2018/11/09 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場 王国軍拠点」にジンライさんが現れました。
ジンライ > 空高く晴れ渡った空の下、無数とも思えるテントが平地に広がっている。
現在膠着状態で戦闘は行われていないらしく、テントの間を行きかう兵士たちも、心なしか足取りが緩やかだ。

それが見渡せる少し離れた丘の上、長身痩躯の東国風の男が仰向けにのんびりと寝そべっている。

ジンライ > これだけ大規模な戦場ともなれば、まあ武器の需要があるのは想像に難くない。が

(全く、商魂逞しいたァこの事だね)

今日は娼館の主の護衛でここまで来た。つまり…女の需要もあるという事だろう。
商談に己は関りがないし、襲撃を受ける心配も無かろうということで自由時間を貰った。まあ他人の喧嘩に興味もない事とてちょっと外へ足を延ばしてみたが…

「やべえ、暇だ…」

ジンライ > 冒険者やら志願兵やらの寄せ集めのテントが近ければ、博打のひとつもやっている輩が居そうだったが、生憎お堅い騎士様ばかりの陣だ。

(戻っても詰まんねえしなあ)

とんびが空を舞っている…

ジンライ > まあそれでも、人同士なら揉め事の一つや二つある筈だ。恨み妬み嫉み。

(アッチの仕事にもありつけるかも、知んねえし)

半分以上己自身を叱咤するつもりで心中で呟くと、よッこらせと上体を起こす。
「戻るかァ…」
大可首して、気乗りしない声で呟く。

ジンライ > 立ち上がると半纏を一度ばさりと振るう。ぼりぼりと頭を掻いてからポケットに手を突っ込み、のっそりゆっくり丘を下っていく。
ご案内:「ハテグの主戦場 王国軍拠点」からジンライさんが去りました。