2018/01/03 のログ
■ヴェルム > 「そうみたいだねぇ、みんな不満も言わず…いや普通に言うけどよくやってくれてるよ」
彼もまた団員たちを信頼しているからこそ、家族のように応対することができるし、こういった冗談も言える。
傷ついたタピオカを連れて団長のテントの中へと入れば、ひとまず彼女を椅子に座らせようと促す。
そこそこの広さのテントの中は、質素な絨毯が引かれており、組み立てが簡単なベッドが一つ。
周辺地図が広げられたテーブルに椅子が4脚ほどあるくらいだった。
「かなり負傷している様子だけど傷の具合はどんな感じ?」
鎧をマネキンに掛け、帷子を脱ぎ捨てれば薄布一枚にズボンを履いただけの姿。
動き易くなればタピオカの傍まで来て、バッグから医療品を取り出しつつ、彼女の傷の具合を確かめる。
彼女の様子からみれば、服を脱いでもらったほうがいいかもしれないがどうだろうか。
■タピオカ > 地図の広げられたテーブルが、いかにも団長のテントらしいと思う。このテーブルに両手をついて、地図上のピンと化した自軍や敵軍の動きを予想し重鎮たちと次の手を練ったりするんだろう。野営地らしい雰囲気の絨毯の上で椅子に座り、その背もたれのところへ鞘に収めた曲刀を立てかけた。
鎧を脱いで身軽な格好となれば、王都の富裕区にある屋敷でくつろぐ若き貴族に見える。彼の屋敷に招かれたような気になっても、ずきりと痛む傷が現実の野営地に引き戻してきて。
「深い切り傷もあるけど、血は止まってるよ。
でも一撃だけ、肩から胸のあたりにひどいのをくらってて。
あの……、その、
ちょっと、ごめんなさい。団長……」
矢を受けた傷、避け損ねて服ごと裂かれた傷。
大小の切創が腕からふくらはぎまである。
自分で止血した様子の、切れた服の上から布切れがあちこち巻かれていて。
ひとつ大きな傷が服を着たままでは手当できない場所にある。
恥ずかしそうに上目遣いで彼を見ると、服の両裾に手をかけてゆっくりと脱ぎ落としていく。団長へ肌を晒す非礼を詫つつも縮こまりながら、胸元を晒していき。裂かれた質素な白い下着と褐色の肌を晒していく。ほんのり頬を赤くしつつ、浅い乳房の先を両手で覆い。首から胸の中央にかけてぱくりと大きく開いた傷がある。
■ヴェルム > 「これは…よく我慢したね、かなり痛むはずだ」
彼女の小柄な身体、首から胸にまで広がった傷を見れば目を見開く。
ほとんど出血は止まっているが、その傷の大きさを考えればきちんと消毒をしなければ重大な病気に発展する危険もある。
これだけの傷を負ってもなおよく耐えられるものだと素直に感心しつつ、道具と薬の準備を始める。
「命の危険なときに恥ずかしがってはいられないよな、僕も尻を切られないよう気をつけなきゃね」
タピオカの気を紛らわせるよう、そんな冗談を飛ばしつつ、まずは最も大きな胸の傷の消毒を始める。
用意した真水に浸した布で傷口を拭い始めれば、染みて痛み出すかもしれない。
それを耐えられれば、傷の修復促進薬を塗った清潔な布を傷全体に貼り付け、押さえるように包帯を肩から腰へ、胸を隠すことが無いよう斜めに巻きつけていく。
その酷い傷の手当が終われば、腕や足の複数の傷にも同様の手当てをする。
そうして手当てを終えていけば、包帯の目立つ身体になってしまうかもしれないが、薬の効果により傷の修復は早まり、痛みもすぐに引いていくだろう。
■タピオカ > 「あはっ。切られたこと、あるの?団長?
――あっ……、んんっ……!
