2016/08/28 のログ
ご案内:「ゾス村」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「ゾス村」にカノンさんが現れました。
ドルクス > 「まさかとは思ったけどほんとに…平和な村だね」

カノンの選んだ村に滞在して一晩経った
当初はどんなものかと思ったがまさに平和そのもの
滞在にはかなり理想的な村だ

「さてカノンちゃん、もちろん勉強も大事だけど何かやりたいことはあるかな?」

狼として老人と暮らしていたという獣人カノン
街に慣れるための勉強も大事だけど何かやりたい事、習慣もあるかもしれない
なので、こちらも勉強ばっかりなんてつまらないし要望を聞いてみる

カノン > 尻尾がご機嫌に振り回されてるとこに声がかかる
耳をピンと立てて嬉しそうに笑う
振り向きながら

「やりたいこと?んー……ない!主さまは、したいことは?」

覚えることが楽しくなってたとこ、教えてくれる相手が傍にいるのも
全てがうれしく感じてのご機嫌

少し考えても何も浮かばないかわり、仮とはいうものの主、首をかしげて伺いながらも
尻尾の揺れは止まる事ないくらい揺れてて

ドルクス > 「そっか、元気な返事ありがとう」

何故か朝からご機嫌な様子のカノンがいい返事をしてくれた
何もないらしいが…ふむ、どうしたものか

「じゃぁ簡単なお勉強でもしようか
カノンは街に着いた後にやってみたい事はあるかい?」

それとなく尻尾はぶんぶんしてるので頭を撫でてみつつ今日の勉強
街で暮らしていくには仕事をこなさないと暮らしていけない
カノンに合った仕事を探さないと

「武器を使う仕事は嫌みたいだから避けるけど、暮らしていくにはどうしてもこれが必要だからね」

ゴルド通貨を数枚取り出す
この国での通貨、魔族の国ですらこれを使える所が多い

カノン > 「やってみたいこと……」

あらためて聞かれると、また困る…
彼のそばでジーっと一点を見つめるように考えるけど

「おじいさんみたいな人といれたら、お使いとかお手伝いしたかったから」

命令されて動くことが好きだったせいで、自発的にしたいことが浮かばなくて
撫でてくれる頭に耳が横によけて、撫でてくれる手の感触が気持ちいい

「コイン?…お使いとか狩りならできるよ」

見たことある、遠い田舎村では金貨みたいなのは見たことなかったから
通過の価値までは知らなかったけど

ドルクス > 「お使いと狩りか
狩りの方なら何とかなるか…」

狩人ならカノンに合っている気はする
というかお爺さん狼にお使い頼んでたのか
生きてたら会ってみたかった

「でも街でカノンと一緒に暮らしたいって人は……お爺さんみたいな人に出会えるとはあまり思わないほうが良いと思う
それにある程度実力がないと危険だしね
狼になってても街で狼は飼いにくいし……まぁ最初は一人で暮らすのもいいんじゃない?」

前提としてカノンは美人だ
それもかなりの、そんな彼女と一つ屋根の下ずっと暮らすのは男にとってはかなりきつい
まぁ一緒に暮らしている人物が手を出さなくても街には悪い連中が多い
主を人質になんてなったらこの子は抵抗できないだろう
そして狼の状態で居るにしても…街で狼を飼うのもキツイ
でっかい犬だったら問題ないんだけど

「だから向いてるのは狩人かな?
後これは濃いんじゃなくてお金ね、名前はゴルド」

よく覚えておきな?と金貨までのゴルド全種類を一枚ずつ出す
金銀銅とこうしてみると結構色鮮やかだ

カノン > 「村のひとね仲良しだったの、おばーさんの家にもっていって、とかしてた」

簡単な運びものくらいだけど思い出すと懐かしく

「狩りはね、森でおじーさんと入って獲ってくるの」

ほとんどが罠とかを使ったものだけど、思い出してクスッと笑って…もう、そんな生活がないことにショボンとしてしまうけど

「…1人でくらすの?」

思わず顔をあげて、さっきまでのご機嫌笑顔から、瞳が揺れて不安の色が濃くなる
喜怒哀楽がハッキリしてて、見上げる彼が居るものだと思い込んでたから
目の前に通過を並べられると、色の違いが見て分かり

