2019/11/01 のログ
ご案内:「ゾス村」にリムリアさんが現れました。
■リムリア > 王都から離れた山間の村
直接、その村にまで行く乗合馬車も整備されておらず、近くの村から徒歩で向かわなければならない辺鄙な場所
そんな村からでもあっても、ギルドへの依頼というのはあるもので。
本来ならば、貼りだした依頼を受注した冒険者に向かってもらうのだけれど、報酬が悪かったのか、辺鄙な場所だというのが良くなかったのか、
期日になっても、誰も依頼を受けてはくれず―――受付の少女としても、あの手この手で頼み込んではみたものの、結果として売れ残ってしまったのだった。
そんなわけで、ありがたくないことにマスターから出張を言い渡された少女は、数日掛けて鄙びた山間の村へと向かうことになり。
「あの王都のギルドから参りました、リムリアと申します。
ご依頼の件で、少しお話が……」
依頼者である村長宅を尋ねれば、よく分からないままに奥へと通される。
お茶ばかりか、辺境ではまず見られない甘いお菓子を振舞われ、何だか歓迎ムード。
これはもしや良くない流れかしら、と内心焦りつつ、依頼を受けてくれる冒険者が居なかったことをどうにか切り出そうと。
ご案内:「ゾス村」にデロスさんが現れました。
■デロス > 「おお、ようやく来てくれましたか」
やってきた冒険者を歓迎する饗宴が開かれる中に、一人の小太りの男がいた。
王都で旅籠を営むデロスであった。およそこの辺鄙な村とは無関係であるはずの男だが、今回は事情があった。
この鄙びた村に温泉脈が見つかったとの話を聞きつけたのである。
地方にも旅籠を出店しようと思っていた矢先のことであったため、デロスはこれに乗ることとした。
村の振興のために旅籠を建てるべきだなどと村の長をそそのかし、温泉旅籠のための投資を行った。
辺鄙な場所にある村であるため出店が失敗する可能性もありはしたが、その場合も費用を回収できるように根回しはする予定であった。
まずは温泉脈が出た場所を確保しなければならないのだが、その周辺はちょうど魔物が跋扈するような場所であった。
デロスに戦闘などできるはずもなく、王都に冒険者ギルドに魔物退治を依頼したのである。
そしてやってきたのは一人の少女であった。その姿を見てデロスの欲望が膨れ上がったものの、今手を出してしまえば本来頼むべき仕事を遂行させることはできないだろう。
欲望を堪えてデロスは少女をねぎらっていく。
「いやいや遥々遠いところをよく来てくれた。我々では魔物の退治などできませんのでな……温泉脈の発掘自体は準備が整っておりますので、後は魔物を倒していただくだけですが……ところで、今回はお嬢さんお一人で?」
何かを切り出そうとする少女をよそに村人たちと共に饗応を行っていたのだが、流石に腕っ節も強くなさそうな少女一人というのは訝しく思え、それとなく尋ねて。
■リムリア > あれやこれやという間に、夕食にまで引っ張り出されてしまう。
その間にも村長が魔物に襲われているらしい村の窮状を切々と訴えてくるものだから、なかなかこちらの話が切り出せない。
これがまだ魔物ではなく野生の獣くらいであれば、どうにか少女でも対処も出来たかもしれない。
けれども話を聞いている限りでは、どう考えても獣ではないうえに、単体ではなく群れらしいということ。
豪勢な食事に、いい加減はっきりと断らないと…、と思った矢先に、今度は恰幅の良い男性が現れ。
「いえ、その……私は冒険者ではあるのですが、今回はその……ギルドの遣いとして来た次第で。
は、はい。私ひとりです。」
駆け出しとそう変わらないとはいえ、冒険者でもあり、また今回の旅にはそれなりの装備は身に着けては来ていた。
とはいえ、男が訝しがるとおり、どう見てもソロで魔物を狩るような腕には見えないだろう。
言うなら今しかないと、意を決して口を開き。
「その、ご依頼の案件については、ギルドで募集を掛けたのですが……引き受け手が誰も居らず……」
■デロス > 歓待ムードが続いている中、ある疑問をデロスは投げかけた。
そしてその問いに対する答えを聞いた時、周囲の熱が一気に引いていったのが彼女にもわかるだろうか。
「ほう……そうなると、今回の依頼を断りに来たと、そういうことだと?」
村人や村長たちはショックが大きかったのかそのまま固まってしまい、少女を白眼視していく。
なにせこれでようやく村の窮状が救われ、更に名物となる温泉旅籠もできるはずだと安堵していたのである。
しかも、歓待を受けた上での断りの返事である。
