんが現れました。
ティクス > ぎしり。擦り潰し、軋ませるような音色は。少女の歯噛みした音だった。
相手が愉しんでいるという、その事実が腹立たしくて。…より正確には。少女自身が、相手を愉しませるモノに成り果てている事が。
苦しむ姿、悶える姿、それ等を見て喜ぶような。嗜虐的な人間という物は、幾度となく見て来たものの。
こうまで高圧的で、一方的な。人を物として扱っているようなされ方は、度を超している。

…奪われる側から。奪い返す側になろうという、強迫観念すら思わす反撃には。
猫を噛む窮鼠も、また生物なのだと。狂わされ、壊されていく玩具も、人間なのだと。そう主張しようとする自我が絡んでいたのかもしれない。

闇雲、がむしゃら、自暴自棄。そんな膂力が、一瞬だけでも。少年の力を上回ったのなら。もうそれで良い。
上へと跨がり、荒く呼吸を乱し続け――少女自身は、その呼吸を自覚出来無いままなのだけど――邪魔でしかない装備を剥ぎ取って。
再び響く、何かを躙り潰していくような乾いた音は。互い、前準備など欠片も出来ていないのだろう、男性器と女性器が。強引に交わっていく物であり…

「――っ、っ゛は、かは――ぁ゛…!っは、っ、…っぁ、あ゛…は、、っけほ…!!」

唐突に、酸素が戻って来た。…正確には、呼吸を認識出来るようになった、だろうか。
今にも消え入りそうだった意識が、辛うじて繋ぎ止められたなら。漸く認識出来るようになるのだろう…痛みを。
争いの中で生じた痛みだけでなく。更に強い、自らの肉体の中心を、深く串刺しにされているという感覚を。
それでも。抜いて欲しいと泣く事も。離してくれと喚く事もしない。もう一つの餓え、肉欲への渇望は、残されたままなのだから。
この苦痛が、直ぐに快楽へと繋がる事を。経験として知っているために。

「ぐ…っ゛、ぅ…ぃ…加減っ、っ…!奪われる側、ば…っかりなんて、嫌になる…だか  っら、 っ!!? 」

それは、乾ききった砂地へ、水を撒かれたような物。
快楽にかつえきった知覚と、それを宿す肉体とは。一度突き上げられたそれだけで。生じる刺激を、速やかに飲み干した。
もう一度。更にもう一度。下から少年に突き上げられる度。全てを快楽として、求めてやまずに取り込んでいく。
乾いた粘膜の痛みなど、瞬く間に、被虐的な快感の一部へと変換されてしまい…そうすれば。
更なる、餓えを満たそうとする発情ぶりが。見る間に肉壺を潤ませていくのだろう。
僅かな先走りなど、直ぐに上回り、押し出してしまう程。蜜液が満ちていく胎の中が。文字通りに肉棒を、それによって与えられる物を、貪っていく。
また、ぎりりと。痛々しい音色を、次に上げたのは。少年の側、変わらず握られた彼の衿…だろうか。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 結局のところ、少女の思う通り己に取って彼女は道具、玩具でしかない。
人としての尊厳を求めない。嘲笑い、貶め、己に歯向かう事そのものが無意味であると高慢と慢心を塗して告げる。
それでいて、少女の抵抗を賛美し、愉悦する。極論、少女が苦しもうが、快楽に溺れようが、己が愉しめるかどうか。唯それだけ。その為だけに、少女を甚振り、嬲る。

だから、渇いた性器同士が結合する際の痛みも。其処に至る迄に少女がどれ程の苦痛に苛まれながら行動を起こしたのかと思えば、如何程の物でもない。

「おや。折角楽に息が出来る様にしてやったというのに、随分と辛そうじゃないか。それとも、苦しい儘の方が良かったかな?」

正常な呼吸を取り戻し、咳き込みながら強引な交わりの痛みに呻く少女。
その様を見上げながら、僅かな呆れを含ませつつも醒めた様な口調で首を傾げる。感情の薄い言葉そのものが、肉欲に負けて限界状態の儘己を押し倒した少女の無茶を煽るかの様。
しかし、少女から吐き出された呪詛の様な言葉が。酸素への飢えから解放され、肉欲を貪り始めた少女の躰の変化が。
己の唇を、ゆっくりと。しかし大きく歪ませていく。