団長、染みるよう……!」
彼の冗談には胸元隠したままで肩を揺らすようにして笑って。
鎖骨の端から胸の中央へと走る大きな赤い溝に綺麗な水を含んだ布が押し当てられると小さく呻いて身を固くする。ぎゅっと瞼を綴じながら、唇を結び。布に血が赤く沈むが、傷口は清められていくのだった。保護剤めいた布を貼り付けられる瞬間にも腰がびくつくけれど、気がかりな傷が手当てされてどこかほっとした表情になる。包帯ばかり目立つ身体になりながら、少しずつ消毒の痛みが引いていく自分の身体をまじまじと見下ろして。
「どうもありがとう……。
手当も上手なんだね、団長」
巻かれた包帯を指先で撫でながらお礼を言って笑顔をほころばせる。今は傭兵ではなく、村娘みたいに。
■ヴェルム > 「んー、秘密だ」
くくっと笑うその表情は、本当に冗談だったのか経験談なのかわからない答え。
彼女が消毒で苦しむ声を聞きながら、真剣な顔で手当てに集中していた。
やがて手当ても終われば彼女の苦悶の表情も薄くなり、落ち着いた様子になっていき安心した顔でタピオカを見つめた。
「どういたしまして。
回復魔法でも使えれば、こんな手間かけなくて済んだんだけどね。
さて…服は用意させるけど…しばらくここで休んでいく?」
彼女の笑顔を見ればどぎまぎしてしまい、安心したところで改めて自分達の状況を理解してくる。
胸の先を隠すタピオカの褐色の身体は、とても愛らしく綺麗に見え、股間のものがぐんと反応し始めてしまう。
彼女の服は傷だらけで、これをまた着せるわけにもいかない。
別の服を用意させる事になるが、皆忙しくしているため後回しになってしまうだろう。
そう考えながら、タピオカの頬に手の平を触れてじっと見つめてしまう。
十三師団の団長が好色だという話を聞いていれば、どう反応するだろうか。
■タピオカ > あはっ。笑い声が思わず弾けた。硬い軍人のイメージが、人好きのするお茶目な青年のイメージにかわっていく。
しばらく悶える声を響かせていた身体からすうっと力が抜けていき。戦場で顔を合わせたついさっきの表情とは違う、解れた雰囲気になる。見つめられると、そ……、と頬の紅色が深くなってしまう。少しだけ視線を反らしてから、また彼のほうを向いて瞳を細め。
「ずいぶん楽になったよ。これなら、少し動いても大丈夫そう。
服まで、……えへへ。団長って紳士だね。
そうだね……。うん、このまま団長のテントで休んでいたいな。
休みたいし……、それから、あと……」
散り散りで褐色の肌をあちこち浮かせる服は、腰のところにまるまったまま。太腿や足先の手当で、膝上までめくれて引き締まった足が彼の視界に入っている。
彼の言葉に嬉しそうに頷くと、もじもじと身体を動かしながら何かを言いよどむ。やがて頬に、あたたかくて大きな手が触れるとぱちぱちと大きく睫毛を弾ませて。相手を見上げる目つきが薄く潤んでいく。
「団長にね、お礼がしたいんだ。
ねえ、団長……。僕のこと、好きにしてもいいよ……?」
団長が好色だとも聞いていたから。
自分の薄い肉付きの身体だけれど、危機から救ってくれた彼へお礼がしたいと思う。
彼の手に憩うように顔を寄せ。そっと、胸元を隠す手を下げて微笑んだ。その裏に隠れていた薄桃色の小さな尖りを露わにしようとし。
■ヴェルム > 「…女の子のそんな誘いを…断るわけにはいかないな…」
相手は傷を負った少女、そんな相手を抱くことに抵抗こそあったが、何より彼女がそれを望むのであれば、それに応えないわけにはいかない。
タピオカの潤んだ瞳を見つめながら、頬に触れた手の平から、親指が彼女の唇に伸び、彼女の下唇を親指の腹で優しく撫でる。
愛おしく彼女を見つめる目は、真剣ながらもタピオカの身体に興奮していることを示す情欲の色に染まる。
「それと今は団長ではなく、ヴェルムって呼んでいい…いや、呼んでほしい」
この二人きりの時間ならば、立場の違いなど関係ない、ただの男女となりたいとそう願い出る。
名残惜しそうに彼女の頬から手を離せば、彼女が乳房の先を露わにしてくれたことに応えるために、目の前でするりと薄布とズボンを脱ぎ捨て全裸へ。
柔和な顔立ちとは違い、騎士らしくしなやかに鍛えられた身体に目が行くだろうが、その股間には太く大きな、少々グロテスクかもしれない逞しい肉棒が力強く反り立っていた。
■タピオカ > 「えへ……。うれしいな。
実はその……、さっきからずっとドキドキしてたの……」
傷の治療にかこつけたように、服を脱ぐ時から。
もっと言えば、……馬の後ろに乗るために握った手、その手の感触に触れた時から。彼の雄に触れてみたい、その雄を感じたいと願っていた事を赤らむ頬で告白して。下唇は葡萄のような触れ心地。撫でられると、「あぁ……」ほのかに息声を震わせて頬の赤色が広がる。
「わかったよ、ヴェルム。
僕のことも名前で呼んでほしいな……。
――あ……っ……わぁぁ……!