彼女自身にはどうしようもないこととはいえ、失望はかなり大きい。
デロスとしては別段怒りを覚えるわけでもなかった。
むしろ、欲望の炎が燃え上がってきてさえいた。
彼女の人柄なのかギルドが律儀なのか、わざわざ使いをよこしてまで断りの連絡を入れに来たのは僥倖であった。
デロスの視線は少女の体を値踏みするかのような、下卑たものにかわる。
「すぐに断りの連絡も伝えずに我々の饗応も受けていたと」
と、デロス自身はこの村がどうなろうと自身が撤退すればよいだけなのでどうでもいいはずなのだが、彼女を責めるような口調になる。
彼女の肩に馴れ馴れしく手を置き、顔を近づけて言葉を紡ぐ。
「この饗応も報酬の一つとして考えていたのだが……いかが補填していただけるだろうか」
■リムリア > ようやくどうにか切り出したのは良いのだけれど、その反応は推して知るべし。
想像以上にしんと静まり返ってしまった場の空気に居た堪れなくなってしまう。
というか、引き受け手がいなかったのは自分の責任ではないのだから、そんな目では見ないで欲しい。
「は、はい……依頼のお申し込み時の規定に従い、一定期間内に引き受け手がなかった場合には、解約されることになります。」
努めて冷静に。出来るだけ感情を表に出さないように、事務的にそう告げる。
まともに相手しようとすれば、気弱な少女などあっという間に呑まれてしまう。
ただでさえ、村人の期待も大きかったのは、この宴席を見ても十分に分かるものだから。
これが交渉事に慣れていない村人相手ならば、規定どおりの対応で終わったかもしれない。
けれども今回の相手は、商売人としても場数を踏んだ数多くの宿の経営者であり、一介のギルドの窓口嬢でどうにかなる相手ではなく。
「そ、それは……そもそも、依頼自体が解約されますので、前金は返却させていただきます。
追加の報酬分につきましては、こちらの与り知るところでは、ありません。」
痛いところを突かれた、とばかりに口籠ってしまう。
けれど、少女の手持ちでどうにかなる金額かと言えば、そんなわけはない。
ギルドに戻って立て替えて貰えばどうにかなるかもしれないけれど、
マスターがそれを許してくれるかと言えば、それも難しいだろう。
馴れ馴れしく身体に触れてくる相手から反射的に距離を取りながら、
しどろもどろになりつつも、どうにか首を横に振る。
■デロス > 期間内に引き受けてがいなければ依頼は解約される。当然の道理である。前金も返還されるため村のダメージは少ないはずである。
だが、そうであっても期待を裏切られたという失望感は大きい。彼女が到着するまでに魔物の被害もあったためになおさら感情的にもなっていく。
彼らにとっては冒険者ギルドとしての当然の規定と言われても納得しかねるのである。正当な契約云々より、信義の問題として捕らえているのだ。
そして、追加の報酬分についてはこちらの与り知らぬところだと言われた瞬間、にわかに村の男たちがざわつき始めた。
辺鄙でどこか閉鎖的な村の人間となれば、よそ者への風当たりは強い。
しかも自分たちを救ってくれる冒険者なら良いが、今回はそれですら無い。
ただ見返りもなしに食事を死に来ただけのよそ者ということになる。
どうしようもない失望と怒りは、相手が男ならば腹いせに袋叩きにし金品を奪うことで発散されるだろうが、相手が女であるならばまた別の発散方法もある。
男たちの中からぼそりとこぼれた「犯す」などの不穏な言葉が彼女の耳にも届くかもしれない。
ここに彼女のの味方はいない。辺鄙な村で一人の少女がどうにかされようとも、このご時世、気にする人間は少ないだろう。たとえ理不尽な私刑が行われてとしても。
「まあ待ちなさい。村への補填ならば私がなんとかしよう。彼女自体に非があるわけでもありますまい。
ただ、事前の連絡はもっと早く行っていただきたいものですな。私としても温泉採掘の準備はしておりましたのでな。
そのへんの保障の詳しい話は別室で行いたいが、いかがだろうか。ここでは皆気も立っておられるようだ」
だが、そこでデロスは彼女をかばうような言動を行う。
饗宴の費用も出すと言われれば村人たちは黙るしか無い。もともと共同出資者のデロスには文句も言いづらい。
デロスは本来ギルドが補填すべきかどうかも不明な経費のことを述べつつ、彼女に別室での話し合いを提案する。
無論脅しである。断れば村人たちに襲われるぞ、と言わんばかりに彼女に近づき、その腰に手を回してスカートの上から尻を軽く掴んで、