「……だから、どうするのだ?私から奪うのか?肉欲を。快楽を。精を。それは構わぬ。お前の望む儘、激情の支配する儘、私から奪い取ると良い。貪ると良い。
――その感情も、肉欲も、私から植え付けられたものでしかないというのにな?」

勿論、少女の強い抵抗の意思は。宿した激情は己によるものでは無い。己が少女に植え付けたのは、とめどなく滴る蜜が証明する様な底抜けの性欲への渇望。それだけの事。
しかし、その事実を曖昧に。有耶無耶にして、詭弁を弄する。己の上に跨り、肉棒をきゅうきゅうと締め付ける現状は己によって与えられたものなのだと。即ち、その反骨心そのものが、所詮は己の用意した舞台でしか無いのだと嗤う。

己の衿を握り締める少女の手に僅かに視線を向ければ、それすらも嘲笑うかの様に鼻で笑い飛ばしながら強く腰を押し上げ、肉棒を少女の中へ穿つ。
それはまるで串刺しの如く。少女を"使って"快楽を貪り、その躰は己の支配下にあるのだと告げる様に、少女の腰を掴み、肉棒を少しでも最奥へと穿とうと。

ティクス > それでも、物ではないと。声を上げるには。…矢張り、こういう事しか出来ないのだろう。
魔術という同じ土俵で渡り合う事が出来ず。武力という手段が、失せてしまった今となっては。
同じ条件を共有させる事が出来るのは、少年と少女の肉体、それしか無いのだから。
痛みが生じ。快楽に変換され。…その後は、ひたすら快楽ばかりが溢れるのだろう。それ以外を求める事すら出来ないから。
だがそれでも。或いは、それだからこそ。決して離さないというように、その肉孔は、少年を咥え込んで離さず。
両手もまた。衿を掴み、肩を握り。押し倒した形の相手を、その場へ押し留めようとして。

「かふ、っふ……っふ、く…! は、ぁ゛……苦しい、よ、今も。
……これ…以外、してやれないって、いうのは。本当に、心が苦しい――」

結局はこれも。想定の範囲を超える物でも何でもないと、言わんばかりに。少年の態度は余裕を保ち。
…崩す事が出来たのは、ほんの一瞬でしかなかったから。
首を絞める代わりのように。力を入れすぎた少年の衿を、爪の先で掻き割きながら。
痛みを耐え、胸板に押し付けるようにしていた額を。顔を上げていく。
痛い、気持ち良い、そのどちらもが苦しい。余計に潤まざるを得ない瞳で、憎々しげに見上げつつ…
腰が跳ね上がる程の突き上げに。幾度も、少女の内部は引き攣りを繰り返していく。

「っ、っ、ぅ…ふ――ぁ、あ…!
はっ、……は…ぁ゛、っぁ…い…一番奪っ…って、やりたいのは……っひ、ぁ、ぁぐ――!?
その、面だよね……っ゛ふ、 …知ってる?…舞台袖じゃぁ、っぁ゛、本当の物なんて、何も見え……な、ぃ゛…!」

…彼の言わんとする事は判る。判るからこそ、笑ってみせた。
確かに、全ては用意されたもの。舞台を仕組んだのは少年でしかない。
けれど其処で踊っているのは、紛れもなく、少女自身。用意に乗る事、舞台を下りない事を決めたのは、自分。
それすら認めないのだろう少年に。吊り上がるその唇へ…噛み付くような口付けを。
ごつごつと最奥を抉り抜き、狂おしい程の快感を与えてくる肉棒に。決して離さず、彼の側にも快楽を与えんとする、肉襞の締め付けを。
犯され慣れた肉孔は、やがて意図して、張り詰めた肉棒をしゃぶり上げ。存分に吸い立てていく。
強引な抽挿にも、一方的な加虐にも、等しく。悦んでみせ、そして悦ばせようとする。

――彼にも、同じ快楽を。同じ肉欲を。…同じ舞台に引っ張り上げん、と。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 少女の抵抗の意思が強ければ強い程、それを手折る悦びもまた格別の物がある。
蹂躙、支配、加虐。それらこそが己の精神を満たす要素であり、充足感を与えるもの。唯虐げるだけでは無い。唯痛めつけるだけでは足りない。
抵抗の末に。反逆の末に。その精神と魂を屈服させる事が、己に取っての至上。