ヴェルムのここ……、もうこんなに……、おっきい……っ!」
自分からも、傭兵と師団長の関係を改めたいと小首を傾ぐ風にお強請りして。衣類を脱ぐ間、見えていく鍛えられた男の人の胸板や腹筋にとくんとくんと胸の鼓動がはやっていく。力強くたくましい雄の肉棒を目にすると目元を赤く輝かせて目を丸くし。そのまま、その目元は嬉しそうに弛んだ。はぁはぁ、と浅く早い熱っぽい呼気を始めて。
■ヴェルム > 「そんな反応をされると、もっと大きくなるかもね、タピオカ」
自分も好色なほうだとは思うが、彼女はそれ以上かもしれない。
はたして自身のものを見たときの反応やいかにと思ったが、想像以上の好感触だった。
それならばこちらも、気楽な気持ちでタピオカを抱くことができるかもしれない。
なにより彼の言うとおり、彼女の興奮した仕草に肉棒が、ビクンッとその太さの硬さを増したのだった。
「それじゃあベッドに…傷が開いたりしちゃいけないから無理はしないつもりだけど、何かあったら言うんだよ?」
彼女との行為は楽しみながら、傷口が開けば本末転倒。気を使う必要があると思った。
タピオカを連れてベッドまでの僅かな移動。
その間に彼女の小ぶりな尻に触れる手の平、尻肉の感触を確かめるようなその触り方に不快さは感じられず、妙に触りなれした気持ちのいいものかもしれない。
ベッドは二人で抱き合って寝るのであれば十分なサイズ。
そこまで連れて来れば、彼女の尻に触れていた手が、その下着を下ろそうとするか。
■タピオカ > 「ふふっ。そう……?
ヴェルムのここは、逞しくてとっても強そうで……。
これから……、してもらえるって思うとぞくぞくするよ……。
ひゃ……!?またびくんって……!」
彼と交わりたい。抱かれたい。その思いに
ほのかな胸の膨らみを忙しなくさせていると、肉棒が脈打って大きくなる。獰猛な雄の怒立に声をかすれさせ、ますますうっとりと瞳が赤く微笑む。
「うん……。ありがとね、ヴェルム。
ほんとに辛かったから言うから、……ヴェルムが気持ちよくなるように、していいよ……。
ふぁ……、ぁあ……っ。
あう、……は……っ……」
先にこちらを気遣ってくれる彼に嬉しくなって、ベッドへ連れられるまま思わず両手を彼の背に回して抱きつきながら。
相手へ気を許している、安心したような笑みを浮かべる。
お尻は上向きの小尻で、こねたパン生地のように柔らかい。
やはり紳士的に触ってくれるのに、慣れたその手つきに操られて甘い声を出して気持ちよさそうに唇を開く。
「ああっ……、ヴェルム……」
下着に手がかかると、羞恥心と嬉しさの混ざった囁きが彼を呼び。少し身体を震わせる。ブラと同じ、簡素な細い紐のショーツがずらされると奥から見えるのはぷくんと甘く膨らんだ割れ肉。胸先と同じ薄桃色のそれは太く短く。その上にある愛芽は小さくちょんと尖ったもの。果物の種を連想させる。自分の大事な場所が外気と視線に触れ、胸元がかあっと染まっていく。
■ヴェルム > 「タピオカの身体も、柔らかくて気持ちよさそうだ…。
すっかり興奮しちゃって…ほどほどに、メチャクチャにしてあげるよ」
タピオカが抱きついてくれば、それに合わせてまたも肉棒が唸るようにしゃくり上げる。
先端の赤黒いズルムケの肉棒は早くタピオカの膣内に入りたいと、血管を浮き上がらせてそのグロテスクさを増していく。
彼女のむちむちとした弾力のある尻から、下着をするりと脱がし露わになる割れ目。
タピオカの身体をベッドに仰向けに誘えば、ヴェルムの身体が彼女に覆い被さるように上になる。
「とても綺麗だよ、タピオカ…」
そう呟きながら、彼女のふくらみのある胸を両手で触り撫で、指で乳首をコリコリと摘んだり、こねたりしていく。
