2020/03/02 のログ
ご案内:「ゾス村」にフラヴィアーナさんが現れました。
■フラヴィアーナ > 今宵ゾス村には、とある楽隊一行が宿泊している。
大きな団体ではないが、それでも限られた宿泊所の殆どを彼らが占める事になってしまった。
そんな夜、メンバーの1人である少女はふらりと村の中を歩いていた。
なにか目的があったわけでもない。
少々特殊な彼女は、時折こうして当て所もなく──だがなにかを求めるようにして散策する癖があった。
「あら。ごきげんよう。」
立ち止まったのは馬小屋の前。
繋がれた馬と目が合い、挨拶をすると鼻先に手を伸ばす。
扱いに慣れているのか、臆するでもなく一撫でして。
過去、可愛がっていた馬がいた。
そんな記憶を不意に呼び戻す邂逅、少女の立ち姿は亡霊の如くゆらりとした。