2023/02/16 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にクレイさんが現れました。
■クレイ >
夜間の戦場付近の村。とはいっても、村だったが正解だろうか。崩れた家等も目立つし、見えていないだけで死体などもアチコチにあるのだろう。
ここはどんな村なのか。変な思想に感化され、武装集団として奮起。結果鎮圧を受けるという目に合った村だ。
ここにいたのも正規軍ではない。勿論兵士や騎士もいるにはいるが、本来のそれより傭兵や冒険者、間に合わせの要請などで動員された外部者が多い。
鎮圧された後の村、もう遅いこの時間に帰還しようとはならず、宿代わりというのも変な話だが村そのものが大型のキャンプとして活用されていた。
そんなキャンプ地の一角、焚火でお湯を温める傭兵。
「……そろそろいいか」
焚火の上の小型のヤカンを取り出し、コップに移す。
それにコーヒーの粉を入れて飲む。まだ夜は長い、眠るまで時間がある戦場では濃いめのコーヒーが丁度いい。
■クレイ >
外部者が多いということはあまり治安が良い訳ではない。自分でいうのもなんだが特に傭兵は酷い物だ、それこそ綺麗に掃除されている中央付近等今頃惨事だろう。
途中で正気に戻って投降してきたグループや参加した女性戦士組等はそれこそ大変だろう。
まぁ、それこそそういうのから逃れるように自分みたいに外れに来るのもそれなりにはいるわけだが。
そういう光景は見ていて気分の良い物ではない。だからといって無駄に正義感で止めに行く事もしない。負けた以上そういうことをされても仕方がないと思っているし、戦場に来た時点で自分で危険感知も出来ないのは敗北と同じだ。
なのである意味で傍観者であり、非参加者という立場である自分はこうして1人で焚火を囲んでいた。
「またスープの素頼むかな」
部下からもらったスープの素は使い切ってしまった。かなり使い勝手が良かった。
また機会があったら頼んでみようなんて思いながらも今は休憩。ボーッと上を見上げる。
■クレイ >
実は今回は見張りという仕事があるわけじゃない。
ただ戦場という環境で気が昂って寝られないだけである。
それならば真ん中にでも行けば解決するのだろうが、こいつは性格的に無理やりというのを嫌う。その為寝られないという形になっているのだった。
本来ならばこんな仕事、傭兵の天下だろうに。
焚火に火を追加する。
パチパチと爆ぜる音とあたたかな熱気がジンワリとだが癒してくれている……気がする。
眠気が来ないということは気がするだけなんだろうが。
■クレイ >
さて、そうしているとドヤドヤと集団がこっちのほうにやってくる。
同じように逃れた人だったり中央の惨状に嫌気がさした新人組だったり。
それをみて苦笑いする。
逃げ込む場所じゃねぇんだぞここはと。
ご案内:「ハテグの主戦場」からクレイさんが去りました。