顔を近づけ唇同士を重ねていきながら、彼女が望めば舌を挿入する濃厚なディープキスへ。
そして割れ肉へ赤くカリの太い亀頭がむちゅっと当たればその熱さが伝わるだろう。
■タピオカ > 「うれしいよう……、ヴェルム……。
僕のこと……、メチャクチャにして……。
僕の大事な場所を……、ヴェルムのでいっぱいにしてほしいの……!」
仰向けになる、ベッド。銀髪がさらりとシーツの上に散って。
雌の顔つきになって、覆いかぶさってくる彼を愛おしく見つめながら。熱っぽい早口で告げる。半ば浮いた唇から漏れる情欲の呼気。
「はぁぁぁっ、……んっ、はぁぁぁっ……。
胸……いいの……っ、あっぁっ、さきがっ、さきっぽそんなにしちゃぁあっ、……!」
胸の膨らみを撫でられると、甘い鳴き声がはじまる。
褐色の肌が彼の指間をプディングのように浅く弾み。乳首をこねたとたん、ぴんっと背中が反っていく。感じてしまった先端がこりかたまってよがり、相手の指の腹に小さな弾力が喘ぐ。
「んぅぅ……、ふっ、……んっ、ヴェルムぅ、ヴェルムぅ……っ。
ふあああぁぁ……っ!」
綺麗と言われると嬉しそうに頬を上気させて。ディープキスで深まる舌に甘く鼻を鳴らした。青緑の瞳がとろけていくと、咥内で彼の舌を抱くように自らも舌を揺らし。
太い亀頭の熱が割れ肉に伝わると、腰がぞぞぞっと悶えた。
相手の熱を感じただけで、愉悦に濡れていく割れ肉。隙間からはしたなく愛液を湧かせ、亀頭にそのぬくもりが伝う。あられもない声が漏れる。
■ヴェルム > 「んっ…ちゅぅっ…タピオカぁ……んんっ」
彼女の甘く浮ついた言葉と鳴き声を聞きながら、互いの舌を絡ませ合い、口内を舌で舐り回し、唾液を絡ませていく濃厚なキス。
それを繰り広げながら行われる指先の動きは、コリコリに勃起する乳首を解きほぐすように指で擦り、または胸の中に潰すように押してくる。
そんな片手だけを乳首から離せば、彼女の太腿へ。
何かするわけでもなくその柔らかな腿や尻、腰の肌をただ愛撫するだけ。それだけだが、興奮で敏感になった彼女には震えるような快楽を生み出していくだろう。
「んふぅっ……いくよ…っ、くあぁっ!」
愛液の溢れる彼女の肉壷へ、果たして入るかというくらいの太さのある肉棒を、ズブブブッと一気に捻じ込んでいく。
タピオカの膣を圧迫し広げながら奥へと押し込まれる肉棒が根元まで入ってしまえば、極太の亀頭が彼女の子宮口を押し上げるまでになり、挿入だけで絶頂を迎えるほどの強烈な快感を与えることになるか。
■タピオカ > 太腿を撫でられると、喉を引きつらせてか細くよがっていく。「はっ……はぁっ……、はっ、……んっ、はっ……」
声とも息ともつかない、ふしらだらな呼吸音ばかり続いて鼻声を鳴らし、時々唇がぶるっと揺れる。敏感になった身体をただ愛撫される彼の手管に身がくねり、あつい熱となって愛液がこぼれてくる。
「ん……。きて……、ひぃっ、ぁ……ぁ……っ、おっきぃ……、んっ、――ッ~~~~っああああああ!」
彼を愛しげに見上げながらこくこくと頷いて。ねじこまれる肉棒に小さな雌孔が苦しそうにめくれあがっていく。その極太さに頬を震わせながら、ぴちぴちと濡れた肉が亀頭に張り付いていく。子宮口まで責められるその巨大さに薄い、成熟の遅れた襞がうねうねと這い回り。淫らな声を響かせて、太腿から背中が浮き上がった。二度、三度。窄まりがそのたび激しくうねり、挿入の快楽だけでいちど、達してしまって。
■ヴェルム > 「ふぅっ、ふふっ…イッちゃった?イッちゃったかぁ。
でも僕はまだだし、好きにしていいってタピオカ言ったから…遠慮なくいかせてもらうよっ」
