2020/02/11 のログ
■グスタフ > 荒れ果てている村を見回しながら、大きな包丁のような武器を構えて弄んでいる。
重量があるので鈍器として使えそうだが刃もついている。切れ味は……あまりできない気がするが。
「しかし、とっとと逃げりゃいいのに。」
何度も戦場になっても懲りない住人も大概だが、そこまでこだわる理由はわからなかった。
聖地というわけでもないだろうに、なにが大事なのだか。命よりも大事なものは、はて、男が知るより多いのだろうか。
「徳を積むでもないが、たまには奉仕にって、教会も気まぐれだからなぁ」
期待してもらっても困るのだが、男が役に立つのはこんなところくらいか。
■グスタフ > 今夜はこの宿に待機するしかない。
とはいえ、この村の残った女は顔を出しもしない。
夜に出歩くなんて、何をされても仕方のないような治安だから致し方ないが。
「やってられんなあ」
仕事というのも忘れて、煙草をふかして村の入り口をぼんやりと眺めている。
悪魔や天使の軍勢でも来ない限り、実力面でいえば遅れをとるわけもないとだらだらしている。
おもむろに村の端っこにいって、小便をすませて戻ってくるのも隙だらけだ。
ご案内:「ゾス村」からグスタフさんが去りました。