2015/11/13 のログ
ご案内:「ゾス村」にカレリアさんが現れました。
■カレリア > 「まったく…疲れましたわ…」
ふぅ…とため息をつき周りを見る
ボロついた家屋に見るからに野蛮そうな輩
それに怯えるように大人しそうな男女達
王都と比べるのが片腹痛い程のみすぼらしさにまたため息が漏れる
■カレリア > 「本当なら今頃は宿で休めていましたのに…あの冒険団の依頼は二度とうけません。」
自分がまだこんな所に居る原因を思い出しそう吐き捨てる
無意識のうちにまた目つきが悪くなるが自分を見て怯えた男性を見てすぐに取り繕う
「も、申し訳ありません。少し寝不足でして…」
■カレリア > 冒険者としてまだこの国では新参者の自分に回ってくる仕事は小さい物が多い
薬草探しや所謂雑魚モンスターの討伐…もちろんどれも大事な仕事だがはっきり言って自分には合わないし面倒くさい
「ダンジョン攻略のお誘いと浮かれていたのが間違いでした…まさかあんな輩が居るとは」
ギルドで偶然声をかけられての共同クエスト
だが実際に働いていたのは自分と向こうで8:2程
ダンジョンの下調べも碌にせず事前準備も疎か…そして何より自分に向けられるあのじっとりとした視線
最初からそれが目的だったのかはさておき…あの視線は思い出すだけで吐きそうになる
■カレリア > 「あのままモンスターに食べられてくださればいいのですが…♪」
にたりと笑みを浮かべる
ワザと危険なエリアに踏み込み自分だけアイテムで離脱したのを思い出し胸の奥で何かが熱く湧き上がる
あの時の彼らの表情…まるで命綱を引き千切られた様な絶望し切った顔
「思い出すだけで…切なくなってしまいますわ♪」
口元に手を当て人差し指を軽く噛む
目を瞑り今頃彼らがどうなっているかを想像する…
噛み砕かれてばらばらに?
それとも丸のみで生きたまま溶かされる?
どちらにせよ金を捨てただけの価値はあった
■カレリア > 自分に頼らせるためにわざわざモンスター相手にデモンストレーションまで行った価値はあった
きっと生きていたとしても無事ではない…それを思えば幾分か気も晴れる
「ですが、やはりはやく名をあげて高難易度の依頼が受けられるようになりたいものですわね…
散財ばかりしては生きていられませんわ。」
そしてのしかかる現実…冒険者として認められなければ底辺の仕事をこなすか
娼婦の様にほかの冒険者に媚を売るしかない
「どちらも御免ですが…まぁ前者の方がまだ我慢できますわね…」
媚びを売ってお情けを貰うなど我慢ならない
プライドでも生理的にも…
■カレリア > 「はぁ…手っ取り早くここにモンスターが攻めてきて下さらないかしら?」
村を救った英雄…そんな売り文句があれば最高だが願って急に叶うなんてことはない
妄想に夢を膨らませているのも虚しくなるだけと一先ず現実に目を向ける
「もう疲れましたし…宿に泊まるのも視野に入れませんとね。
でもまずはポーションですわ」
そう言い露店や店を目指す
宿や食事よりもまず優先すべきポーションを探して
ご案内:「ゾス村」からカレリアさんが去りました。