挿入だけで絶頂を迎えてしまった彼女のイキ顔をうっとりと眺める。
何よりもその愛らしくもやらしい顔に興奮し、膣内で肉棒がビクンッとまた脈動。
肉棒にうねるように絡みつく膣壁を感じながら、達したばかりの彼女に、ズブンッと力強く腰を打ちつけ始める。
ミチッと肉穴が広がり、ぐちゅっと愛液まみれの膣から音が響く。
「ほらっ、もっと喘いでみてよっ。
いっぱい鳴いてくれたら孕むくらい中出ししてあげるっ」
ぐちゅっぐちゅっと肉棒が雌穴に捻じ込まれていく音が響き、極太が彼女の子宮口を何度も激しく突き上げる。
両手の平で彼女のささやかな胸を愛撫しつつ、快楽に喘ぐタピオカの顔にちゅっと何度もキスし、蕩けさせていく。
実際に孕ませるつもりはないので言葉だけ、妊娠の可能性があるなら避妊の手段はあるので、気にせず中に出すつもりだった。
■タピオカ > 見下ろす彼の視界の下で、褐色の雌の顔がある。額に前髪が張り付いている。熱を孕んだ呼気を小さな歯の隙間からひゅうひゅう鳴らし、目元はもう真っ赤になっている。
「だって……、だってだって……、ヴェルムのをいれてもらえるのが嬉しくて気持ちよかったもん……、わっ、ああ、っ、またびくって……。いい、よ……遠慮しなくて、いいよ……、あっ、あーっ……!」
恥ずかしくて言い訳するイキ顔も、肉棒の脈動にぱあっと赤らむ雌の顔にうつろい。達したばかりで敏感な中が掻き混ぜられ、全身が上気していく。
「ゃっ、あっ、ああああんっ!
ああーっ!あああ……っ!
いいっ、いいっ、いいっ、いいのっ……!中とっても気持ちいいのっ……!
はああっ、ヴェルム、あああんっ、だしてっ、
今日は出していい日だからぁぁっ、
僕のっ、膣内でっ、あぁっ、中出しっ、いっぱいちょうだぁぃっ……!」
一度絶頂を迎えた事で甘やぐ嬌声。子宮口を突き上げられると顎が細かく揺れて、上向きによがってしまう。膣も胸も幸せになってしまって真っ赤に発熱し、キスを受けると口端から愉悦の唾液まで溢れさせて。足の付け根に蜜の池が広がるほどだらだらと愛液の汁を漏らしながら甘い声でお強請りをする。安全日だから、そのまま中へ欲しいと潤んだ瞳が訴える。突き上げのたび熱と抱きつきが激しくなる雌孔。
■ヴェルム > 「ヤバイくらいエロい顔…そんな顔されたら、もう収まらないなっ」
彼女と同じくらい汗ばんでいるのはヴェルムも同じ。
汗に混じる彼女の体臭を感じつつ、その喘ぎ乱れる彼女の変化する表情をじっくりと眺めるために見下ろし、ふぅふぅと膣圧の快感に息を漏らす。
出していい日という表現をされれば、またさらに興奮は高まる。
例え危険日だったとしても容赦無く中出しをきめるつもりだった。
「ぐううっ!タピオカぁっ!イくぅっ…!出すよっ!たっぷり受け止めろっ!!」
彼女の乱れる表情と声、涎を垂らし涙目になるその顔を見ながらの力強い腰のピストンで肉棒は絶頂寸前にまで膨らみ、極太の亀頭が子宮口をズンッと抉るように突き上げると同時に、ぶびゅるるるるるるるるるっびゅるるるるるるるるるっ!と、彼女の子宮の壁へ叩き込むように、高温で濃厚な精液が容赦無く注ぎ込まれていく。
その量は半端ではなく、埋め込まれた魔導機械式心臓の副作用によって増大した精力の結果。
玉の大きさに見合わない大量射精が、長々と続けられることになり、それこそタピオカの下腹部が膨らんでしまうほど、あまりの量に子宮に入りきらず、結合部から大量に溢れ出すほどに注がれることになる。
■タピオカ > 「ちょうだぁあぁいっ、ちょうだああぁぁいっ、
熱いのたくさんほしいのっ、ほしいのっ、ヴェルムがほしいのおおっ!