「…ほう?見上げた反骨心だな。それとも、溝鼠には溝鼠なりの矜持でもあるのかね。何も考えず、快楽に溺れていれば楽だというのに」

憎悪の感情すら垣間見える様な少女の隻眼を見返すのは、恐らく少女が最も憎く思う様な表情。愉悦と慢心。傲慢と加虐。それらの入り混じった、支配者としての笑み。
顔を上げた少女を揺らす様に。己の瞳を見返す事すら許さないとばかりに。突き上げる腰の速度を上げれば、蜜液に満ちた少女の膣内を擦り上げる肉棒は、ずちゅずちゅと淫蕩な音を響かせる。
腰を掴んでいた掌は、弄る様に少女の胸元へ伸びていくだろうか。

「……成程?であれば、相当努力せねばなるまいな。肉欲に耐え、快楽を堪え、私と共に沈もうと言うのなら。
貴様の精神がどれ程持ちこたえられるか、実に愉しみだよ」

少女の挑戦的な笑みに、ニイと唇を歪めて応える。
そうでなくては困ると。歯向かって貰わねばつまらぬと言わんばかりに、浮かべた笑みに滲むのは獣欲の交じる獰猛さ。
少女が牡の肉棒への奉仕に慣れているのなら、此方もまた牝を蹂躙する事に関して不慣れな訳では無い。
吸い上げ、締め付ける肉孔をこじ開ける様に一際体積を増した肉棒は、最奥へ至る最中にもごりごりと膣壁を削り上げる。精を求めて蜜を垂らす少女に躾の鞭を振るう様に、何度も何度も子宮口を叩く様に腰を突き上げる。

――それでいて、少女を見つめる瞳に、獲物へ喰らい付く獣の様な色が宿り始めた事に、果たして気が付くだろうか。
少女の絶頂を推し量る様な。快楽の果てに至る寸前を探る様な。嬲るだけでは無く、涎を垂らす獣じみた熱を帯びた己の瞳に――

ティクス > 嗜虐というのは。本来、こういう物なのかもしれない。
相手の意志を折るのが目的、などという生易しさではなく。端から折れる物だと確定して、その経過を愉しんでいるのが、この少年だ。
追い詰められて壊れていく、その過程を観察されているのだと。嫌という程解っているが。
…だからといって、望んで壊れてやれるかと言えば。そんな人間は居ない、と返すだろう。
相手には遊ばれている、愉しまれているだけなのだとしても。少女自身にとっては違うのだから。

「溺れるにしろ、…ふぁ、は、考えてとか――望んで、が良い…
違わない?い…や違うよ、少しだけど、違うんだ…っ、から…」

些細な違いが。けれど、重要なのだと。
其処に在るのは、矜持などという、難しい物でも何でもなく。理屈も何もなく、少女が自覚出来るか、納得出来るか、それだけの事。
押し込まれる肉棒は、更に、その大きさを増して。はち切れんばかりのサイズ感で、肉孔を支配する。
動き一つで沸き上がる快楽が、加虐めいた熱さとなって、肥大化した欲望の中へと注がれ続ける。
腰から胸へ。擦り付けるかのような乳房にも、一方的に傲慢な愛撫が与えられるなら。喉へと舌を這わせる唇が、甘い吐息に揺らいでしまい。

「――――、っ、………っ、…………!!!」

深い口付けを降らせながら。びく、びくと痙攣する体。
膨大な快楽が染み渡り、肉体や其処に通った神経は、当たり前のように。絶頂へと向かわされていく。
だが、先程までの呼吸と同じ。きっとこの先達したとしても、満足出来ない。終わらないし、終わって欲しいとも感じないのだろう。
それが確信出来ていても尚。ぎちぎちと肉棒を締め付ける膣圧は、更に強まっていくばかり。
更には、相手の両手が離れた事で、解放された腰を。上から下へ、少女の方からも叩き付けていく。
子宮口へと到達する突き上げを。それよりも尚深く、激しく。自ずから求め咥え込んでいく動きが重なれば。
もう…膣内だけで収まりきらず。子宮口のその先すら、少年の肉棒を貪る為に、差し出していく筈。
何もかもを使い、悦を求め続ける――与えるのも。与えられるのも。

