2020/05/02 のログ
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 羞恥に呻き、顔を隠した少女をきょとんとした様な表情で眺めた後。クスクスと、思わず零れた笑みが少女の耳に届くだろう。
尤も、それは高慢なものでも無ければ、嗜虐心の灯るものでもない。少しの揶揄いを含んだだけの、年相応の少年らしいものだっただろう。
そんな中、少女が顔を上げて此方に視線を向ける。何と揶揄ってやろうかと思っていた矢先。少女から投げかけられた言葉に、零れる笑みがより大きくなって。
「中々言ってくれるな、と言いたいところだが…まあ、否定はしない。仕事は真面目にこなしているつもりだがな。
……とはいえ。俺の性格が悪かろうがなんだろうが、お前が散々絶頂に溺れていた事実が変わる訳でも無いのだがな?」
そう言ってするりと伸びた手は、少女の灰色の髪を撫でようとするだろうか。
■アミスタ > 灰色の髪は、良くも悪くもただの娘という手触りだった。
手入れを怠ってはいないのだろうが、貴族の娘達のような衣糸の手触りは無い。
日々、己が食い扶持を得る為に太陽の下を歩き、埃交じりの風に曝されている者の髪だ。
それでも手指を通されてば、心地よさそうに目を細めながらも、
「……良かった、ね……」
などと言う。その故を問うまでも無く続く言葉は、
「……好色な人、って噂が立つんじゃない、かな……。
これから、もっと……色んな女の人、送ってこられたりして……」
声を差し引いても、村の安酒場に似合わぬ豪勢なベッドが軋む音や。
そも、二階に上がっていった自分が、中々に帰ってこない事や。
合わせて考えたのなら、何が起こったかは容易に知れるだろう。
それを揶揄するように……少しばかり唇を尖らせて、言う。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 確かに、己の指の間を滑る少女の髪は宮中で蝶よ花よと暮らす者の絹の様な手触り、という訳では無いのだろう。しかし、少女の髪を撫でる少年が気にする様子は無い。
寧ろ、そんな少女の髪に手櫛を通す様に。少しずつ、丁寧に。少女の髪を整えているだろう。
それは、半ば無意識の行動。己の責めに耐え抜いた少女を労わる様なものであったのかもしれない。
そんな手の動きは、少女の言葉に一度停止する。それは少女の言葉を反芻し、それを理解した後再度動き出すのだろう。
フン、と鼻で笑う様な高慢な表情で口を開き――
「かも知れんな。しかし、私とて興が乗らねば。気に入らねば誰彼抱くわけでもない。そんな事をしている暇があれば、書類の一つでも片付けた方が良いからな」
唇を尖らせる少女の姿を少し不思議そうな表情で眺めた後。
穏やかに微笑みながらぽんぽんと少女の頭を撫でる手は、幼子をあやす様な仕草で。
■アミスタ > 暫しの間、少女は寝心地の良いベッドを堪能していた。
胎に注ぎ込まれた白濁も大方流れ出して、呼吸も整って。
後は代価を要求し、この部屋を去れば良いだけとなる。
……が。この時、彼女は自分でも良く理解しないまま──或いはまだ魔術の効力が抜けきって居ないのか──
「……仰向けに、横になって」
身体を起こし、少年の方へと身を寄せた。
囁くように告げながら、その頭が低く沈む。
「〝気に入ってくれたなら良かった〟……だと、何か、違う気がするけど……ん。
正直、その……悪く、は、なかった、から……」
唇が緩く開いて向かう先は、今し方まで己を貫いていた、少年の肉棒。
どちらのものとも判別出来ぬほど混ざり合った体液で、まだべったりと濡れたままのそれに顔を寄せて、
「……綺麗に、する……ね……」
軽く、切っ先に口付けを一つ。
部屋を去るのはまだもう少し、後の事になるのだろう──。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 此方も、情欲を吐き出し、少女を嬲り、吹き上がる様な嗜虐の焔は落ち着きを見せていた。
少女へ施すべき報酬と、此の後に控えた予定や片付けるべき仕事がちらほらと思考に瞬く程には、平常心を取り戻していたのだろう。
だから、という訳では無いのだが。仰向けになれと告げた少女の言葉の真意を理解し得ぬまま、不思議そうに瞳を瞬かせて頷き、その身を横たえる。身を寄せる少女の体温に、僅かに肉棒が跳ねて揺れる。
その真意を理解したのは、己の下腹部へと少女の頭が沈み込んでから――
「……あれだけ喘がされて、悪くは無かった、とはな。
お前も中々に、良い趣味をしているな、アミスタ」
少女の意図を理解したと同時に、柔らかな唇が切っ先に触れる。交じり合った体液でコーティングされ、噎せ返る様な淫臭に包まれた肉棒は、既に次なる凌辱を求めて熱を帯び、硬度を増していく。
その様を見つめる己の眸には、新たな情欲の焔が灯っていた。
机の上に詰まれた書類が片付くのは、もう少し先の話になりそうだ――
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からアミスタさんが去りました。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。