「どうかね、お嬢さん。承服しかねるなら直接村人の方々と話し合いをされるといい」
■リムリア > 周囲の空気が不穏なものに変わりつつあるのを敏感に感じ取る。
暴動にでもなってしまえば、すぐさま逃げだせるようにさりげなく窓の方を確認する。
けれど、実際逃げ出したところで地の利のある村の男たちを撒くことはできないだろう。
かと言って、払えるお金もなければ、力づくでどうにかすることも出来ない。
嫌な冷や汗が背中を伝って落ちていく。
男たちの誰が口にしたのか分からない。
けれど、その言葉は水面に波紋が広がるように、はっきりと空気を変えていく。
ざわりと色めき出す男たちの目に、思わず及び腰になってしまいそうになる。
いよいよ窓に向かって駆け出そうかと思った矢先に、先ほど火をつけた男の方から仲裁の声が掛かる。
「……わ、わかり…ました。こちらといたしましても、ご連絡が遅れたところは…ございますし……」
スカート越しに伝わる感触に、ぞわりと悪寒が広がる。
けれど、今はそれどころではない。十数人もの男たちに襲われることを思えば、このくらいは耐えられる。
少女に選択肢など他にあるはずもなく、表面上は大人しく、内面では渋々ながらに、首肯を返し。
■デロス > デロスの申し出に少女が渋々首肯すれば、少女の尻に触れていたデロスが更に力を入れて彼女の尻肉を掴む。
敢えてこれから何をされるかを意識させるかのように。
「では少し彼女と相談をさせていただきます。村の方の費用はご安心を。今度はより確実に依頼も行えるように追加で出資させていただきますので。
それでは少しあの部屋をお借りします。あそこならばしっかり話し合うこともできるでしょうから」
村の男達は不満そうな表情を見せるものの、金銭のことを出されると弱い。ここで彼女に私刑を行ったとして事態の解決には至らないのである。
デロスが明らかに少女で楽しもうとしていることがわかっても今はどうすることはできない。
少女のスカート越しから尻を掴んで前に進ませるように押しながら、デロスは下卑た笑みを浮かべる。
デロスとの話し合いが終わった後に彼女の身の安全が保障されるとは無論限らないのだが、少女には選択肢がないのである。
そうしてデロスは少女を連れ立って村長宅の奥にある部屋へと向かった。
村では「仕置き部屋」などと呼ばれる場所である。村内で罪を犯した女性や、外から村へとやってきた女性を辱めるための場所、要するに調教部屋である。
この辺鄙な村にはそういった因習がいまだ残されているのであった。
部屋のとびらをギイと開ければ、未だ淫臭や媚香の残り香が彼女を襲うだろう。
ベッドの他には様々な卑猥な器具が置かれている部屋であった。
「……さて、まずは脱いでもらうとしようか。しっかり仕置きをしてやらねばならんのでな」
デロスの少女への口調は尊大なものへと変わり、彼女の前でおもむろに衣服を脱ぎ始める。
巨大に屹立する肉棒を隠そうともしない。
その状態のまま、彼女に目の前で脱衣を命じる。
■リムリア > お尻を掴む手に力が籠るまでもなく、男に部屋に連れ込まれれば何をされるかなんて容易く想像はついてしまう。
それでも、まだそちらのほうがマシと思えるからこそ、従わざるを得ない。
事実、村人たちもこの男には強くは出られないらしく、渋々ながら引き下がる様子。
それを見て、とりあえず集団で暴行されることだけはなさそうだと胸を撫で下ろす。
お尻を触られているのを出来るだけ見られないようにしながら、奥の部屋へと進む。
重たそうな古びた扉を開けると、見たことはなくとも、何に使うのかは明らかな器具が並ぶ部屋で。
想像よりもあからさまなそれらに思わず口元を抑えて驚いてしまう。
「………何を言っても、無駄そうですね。」
仮にこの部屋から逃げ出せたとしても、外には村人がいるわけで。
やはり大人しくこの男の言うことを聞く他はない。
諦めたようにため息を零して、ブラウスのボタンに手をかけていく。
男に裸はもちろん、服を脱ぐところを見られるのは恥ずかしい。
どうしても手の動きは遅々としたものになってしまうけれど、それでも白い肌を露わにさせていく。
豊かというには少し足りないながら、柔らかな曲線を描く肢体を晒し、見せつけられる肉棒から視線を逸らすようにして、所在なさげに手で局部を隠し。
ご案内:「ゾス村」からリムリアさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」からデロスさんが去りました。