2018/12/12 のログ
ご案内:「ゾス村」にネコアシさんが現れました。
ネコアシ > 王都からの移動先はゾス村、冒険者なら一度は名前が聞いたことがあるかもしれない、比較的王都に近い位置にある村らしい……らしい、と言うのは地図と言うものの実物を見たことが無く、聞いた話によると、程度しか情報を持ち合わせていないからだ。

「……そりゃ王都に比べてアレだけどさ、此処も中々真っ当じゃん?少しばかし荒れてる気もするし、皆ピリピリしてる気もするけどさ……。」

王都の貧民地区出身なので、敵意とか悪意とか争いの空気とかそんなのは肌で感じなれていて、独特のあの空気を察する事が生き延びるコツでもあったからか、その手の気配に酷く鋭敏に反応して感じ取ってしまう。

今はそんな村の様子を伺うために路地に置いてある空き酒樽に腰をかけて、先程購入した拳よりも少し大きめの赤い果実を齧りながら、行き交う人々を眺め、お財布の中身を補給は避けようとは思っているが、一先ず此処がどんな場所であるか、滞在しても安全か否かを見極めようと目を皿のようにして、眼球だけを右に左に動かして辺りを眺める。

少しだけ誇りまみれの新品のローブのフードは全開、素顔をさらす事で少しでも周囲に顔を覚えさせようと、仕事をしないのだから冒険者見習いとして印象付けようと、常に笑顔、今も笑顔で、人懐っこい?表情を浮べて果実を齧り続けている。

右ひざに左脚を乗せて足を組み、その膝に肩肘ついて頬杖ついて……決して宿を取り忘れたので、親切な人に寄生しよう、何て思っていない、絶対に絶対にだ……。

ネコアシ > 王都での野宿よりも比較的安全そうだと判断する。

判断したので今夜は無理やり見知らぬ誰かに寄生するよりも、素直に廃屋か何かに這入りこんで一晩明かすことに、

見知らぬ村、住みなれた王都を飛び出しての小さな大冒険である。

この先ナニが待ち受けているかわからない。
貧民地区での生活とはまた違う自由を堪能する為に今宵は早めに眠りにつくことに……。

ご案内:「ゾス村」からネコアシさんが去りました。