2019/12/01 のログ
ご案内:「ゾス村」にゼロさんが現れました。
ゼロ > ゾス村―――マグメールの辺境の村の中一つ、其処に少年は一人やって来た。
 王国の兵士として、王国の民の安寧を守る義務が有るのだ。
 第七師団の大半は、国の防衛のためにタナール砦に駐留しているのだが、少年はそうではない。
 将軍からの指示もあり、一人で国の中を歩き回り、魔族を探し、見つけ、殲滅するという役割が有る。
 その指示を守り、少年はこの村にやってくる。
 この村に来ること自体は初めてではない、何故ならば、此処は戦場が多い故に、色々とその被害にあうのだ。
 敗残兵だけでなく、魔族や魔物……ゴブリンのような低級な存在でも、村の人からすれば十分な脅威なのである。

 なので、少年は定期的にやってきて、ゴブリン等を退治するのだ。
 無償で行うので、其れなりに歓迎はされている模様、冒険者から見れば仕事を横取りする奴、と言う評価になるのだろうが。
 少年は気にした様子もなく、村長に、ゴブリンの巣の場所を聞いて、そちらへと行くのだった。