2020/10/06 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にエミネさんが現れました。
エミネ > ハテグの戦場では今日も戦いが続いている。
今回はシェンヤン帝国軍による攻勢。明光鎧に身を包んだ重装歩兵達が隊伍を組み前進する。

「連弩放て!」

エミネが号令すると、数百の矢が王国軍に向け放たれる。
既に王国軍は崩れ気味。逃げだすものや命乞いするものまでいる。
それを盾と戟を構えた帝国兵達が無慈悲に追撃していく。

「しかし情けないわね…」

そんな王国兵達の様子を見ながらエミネは呟く。
今までのところぶつかったのは精強な帝国兵とは比べ物にならない程の弱兵。明らかに時間稼ぎにぶつけられている。

大方近くの町や街道を警護していた連中をかき集めたのだろう。規律も士気もなっていない。
どうせ普段は自国民相手に横暴働いているような腐敗兵士の類だろうが、そんな連中が戦場に出されても泣き叫んで死ぬだけだ。

「でもそろそろ来るかしらね?敵の主力」

エミネは望遠鏡を覗きながら隣の副官に呟く。
こんな弱兵ばかりの王国軍ではないのは百も承知だ。
さて、敵の増援は来るのかどうか…。