2019/02/15 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > おしつつ、おされつつ。
日々少しずつ移動する国境線はあっちにいって、こっちにいって。

そんな戦争の下準備とばかりの偵察。
月が雲でかげり、雨で濡れた枯草という風景にはやけに目立つ赤コートの女が一人。

「主攻側はどうなってるのやら……」

そんな派手な格好でも問題ないぐらいの場所…。
つまり予想される戦場の端の端。
偵察などしなくてもいいぐらいの場所である。

とはいえそんな場所でも地形を確認しておくのは悪いことではないのだろう。
かといって正規兵にやらせるような仕事でもない……ということで、自分のような女でも仕事にありつくことができるのだろうか。

「人っこひとり見当たらず…と」

果たしてそれが、いいことか悪いことか。
時には人外とも呼べるような相手とも出会ってしまうこともある。

果たして、今夜は……?

イリーナ > 「さて、明日はどういう戦況になるのかしらねー」

明日もまた、国境線はいったりきたり。
その戦場で誰が血を流すのだろうか。

赤いコートを翻し、女は雇い主のもとへとのんびり戻っていくのであった。

ご案内:「ハテグの主戦場」からイリーナさんが去りました。