だしてっ、あああっ、僕が孕んじゃうぐらいしてっ、ああっ……あああああっ!おなか孕ませてえええっ!
もうっ、きちゃうぅぅ……っ!いっしょにっ、きてええっ……!
ヴェルムっ、ああっ!ヴェルムっ!あぁあっ!ヴェルムううぅうううっ!」
涙目の赤ら顔を激しく左右に振って、前髪から甘い汗を散らして取り乱す。彼に下腹部を膨らませて欲しいとはしたないお強請りを繰り返しながら、ただ宙に踊っていた両脚のふくらはぎがぎゅうと彼の背に抱き、両腕も相手の首に巻き付かせ。きつく密着したまま、褐色の肌が真っ赤な色を孕んでいく。息を詰まらせながら身悶えすれば、感じた子宮口が肉棒の先に隙間なく食いついて、そのまま狂おしいほど抱きしめ甘扱き。きつくきつく肉棒を甘い雌肉で吸い寄せて。えぐり上げる突き上げでぶるう!と四肢が振るえたった時――絶頂を迎えて。子宮の天も、卵巣までも精液でいっぱいに満ちていく。
「ああぁぁぁ……、あっ、ぁ……ぁああああ……っ!
おなかいっぱいぃぃ、ヴェルムでいっぱいなのぉ……っ」
ふくらはぎから首筋まで跳ね上げる弛緩と収縮の締め付けが、止まらないほどの大量射精をもっと、もっと、と強請る。熱い精液。雌の喜びに顔を輝かせて、まるで妊娠したように下腹部が膨らんでいき。嬉しそうに涙目を揺らしている、そんな目つきがじっと彼を見つめている。
■ヴェルム > 「くあぁぁっっ!タピオカぁっ!もっと出してやるぅっ!」
彼女の欲張る肉壷に応えるように、びゅるるるるるるるるるっどびゅるるるるるるるっ!とまだまだ続けられる濃厚かつ大量の射精。
子宮の中だけでなく、膣内も白濁に染められていき、彼女の脳までをも染まっていくかのような、突き抜けるような快感と共に大量射精による圧迫感もまた強くなる。
タピオカの腹が妊娠したかのように膨らんでしまえば、これ以上はまずいと咄嗟に判断し、強引な形で肉壷から肉棒を引き抜く。
そうすれば子宮口が引っ張り出されてしまうかもしれないが、何よりまだ止まらない射精が彼女の下腹部と尻を白く汚していくことになる。
「はぁっ…はぁっ…まだ、いけるよな…」
タピオカの膣と子宮の中へあれだけの大量中出しをきめこんだヴェルムの肉棒は、硬さと太さを保ったまま、精液濡れの肉穴にズリズリとこすり付けられている。
まだ他の孔があるだろう、そう考えたヴェルムはまだまだ行為を続けるつもりで彼女の蕩けきった顔を見つめて、夢中で唇を重ねて再びの濃厚なディープキス。
そうして二人は一晩中、体位やプレイを変えながら濃密な夜を過ごしていくことになる。
翌日の戦場で、ヴェルムの直接指揮する部隊の中にタピオカの姿があったのは当然の結果かもしれない。
その後、彼女の自由を尊重し、正式に十三師団の団員に誘うのは控えたが、今後とも熱い付き合いができるかもしれない。
ちなみにタピオカが最初に組んで行方不明になった傭兵のメンバーは、無事に他の師団に合流していたことが判明したのだった。
ご案内:「ハテグの主戦場」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からヴェルムさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にアスタルテさんが現れました。
■アスタルテ > 何処までも続く戦場。
どんなに月日が経とうともここの景色が変わる事は無い。王国側に雇われた傭兵の一人であるハーフオークの女が剣を奮って今宵も戦いの中に身を投じていた……。
「でェやぁああああああ!!!!!オラァッ!!!どうしたこんなモンかァ?!食い足りねぇよ、もっと来な!!もっとだ!!」
オーク族に伝わる製法で生み出された片手剣の威力は凄まじいものだった。斧の重量と片手剣の鋭利さを兼ね揃えたその得物は容赦なく敵の肉を切り刻んでいく。