ドルクス > 「今時珍しいくらい良い村だったんだね」

お爺さんにお婆さん
村人どうし協力もしてたらしい
老後はそんな所でのんびりしたいよ

「はは、活発なお爺さんだ
そういう元気な老人は好きだよ僕も」

年老いても元気なのは正直見習いたい
自分達に比べて脆弱な人間なんだから尚更
…やっぱりまだお爺さんを引き摺ってるっぽいかな、まぁ仕方ないか

「いや、今すぐじゃなくて街で暮らす時にね?
すぐにお爺さんみたいな人に出会える訳じゃないかもしれないしそれまでは一人でも頑張らないと」

まだまだ勉強してからの話だよと頭を撫でる
そんな悲しそうな目で見られるとこっちが辛い
ゴルドは覚えるのにもいいので置いてあるものはそのままカノンに持っていてもらう

カノン > 「うん、なにもないとこだけどね」

なにもなく、年寄りの平和な村だから襲われても防衛することも抵抗することもできなく
消えた場所話すと、まだ辛いようで
顔が上がらなくて

重ねての1人で暮らす話が出たことに
頭を撫でられて、頷くものの…

しぼんだ心は揺れてた尻尾も地面につくくらい垂れて

ドルクス > 「そうかもね、でも面白い人が居ていい村だ」

1人で暮らすと言ったのは失言だったか
すっかり尻尾も元気をなくしてしまい
カノン自身も…

「カノン、そんな顔しないでよ?
ちゃんとした新しい主が見つかるまでは僕が君の主なんだから
可愛い飼い狼を放り出したりしないよ」

1人にするは禁句
あと以前住んでた村についてもあまり聞かないほうが良いか
ポンポン頭を撫でる、今更だけど犬みたいに扱ってるけど狼って頭撫でてもいいのか?
干し肉でも買ってこようかな

カノン > 「…本当?」

両手を伸ばし、頭を撫でられながら抱きつこうとして
新しい飼い主の言葉も聞こえたけど
それには返事をせずに

おじいさんに犬として飼われてたから、人からのスキンシップには抵抗もなく
むしろ手が触れて嬉しい、尻尾もわずかだけど揺れて

ドルクス > 「うん、本当本当。
可愛い子には嘘つかないよ」

よしよしと抱きしめ返す
何だか柔らかい物が当たるけど今は邪念を捨てる
身体が大きい子供、子供、子供…

「仮でも主になるって言ったんだから責任はきちんと取るさ
嘘ばっかついてると女の子に嫌われるんだ、僕はそんなの嫌だしね」

だから安心して少し離れてほしい
雑念はしっかり捨てて…捨て…ん?
よく見れば首輪も結構傷んでるし服もかなり危ない

「カノン、服とか興味ない?
あと首輪も綺麗に直せたりするかもだけど」

カノン > 抱きつき、それに返されると満足し顔をあげる
人の娘でも獣と変わらないスキンシップ、体を寄せながら

「服…これ、変かな…?首輪、直せるの?…でも…」

彼の言葉に自分の服をみやる
指で肩の紐を触ったりしながら
動きやすくはあるけど、その布1枚の下は素肌が覗かせて

首輪は…、さすがに迷う。いない存在の忘れ形見、いつかは外すべきだと思ってたから

ドルクス > 「変…うん、ちょっと無防備すぎかな
首輪は無理にとは言わないよ。気持ちの整理ができてからで」

形見を弄るのには抵抗があるだろう
なので色んな意味で危ない服の方をどうにかしたい
狼の時は服なんていらないだろうけど人の姿をとるならもう少し…分かるよね?

