2017/01/20 のログ
■エミリー > 「わ~い♪」
呼び名を了承してくれた
くる様は優しい、エミリーにこう思わせるには十分だった
「ちっちゃくてちっちゃくてかわいいよ~♪くるさまかわい~♪」
ここで気づくかもしれない
向けられる感情が子犬子猫に向けられるものと同種だと
コロンと倒れた半分起き上がるクルエルをのんびり見つめて
「えっとね~いたずらしたくなっちゃった♪」
よい…しょ、と立ち上がりそのまま地面に倒れ込む
ズベチャ!と顔面と身体の前面を強打しながら地面を這う姿はまさに死霊のそれ
「くるさまも~いっしょにねよ~?」
地面に生えた草の感触がお気に召したのでそう尋ねる
やっとの事でクルエルの隣にまで這って来ればそのまま抱き枕に
むんぎゅと捕まえると中々強めの力で抱きしめる、忘れそうになるけれどエミリーは力が微妙に強い
■クルエル > 「魔王にいたずらするんじゃない」
少しむすっとした表情
かわいいかわいいと連呼されるのもなんだか、なんだかである
自分は犬か猫かと
実際そう思われていることには気づかず───
「むう、こんなところで雑魚寝などでき…ぐぬ、は、離すのだ」
ぐいぐい、腕を広げようとするも全く動けない
それもそのはず、この魔王は屍魂を操作する力こそ絶対的な変わりに身体能力は人間の少女のそれと変わりがない
■エミリー > 「まおうさまにはいたずらしちゃだめなのぉ?」
何で?と思う
魔王相手だって関係ない
悪戯をしたいと思えば相手が誰でもやるのだ!
因みに、クルエルの評価はかなり子猫に近い
「い~や~♪」
屈強な冒険者が本気で暴れる
それ程の力がないとエミリーのハグは振りほどけない
見たままの少女レベルのクルエルはどれだけ抵抗しても…
「ん~あばれちゃや~♪」
顔を邪魔だなぁと思っている胸に沈めて黙らせられる
■クルエル >
「だめに決まってる。なんせ魔王なんだぞ」
魔王という肩書は安いものではないのだ!
とはいえ、まったく歯が立たない、
アンデッドのくせに力が強い!!
「いやじゃない!
はなせといったら離むぐー!?」
呼吸が出来ない、不死身なので死にはしないけど苦しいものは苦しい
じたばたじたばた
■エミリー > 「…なんでぇ?」
何故か分からない
魔王だってお隣さんだって変わらないのに
「ゆっくりねむるとおちつくよ~♪」
きっと少し眠たくなったのだろう
静かになり出したのでギュっと拘束したまま背中をトントン
まさか呼吸ができていないとは思っていない
じたばたにも動じない、圧倒的にクルエルでは重量が足りない
「~~♪」
尚、毛布も被らずエミリーの体温は現在かなり冷たい
外に野ざらしという事も相まって人間であれば風邪は必至
■クルエル > 「(魔王は偉いからなのだ!!!)」
おっぱいに埋もれて喋れないので心のなかで抗議する!
じたばたしても状況は動かず、だんだんと酸欠にいたっていく感覚が…
「(……気持ちよくなってきた)」
弱すぎて死にすぎて苦痛に快楽を感じるようになってはや数十年
酸欠はそういえばそこまで経験していなかった…ような…
そのうちぐったりしはじめた
■エミリー > 「ん~?」
何か言っているかと思ったけれど今は眠気が勝っている
心の中の講義は届く事なく…
「きもちぃね~…♪」
ぐったりとしだせば眠りに落ちたと錯覚
ならばもう少し自分が眠りやすい体勢
クルエルに配慮していない体勢に
もちろん顔は元の位置のまま
眠りに入ったエミリーは硬直している科の様に動かない
このまま意識が途絶えればエミリーが起きるまでこのままだろう…
■クルエル >
ゆっくりと視界がブラックアウトしてゆく……なんてことはない
なにせ不死身不滅の魔王(重要)なのだから
気持ちよくはなってきたがこのままというのは沽券に関わる
手下が一人もいなくとも威厳はもたなければならない、きっと
とはいえ身動きは取れないし言葉も出せないこの状況ではやることは秘湯
がぷ
顔面に押し付けられている柔らかいそれに噛み付いた
■エミリー > 「んぅ?おっぱいはでないよ~?」
胸を噛んでいる感覚が伝わる
ほんのりと柔らかな痛みに首を傾げクルエルの顔を見ようと腕の拘束が緩まった
「くるさまかわぃ♪」
寝ぼけて胸を吸おうとしたと勘違いしてまた可愛いと口にする
必死の抵抗だと分かっていないからこそ出てくる言葉
■クルエル >
すぽん、と顔を出せば大きく深呼吸
「違うわ、息ができなくて死ぬかと思った」
不死身だけど
「かわいいではない。
魔王たる我はこんなところで雑魚寝はしないのだ、離せ」
そして再び力を入れて拘束を解こうとする
ぐいぐいぐい
■エミリー > 「しぬ?……あ、そっかぁ…ごめんね?」
呼吸ができていなかった事に言われて初めて思い至った
危うく殺してしまう所だったなんて…とわりかし真面目な雰囲気で謝罪
「え~まおうさまもたまにはねよ~よ~」
ぐいぐいとされるがもうエミリーは寝る気満々
それに思いのほかクルエルの抱き心地が良かった
抱き枕を手放してなる物かと抱き着いたままへばりつく
「ちょっとだけ~ぜったいきもちぃから~」
何だか別の意味にとれそうな言葉で懇願?しながら離さない
それはもうどこからこんな力がと思えるほど離れない
寝ると決めたエミリーは思いの外力を発揮する
■クルエル >
「(まぁ不死身だから死なないのだが言わないことにするのだ)」
ますます遠慮がなくなりそうである
「断る、睡眠などもうとうに飽きた。一ヶ月に一度くらいでいい。
だーかーらー、はなすのだ!