もう今直ぐにでも、絶頂に溺れるであろう間際。
欲に濡れた隻眼でも、支配者の傲慢は良く解る。きっとその瞬間に、また何か仕掛けてくるのだとも。
だからこそますます。立ち止まる暇も、見定める隙も、与えないと言わんばかり。
思うさまに深く、肉棒を受け容れて。ごつりと互いの下肢がぶつかり合う中。腰をくねらせ、肉棒を捏ね上げて、強すぎる程に締め付けを繰り返し…

「っは、は……ぁ゛、っ、あ……!!
ぉ、まえ、もっ――!!っひぅ…お前だって、ケダモノだ――――きっと、っ…」

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…望んだのであれば、考えたのであれば溺れても構わないのかね。……いや、そうだな。壊される事と自ら壊れる事を選ぶ事は確かに異なる事だろうな」

嗜虐の最中、懸命に少女が己に告げた言葉に返すのは此の場にそぐわぬ怜悧な色を含んだ言葉。
嘲笑う訳でも無く、揶揄う訳でも無く、少女の言葉に対して場違いな程素直に同意するだろうか。
それは、自己に対する決定権の尊重。己に取って何よりも重視する事柄を少女が告げた故に。
――だからといって、攻め手が緩む訳では無い。唯、玩具を見る様な瞳と態度は、ほんの僅かにではあるが、道具としてではなく少女自身に向けられるのだろうか。

「…っ……ふ、っ……はぁっ…………
――全く。息巻くのは良いが、少々がっつき過ぎでは無いかね。それとも、これもまた貴様の言う所の、私から奪っている事になるのかな?」

余りに動物的で、それでいて深い口付け。
唇が離れれば、此方も僅かに吐息を乱しながら可笑しそうに笑みを零すのだろうか。
それは、嘲笑う様でいながら、少女の望み通り同じ土俵に立った事を示す様な笑み。艶を帯びた吐息を零す少女がより甘く啼く様に。乳房を這い回る掌は、ぐにゅぐにゅとその形を変えながら柔らかさを愉しむ様に。
時折、乳房の先端を弾いたり摘まんだり。全ては、少女に快感を流し込みながら、己の射精欲を昂らせる為の動作。
傍から見れば、若さに任せて激しく交わっているだけのごく普通の少年少女、であるかも知れない。
しかし、加虐者と被虐者。支配者と反逆者。単純な牡と牝には決して至らぬ互いの思惑は、交じり合う蜜と先走りよりも粘着質に絡み合うのだろうか。

「……さて、そろそろかね。随分と浅ましく私のモノを締め上げているが、貴様ももう辛かろう。
達するが良い。先ずは一度、私の精を求めて、締め上げ、涎の様に蜜を垂らし、一度イッてしまえ」

肉欲を只管に己から貪る少女に告げるのは、絶頂を促す様な囁き。並行して抽送の速度は益々増していき、少女の躰を己の上で跳ねさせる様な勢い。少女が自ら腰を振るのであれば、必然的に肉棒が貫く衝撃は比例して増していくばかり。
少女を絶頂させる為に。イかせる為に。最後に突き上げようとした肉棒が――

「……等と、言うと思ったか?貴様の言う通り、私も同じ。所詮は獣の類。であれば――与えぬさ。望むものなど。
貴様は唯、私を愉しませる為にあれば良い」

抽送は止まる。乳房を撫で回していた手はするりと少女の腰に伸び、その動きを封じる。肉棒は半端な勢いの儘、決して最奥を突く事も無い。唯、少女に埋め込まれているだけ。
精神を蝕む魔術を解かず、絶頂に至る最後の一突きが与えられる事も無く、暴力的に流し込まれていた快感は、唐突に少女から奪われるだろう。

しかし、決して零になった訳では無い。小刻みに、ちゅぷ、ちゅぷ、と微かに蜜を掻き回す程度に。肉棒は緩慢な刺激を与え続けるだろう。
決して絶頂を与えぬ様に、少女の一挙手一投足を見上げながら、ゆるりと笑みを浮かべた。