「僕も一応主だし首輪あげたほうが良いのかな?」

そう言えばそうだったと呟く
首輪…チョーカーみたいな物だったら悪目立ちもしないで良いか
このままだと最初の僕みたいに奴隷と思う者も居るだろうし

「踏ん切りがついた時には新しい首輪をあげるから、楽しみにしててよ」

これを見る度昔を思い出してしまうならできるだけ早く外したほうが良い
本人に任せるしかないんだけどね

カノン > 思い出したように顔をあげて

「そう、首輪って…私みたいなのつけてるとミレーの奴隷って言われた」

少し外を出歩いたときに、出会った人に
この姿でまた同じこをと聞かれたと思い出して

「主さま、首輪くれるの?」

昔からつけてたものだから首輪には抵抗がない
首になくなるほうが、本来なら喜ぶべき自由とか野生も
生まれてからの環境の違いがでれば、なにもなくなるほうが不安になって

「主さまがつけくれるのなら…おじーさんの、はずしてもいいよ」

ドルクス > 「あーやっぱり?
奴隷ってみんな首輪つけて服も薄布一枚だからさ、今のカノンは結構近い恰好なんだよ」

やっぱり事情知らないとそう思うよなぁ
村ぐらいならいいけど人が増える所に行く前に何とかするか

「うん、でもこういうのじゃなくておしゃれな首輪ね」

首輪というよりアクセサリーだがあれも首輪だ

「…ありがと、じゃぁ明日には僕の首輪を用意するからそれまではそっちを着けといて?」

夜の内に転移魔法で街に行って買ってくるか
ちょっと今のセリフはくるものがあった
だから今カノンの頬を撫でてるのは不可抗力だ

カノン > 「私違うっていったのに、奴隷みたいだって」

あまりいい言葉でもない奴隷の響き、危険はなかったけど
知らずに歩き回るから、この土地では紛らわしくも誤解されることだろうけど

「おしゃれなの?…なんでもいい、主さまが選んで、主さまがつけてくれるの、嬉しい」

少し考えるけどオシャレに縁のない生活のため
言葉の意味がわからず
彼から与えられるものには素直に嬉しい、悲しんでた瞳も嬉しく微笑んで
尻尾が揺れ始め

頬に触れる指先その感触がくすぐったいように肩をすくめて

「…ン、主さま、くすぐったい」

ドルクス > 「そういう奴には一発ビシッと言ってやるといいさ、一発決めてもいいけど」

奴隷扱いは確かに気持ちのいいものではない
例え格好が似ててもね
服もついでにいくつか買ってこようか

「安心して楽しみにしてて、良いのを選んでくるから」

親指立てて任せろのポーズ
ここまで期待されると責任重大だ
色、形、材質にもこだわって…

「新しい主探すのやめよっかな……」

もういっそ自分が本当に主に…はダメか
街で人に混じって定住は僕には合わない
ちくしょう、と心の中で呟いた

カノン > 「うん、ちゃんと言った」

少し、いばるようにニコっと笑って返す
少し離れたものの、やっぱり きゅっと抱きついて

「主さま…たのしみ」

抱きつければその後ろで尻尾が左右に何度も揺れながら

「私…新しいひと、いらないよ?主さまがいい、じゃだめ?」

聞こえた言葉に、遠慮がちに返す選ばれる側の自分が…主人を選ぶような発言になるけど
おじーさんと暮らしてたのは森の田舎村、住処は関係なく主人を求めてただけなので

ドルクス > 「偉い偉い、よく言えたね」

よくやったという事で頭撫で…る前に抱き着かれたのでそのままよしよし

「うっ…僕と一緒だと街に落ち着けなくなるんだよ?
ずっとあっちこっちフラフラして、そんな生活でもいいの?」

こっちが我慢して街に落ち着けばいいんだろうけどそれはたぶん無理
性に合わないしどうせいつかは魔族とばれる

カノン > 毎回ミレー族ていう種族の訂正と否定を繰り返すのはたしかに面倒で
頭を撫でられては、嬉しさが戻ってきたように尻尾を揺らし

「ん、私、別に…街に住みたいわけじゃないよ?
 おじーさんみたいな(飼ってくれる)、人のそばに居たいだけだもん
 …でも…主さまが決めたことなら、新しい主さまのとこいく」