こんな場所で眠っていると人間がやってくるんだぞ」
言いながら、村の灯りがある咆哮を指差す
■エミリー > もし多少無茶しても死なないと分かれば…
まぁあまり変わらなかったりするがそれは秘密
「いーやー…!
おやすみのじゃましたらぁ、ごーさんがえいってしてくれるからだいじょうぶ~♪」
ザン!とクルエルの隣の地面に大剣が突き立てられる
ゴーさん、車椅子を押していた黒甲冑が背中の体験を地面に突き刺し不動の構え
人間が来ようが獣が来ようがエミリーの睡眠の邪魔をすればその末路は決まっている
「だからぁ…ちょっとだけー…」
これで心配事はないと一安心
心地良い抱き枕を手に入れた今、エミリーはもう止まらない
声のトーンが少し下がる
眠気に負けて思考能力がかなり落ち始めている
■クルエル >
「むう、我儘な。
我の言うことを聞かないと後が怖いぞ。
ええと…あれだ、後が怖いぞ」
特にどう怖いかは明示できないのだった
そういえばこのリビングアーマー…
ふと視線をそちらにやる
今の言葉を聞く限りはこの人間のエリアでも不具合なく活動できている様子
やはり魔族限定なのかと考察が深まる、が
「というわけで離せ、離さないとひどいぞ」
少しずつ脅しをかけていく
■エミリー > 「こわいー…ねむぅ…」
怖いと言われてもよく分からない
死んでこうして蘇って怖いという感情が欠落している
あいまいな脅しだと尚分からない訳で…
「むぅーもう、くるちゃんのばかー…!」
あまりにも一緒に寝てくれないのでエミリーはかなりお冠
見ればもう目が座っている
そう言えば魔王は強くて頑丈と聞いた。なら大丈夫だろう
もう怒ったとクルエルの肩を掴んで自分から少し離し…
「ごーさん、すいんぐ…!」
ゴーさんは言われるまま剣を振り被り…
大剣の腹でクルエルの頭の天辺めがけて一直線にフルスイング!
少し乱暴な寝かしつけを仕掛ける
■クルエル >
「誰が莫迦だ。
まったく付き合っていられな───」
月明かりを遮る影に、ふと首を捻って後ろを見る
そこには命じられたまま振り下ろされていた鉄塊があり……
鈍い音がその場に響いた
「───……」
声をあげる間もなくその場にゴロリと転がる
ちょうど見上げる形になったのも手伝ってか、顔の半分くらいが流れ出る血で染まってゆく
■エミリー > 「えへぇ♪」
これで静かになった
ちょっと乱暴だけれど効果は抜群
クルエルの顔が赤く染まっているのは見えないふり
「おやすみなさ~い♪」
気分よく声をかけて瞼を閉じる
やっと待ちわびたお昼寝…もう邪魔するものは何もない
■クルエル >
不死身不滅の存在である魔王クルエル
でも気絶はします
そのまま抱きまくらにされて、目が覚める頃には傷も癒えているのかいないのか
とりあえず目を覚ましてからまだ近くにエミリーがいたならその頭を一回くらいはげんこつするのかもしれない
■エミリー > 不滅の魔王改め
不死身の抱き枕を手に入れたエミリー
心地良い夢の世界に旅立ったエミリーには起床した後に起こる
クルエルの怒りの拳骨とお説教を迎える事だろう
でもそれまでは…幸せいっぱいの表情を浮かべたまま眠りについていた
ご案内:「ゾス村」からクルエルさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」からエミリーさんが去りました。