2019/08/31 のログ
ご案内:「ゾス村」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > ”悪いね、今日は部屋に余裕がなくて……。
おそらく相部屋前提になるだろうが、それでも良いかな?”

旅の途中。立ち寄ったゾス村の宿屋は珍しく人が大勢詰めかけていた。一宿一飯を求めた遊牧民へ、人の良さそうな宿屋の主人はそう告げたのだった。
曰く、個室は用意できるが、新しい客が現れたら同室させる。それでも良いなら泊めていいとの事。

遊牧民はそういうのは気にしない性格なため、相部屋前提ということでいくらか割安になった宿泊料金を支払うと宿帳に自分の名前を記帳したのだった。

「ベッドはひとつしかないけど、そこそこ広いし。
誰か来ても大丈夫そうだねー。
一緒に寝そべって色々お話出来たらいいなー……!」

案内された部屋は小ぶりであったが、よく掃除が行き届いている。ダブルサイズではないものの、それなりに大きな清潔なベッドに木の机、小テーブルに椅子ふたつ。
宿の主人に持ってきてもらった湯桶で身体を拭い、椅子に腰掛けて寛ぐ。開き放たれた出窓からの夜風が涼しく、目を細め。

ご案内:「ゾス村」にゼナさんが現れました。
ゼナ > 「わたしと同じ女冒険者さんかぁ……どんな人なんでしょう。いい人だといいなぁ」

細革を肩に食い込ませる荷袋を背負い直し、小さく独り言を呟きながら宿の主人に教えられた部屋へと向かうのは、健康的に日に焼けた小麦の肌を無骨で高価な装具で覆った戦士娘。
少々眼力の強すぎるきらいはあっても、くりっと大きなつり目気味の双眸には色濃く稚気を残したまだ若い娘である。にもかかわらず、オーガの獲物の如き馬鹿げたサイズの両手剣も、たわわに実った豊乳にて胸元を大きく膨らませたスケイルメイルも、かなりの魔力の篭もった強力な装備である事は明らかで、この娘が結構な凄腕である事を示していた。
それでも、歩く姿からは見るものが見たのでも無ければ一級冒険者の凄みを感じる事は難しかろう。

きょろきょろと廊下の左右に並ぶ扉に掲げられた部屋番号を確認し、ついに目的の部屋を見つけ出した若き戦士娘は、すぅ…と一度深呼吸してからコンコンと軽いノックの音を響かせた。

タピオカ > 夜風に笛のひとつでも吹いてみようか。
そう思っていると部屋の戸が鳴る音。
立ち上がって戸口に近づきながら、はーい、と返事をする。

「こんばんはー!……ってゼナ!
ゼナだあ!あははっ!偶然!」

扉を内側へ開きながら。にこやかな笑顔向けたその表情が驚きに移ろい、ついで顔中に笑顔ほころばせて優秀な冒険者であり親友でもある小麦肌の美少女を出迎えた。
彼女と旅路が重なっていた偶然に声音を明るくし、思わずぎゅぅと彼女の細い身体を両手で抱きしめて再会喜び。

「季節の変わり目の商品入れ替えとかで、隊商が多いせいかな。今日ってゾス村が賑わってるよね。宿の部屋も足りないみたいで。
……ということで、一晩一緒によろしくね!」

まるで自分の部屋に案内するよな勢いで個室へ迎え入れると、まだ湯気立つ湯張りの桶を彼女の前に置き。内張りで厚手のマントを脱ぐのを手伝う。

ゼナ > 「―――ふぇっ!? って、相部屋で一緒になる女冒険者さんってタピオカちゃんの事だったんですねっ! わぁっ、とっても嬉しいですっ♪」

ぱっと笑顔の花を咲かせてくれた彼女につられる様に、こちらも再会の喜びを満面に浮かべ、彼女の手を取ろうとした所で先に抱きつかれて驚いた。
ほんの一瞬驚きに身体を強張らせるも、彼女との抱擁はこちらとて嬉しい物。すぐに身体から力を抜いて、背負袋の革紐を握っていない方の腕で彼女の小躯を抱きしめた。
朱金の竜鱗を張り合わせてつくったスケイルメイルは刺々しく無骨な印象とは裏腹に、下手なチュニックなどよりも余程に薄く繊細なのではと思える柔らかさで彼女の頭部を抱きとめて、豊満な乳肉の弾力に富んだ感触と、真夏の街道を一日旅した柑橘の汗臭と土埃の混ざった匂いで包み込む。
清潔感には程遠いその匂いはゼナ自身分かる程なので、流石に少々気恥ずかしく、姉めいた優しい微笑みを浮かべる頬には少しばかりの朱色が滲んだ。

「はいっ、こちらこそ今夜一晩、よろしくおねがいします、タピオカちゃん❤」

彼女の歓迎に今一度嬉しそうな笑顔を浮かべて部屋の奥へと向かったゼナは、未だに湯温を失っていない木桶を目にして更に喜ぶ。装具を脱ぎ落とした後は、宿の裏手の井戸にでも行ってざっと身体の汚れを落とすつもりでいたからだ。
彼女に手伝ってもらってマントを脱いで、背負袋と竜大剣を壁に立て掛け、いそいそと防具の留め金を外していく。

タピオカ > 「えへー……!ゼナのいいにおいがするー……♥」

嵐を呼ぶ鈍色の竜の首だとしても斬り落としてしまえそうな野太い剣を振るうとは思えない細い肩に両腕を回し。
対照的に豊満な胸元にすがりつけば、くんくんすんすんと鼻先を小揺らし。彼女の汗という天然の香水の薫りに胸がトクントクンと弾むのを感じながら、気恥ずかしそうな相手へさらに顔を近づけて憩うのだった。

「どうぞー、寛いでいってね、ゼナ!
――あ、どうせだし。僕が湯女役になるよー。
はーい、ゼナ。椅子に座ってー、楽にしててー……?」

羽織うマントを脱がせると、壁際のシェルフハンガーにそれを引っ掛けて。防具を脱ぎ寛いだ格好になるのを待った後、彼女の背に回ると、湯桶に添えられた清潔なタオルを湯に浸して手搾り。そのタオルで彼女の肢体を清め始めようとし。両腕や脇、背中と上半身から。

ゼナ > 「も、もぉ、そ、そういう事言わないでください…っ」

汗の匂いに顔を顰められるよりは余程に良いとは言え、それをいい匂いだなんて形容されるのもまたたまらなく恥ずかしい。かぁっと頬の赤みを増したゼナは、豊満な乳袋に鼻先を押し付け匂いを嗅ぐ彼女に「あっ、ちょ…、ゃあ、ん…っ❤」なんて少々恥ずかしい声音さえ零してしまった。

「もぅ……タピオカちゃんってば悪戯っ子なんですから…❤ えっ、い、いや、流石にそれは悪……あ、ひゃぁんっ!?」

彼女と共に仕事を受けた夜などは、周りの冒険者の目を盗んで互いの身体を貪りあうなんて事もしてきたので、気さくな遊牧民もゼナの鎧を外す手際は慣れた物。
鎧どころか乳帯や貞操帯、特に恥ずかしい匂いの染み込んだ下帯までもが剥ぎ取られ、気付けば全裸で木桶の中に座り込んでいた。柔らかな脂肪の層を纏いつつも、町娘とは違ってしっかりと鍛え上げられた小麦の背筋が、親友の手に携えられた手拭いにて撫で清められていく。
時折弱い部分に触れられて「―――…っん、ふ、ぅ…っ」なんて声音を漏らして裸身を跳ねさせてしまうのが妙に恥ずかしい。