揺れてた尻尾が、止まる。抱きついたまま顔を彼の体に押し付け
表情は見せないまま言葉だけ告げて

ドルクス > 「……そう、か…ねぇカノン1つ聞いていい?」

ここまで言われれば覚悟を決めるしかない
けど、先に彼女に聞いておかなきゃいけない事がある

「僕は魔族、そして人を殺した事も戦った事もある
冒険者や傭兵みたいに武器は持ってないけどああいう連中と変わらないんだ
それでも…僕を主と呼べる?」

自分の正体と、人を殺せる側の存在だと告げる
これだけは…彼女と一緒に居るなら必ず言っておくべきだ

カノン > 「…なに?」

顔をくっつけたまま聞く、返事もそのまま
だから声は少し、くぐもって

「………私は、主さまが、私を求めてくれるなら。ぬしさまに変わりないから」

少し間はあくけど、もう気に入ってしまってたのかもしれない
今更、惹かれて懐いた気持ちからは、自分から離れる選択ができず

「でも、主さまが、私を置いていったり、必要じゃなくなったりしたら、
 …言ってくれたら…わかるから、
 ぁ…言わなくても……帰ってこなくなったら…わかるから」

慣れたくないけど
主を一度失ったあと察することはできる
声が徐々に震えるようにトーンが下がり、体も僅かに震えてる
涙を落とさないように我慢しようとしてるのに、流れてるのを隠して

ドルクス > 「なら今日から、僕はカノンの主だね」

カノンが受け入れてくれるなら、答えはついさっき決まっていた
ふぅ…大きく一息ついて頭を気持ち乱暴に撫でる

「放り出したりしないって言ったでしょ?
正式に主なんだから勝手に居なくなったりはしないさ
それにカノンが一緒に居てくれたら何かと有難いしね、出かける時は着いて来てもらうよ?」

毎度とは言わないが出かける時はカノンが居た方がありがたいんだから当然
しかし、主か…獣人の主なんてなった事ないけどどうにかなるかな

「さて、となれば主祝い?に何か食べに行こうか
可愛い顔が台無しになる前にさ?」

顔を上げさせ涙を指で拭う
泣いてしまっては美人も形無しだ

カノン > 「お手伝いするの好きだから」

主従となれば、何でも指示されることが喜びになる

頭を撫でられて顔があがって目元が赤くなってるけど
不安から、つい抱きつく手がぎゅっと上着を掴んでいて


「ついてく、どこでも…お留守番もする……私かわいくなんかないもん」

捨てられるも、拾われるも主に呼ばれたら応えるだけ
彼の自由もあるからこそのことで

照れ隠しに反論。目元の涙を拭われて

ドルクス > 「手伝い…じゃぁやっぱお使いとか頼む事が多いかな」

荒事を手伝わせるわけにはいかないし
買い物とかできれば料理も任せられれば楽だ

「おう、どこにでもついて来てよ
留守番も居てくれると安心だし…そうだね、可愛いよりも美人だった」

可愛くないと言われれば確かに綺麗の方が強い
村の食事処でお祝いでもしようと部屋を出ていく
着いて来て、とカノンに告げて

カノン > 何かを頼まれる、仕えることになる
嬉しいことに繋がり。赤い涙目のあとにニコッと笑みを浮かべ

「…美人でもないもん」

こんな自分の何が、そう褒める要素になるのかと…不思議に思いながら
出て行く彼の後ろについていく

耳を立てて、尻尾を揺らして嬉しそうな感情をまるだしにして部屋から
遅れてでていく

ご案内:「ゾス村」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」からカノンさんが去りました。