2019/04/25 のログ
ご案内:「ゾス村」にグレヌアンギュさんが現れました。
グレヌアンギュ > ゾス村の中でグレヌアンギュと呼ばれる魔物が活性化してから一夜が経過した。

幸な事に村には魔物が求めるような人間がいなかった所為で被害は出ず、だがそれで余計に彼らの繁殖への欲望が深まり、より広くゾスの村に浸透していったのは是の存在を知るものには想像に容易いことである。

水が通るところなら何処へでも、細い個体、太い個体、動きの早いもの遅いもの様々な個体は各々の特性を活かして村のあちらこちらに潜り込んでいく。

引き金、ある種の何かを兼ね備えたヒトが現れるまではそれは決して平穏を乱すことは無い、彼ら一匹一匹は脆弱なため発見されて個々に駆逐される事を酷く恐れているからだ。

だが引き金を引いてしまうような、知力や純粋な力、魔力や技術、生命力に溢れる存在がゾス村に踏み込んだら?彼らは恐れよりも群れ集い産ませ増える為に、犠牲も厭わず喰らいつくだろう……さて今宵はどうなることか。

ご案内:「ゾス村」にイチカさんが現れました。
グレヌアンギュ > 泥水の中を身体をくねらせて泳ぎ、古井戸の中を今でも利用されている井戸の中も分け隔てる事無く群れ蠢いて、水を掻き混ぜ怪しく蠢いて暴れる、人の気配を表皮で感じれば鎮まり、離れればまた暴れ生殖本能の昂ぶりを物へとぶつける。

知性などあるものか。
あるのは肥大化した本能をそれを満たす為に兼ね備えた能力、そして脆弱は存在を隠すために進化した透き通るような透明な肉、そして強靭な顎、生きているモノから肉をく千切る為に発達した唯一無二の脅威。

鎧の隙間から衣服の隙間から入り込み、柔らかな肉だけを喰らい、その臓腑までも潜り込んで喰らいつくす貪欲なる魔物、だがその食欲よりも尚強い繁殖欲、生殖本能。

こと至っては温かくなり湿度が増す時期こそ彼らの繁殖期である、つまり今だ。

イチカ > イチカは冒険者だ。九頭竜山脈で遺跡探索の手伝いをした後、その帰りにゾス村に寄ったところである。
他に同行者はいない。探索仲間はダイラスにいくというので別れたのだ。
日帰りで王都に戻ろうとしたが、夜も遅くなり、ゾス村で一夜を過ごそうと立ち寄ったのである。
場所が場所だけに、ちゃんとした宿もある。

宿の方向に向かう道を歩く途中に、古井戸があり……

ご案内:「ゾス村」からイチカさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」にイチカさんが現れました。
グレヌアンギュ > 古井戸の周囲も無論のことグレヌアンギュの領域である。

地面を踏みつける震動、獲物が動くことで揺れる空気、更には匂いや呼吸をする音、視覚が存在しない為に発達した感覚器で獲物の到来を感じ取ったか、誰かが古井戸の傍を通り過ぎようとすれば、古井戸から一斉に透明な肉を持つ海蛇が這いずりあがり、それは一見して井戸から水が溢れるような光景であろう。

ごぼごぼごぼ

と鳴り響く水が溢れる時の特有の音と古井戸のほうを見るなら、乾いた井戸の縁が濡れて其処から水が滴り、一滴でもつぅっと井戸の壁面を伝い落ちれば、其処からどろどろどろと水にしては粘り気ある者が続き流れ、地面に水溜りを作りながら、ヒトの気配の元まで広がっていこうとする。

イチカ > 「…… っ!?」

イチカはシーフである。主な任務は探索や索敵であり、不自然に水があふれ始めた井戸にもすぐに気づく。
慌てて離れるべく古井戸から全力で飛び逃げる。。その判断は冒険者として優れた判断ではあった。
しかし、既に一帯が侵食されており逃げられるわけがなく、
グレヌアンギュの領域に入ってしまったイチカは既に蜘蛛の巣にかかった蝶でしかなかった。

「きゃぁ!!!」

地面から湧き出た透明な海蛇に四肢をとらわれるのであった。

グレヌアンギュ > まずはすらりと伸びた獲物の両腕と両足に螺旋に巻きつき、その冷たくも透明なぶよぶよの皮膚を押し付け、肌を擦り、相手の脅威を封じる事を本能が理解しているのか、獲物の両腕を後ろ手で束ねるようにして、ギチリと締上げてしまい、両脚はこの場に引き摺り倒すか尻餅をつかせる為に、膝から膝裏を締めあげて、更には太股の裏側をヌラリと撫で触れる。

群れにして個、個にして群れ。
数匹が獲物を喰らいやすい様に仕立てる間に次々と古井戸の中より溢れ出る水に似た姿で魔物達は姿を見せ、かすかに差し込む月明かりに水ではありえない程に透明な肌をキラキラと輝かせるのであった。

イチカ > 「ひっ、やだっ! やだぁ!!」

見たこともない不気味な魔物に襲われるのに、恐怖を覚えたイチカは必死に抵抗する。
しかし、両手も両足も縛り上げられてしまえば、抵抗などまるでできなかった。
仰向けに引きずり倒され、足はM字開脚の姿勢で固定されてしまう。

「気持ち悪いよぉ! やだっ! やだああ!」

捕食されかねないという恐怖も加わり悲鳴を上げる。

グレヌアンギュ > 後ろ手を束ねる様に締上げて、ギチリと肘まで絡みついた二匹はコレより始める生殖行動に参加出来ないが、それは個で失敗だが群れとしては問題なく、順番は後にはなるだろうが、後で獲物の胎を借りる権利はある筈だ。

柔らかいくせにしなやかで、太くも無いくせに強靭で刃物を立てるか魔力で爆ぜさせる以外にこの状況下では抵抗は難しいだろう、故にグレヌアンギュ達は獲物と距離をあけず必死になって群がる。

獲物の両足に巻きついたものはMの字により交尾をし易い姿勢にする為に仰向けになった獲物の両膝にまきついたまま、地面に頭をもぐりこませ、開脚させた状態で固定をしよう。

其処まで済めば後は喰らうだけ、熱と匂いと心臓の鼓動。
それを目掛けてグレヌアンギュ同士が絡み合い、ぐちぐちと卑猥な音を薄暗い路地に響かせて、包囲の輪をじわじわと狭めていくのだった。

イチカ > 「ひぃいいいいい!! んぐっ!!」

悲鳴を上げるも海蛇の一つが口に入り込み、口をふさぐ。
他の海蛇たちも、顔に、首に、胸に、腕に、足に、腹に、そして女性の最も大事な場所に、それぞれ殺到し始める。
こうなってしまえば抵抗も何もない。すべてを囲まれ後は凌辱されるしかなかった。

グレヌアンギュ > 唐突に魔物達は何かを感じたか、獲物の身体から離れると李殿中へと消えていく、まるで巻き戻しを見るような光景で、水が全て古井戸の中へと消えていく。
ご案内:「ゾス村」からグレヌアンギュさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」からイチカさんが去りました。