2019/08/11 のログ
ご案内:「ゾス村」にコーデリアさんが現れました。
コーデリア > 王都での仕事が多い捜査官だが、本日の仕事は王都を外れていた
任務自体はルーキーのエルフともう一人があたるだけで間に合う簡単なものだったが
終わった時刻には王都へ戻ることは難しく、こんな郊外で一晩宿をとらせてもらったのだった
組んでいた先輩は『遊ぶ所がなくて退屈』だの『田舎にもほどがある』だのと失礼なことをぼやいていたが、
エルフだけが集まる辺境の地で幼少期を過ごしていたコーデリアには
どこか懐かしささえ覚える土地で、それはそれは穏やかに健康的な時間に床に入ったというのが本日の出来事

あまりにも早く寝すぎたのだろう
まだ夜が明ける時間でもないのに、布団の中で目が覚める
だが早寝すぎたということだけが理由ではなかったようで

「……誰ですか?」

窓の外に何かの気配を感じた気がして、銃を手に取るとベッドから立ち上がった
カーテンを開けてもそこに人影はなく、確認のために窓も開けて外の様子を見る
この平和で長閑な村では警戒しすぎだが、職業柄とでも言うべきか

コーデリア > 誰もいない―――かに思われたが、少し離れた場所で何かが物音を立てた

「誰……っ……あれ…?」

咄嗟に身構えるエルフの声に緊張感がなくなり、代わりに呆れた色が込められる
明かりが乏しいため目を凝らさなければ見えないのだが、あれは先輩だ
転んだと思われる体勢から起き上がろうとしては千鳥足なようで、また転んでいる
この小さな村にも酒場はあったし、そこでなくとも意気投合した村人の家で飲んだということも考えられる
いずれにしても呆れるしかないが

「見なかったことにしよう」

窓を閉め、カーテンも閉めて
他人のフリを決め込むエルフであったが、その数分後には渋々部屋から出ていく姿があったとか

ご案内:「ゾス村」からコーデリアさんが去りました。