ハーフオークの女は、敵が一人死ぬ度に何とも言い様のない高揚感が胸を満たしていくのを感じていたが……まだまだ、物足りない。
「へッ、ここで化け物でも屈強な男でもアマゾネスでも出てくりゃ良いのによォ。誰かアタシを満足させてくれるやつァ居ねぇのかァ?!」
■アスタルテ > 戦場というより、狩場。
そんな呼び方の方が正しかっただろうか。戦闘の喜びと身体の火照りはオクにとって、イコールの物だった。
一人倒すごとに解消しようのない欲情が体を蝕んでいく。
今やハーフオークの女が探しているのは次なる獲物ではなく、自身のこの燃えたぎる様な劣情をぶつける相手なのだった。
額に浮かぶ汗を手の甲で拭って、ふっと短く息をつく。
その時だった。
「……何だ、ありゃ……?」
周囲の兵士が恐れ戦いて逃げ出していく。
臆病風に吹かれ命からがら逃げ出すものを背中から突進して弾き飛ばしていくのは、獣の様な姿をした魔物だった。
身体の表皮は硬く変質しており、まるでサイかなにかの様な見た目のその怪物……。
「へっ、やっと殺し甲斐のありそうな奴が来たって感じだな……やってやろうじゃねぇか……」
■アスタルテ > 爛々と光る赤い目に身体を覆う岩の様な装甲。それは並大抵の弓や剣で歯が立たない事を示唆している。強敵だ。
鋭く尖った角をこれ見よがしに突き出すその姿は「これからコイツをお見舞いしてやる」と言わんばかりだ。
突き刺さればひとたまりも無い、それは強靭な体の作りをしているオークであってもそうだ。
べろりと自身の額から頬を伝って流れ落ちる汗の雫を舌の先ですくい取ってアスタルテは挑発的に笑うと、剣と盾を捨て両腕を広げる。かかってこい、意思疎通の測れない獣の様な相手であっても理解できる様な分かりやすい挑発だった。
「かかってきやがれ!アタシにそのデカい一物ブチこんでみなァ!!!」
叫ぶとそれに呼応するかの様に魔物が突っ込んでくる!
ご案内:「ハテグの主戦場」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 永遠にも近しい時間、争いを繰り返す戦場。
冒険者の仕事としては、こういった場所での戦闘、およびその補助から、戦闘後の物品を盗む行為まで。
まぁ、ようするに戦場と冒険者は切っても切れない関係、というお話で。
「──ッ!!」
そんな戦場を駆け抜ける一陣の風。兵士たちの隙間を縫うように疾駆し、目指すは対峙する二つの影へ。
その様子を窺いながら、男は……巨大なる魔物の脳天へと輪胴拳銃を発砲し、その肩へと飛び乗る。
「オイ!! アホかてめぇは!
こんなバケモノ相手に武器捨ててどうすんだよ!!
とっとと逃げろ!!」
魔物と対峙する女性の心中などいざ知らず。男はそう命令する。
そのまま、肩に乗ったまま相手の頭蓋へありったけの弾丸を発砲するが。
強固な相手の頭は、小型拳銃の弾丸程度ではなかなか致命傷を与えられない。
暴れる魔物に乗り続けてはいられなかったか。男は跳躍し、女性の傍へと降り立つ。
「おい嬢ちゃん。お前さんが何者かはしらねぇけどな。
死にたがりは感心しねぇな」
弾丸をリロードしつつ言う男。おおよそ戦場には不釣合いなバトラーコート姿だが、その表情は余裕のそれであり。
■アスタルテ > 武器を捨てて素手での戦いに持ち込む。何、オークの世界では珍しい事ではない、対等かそれ以上の敵に出会った時…武器無しでもお前を殺せると屈辱感を与える為に稀に行われる奇策だ。
しかしそれは他の種族から見てみれば死を覚悟した兵士が腹を消めた瞬間の様にしか見えない。
突如として表れたガンマンの行動は、当たり前だった。
だが当然、このハーフオークの女が納得する筈も無く……。
「……オイ!!!おっさんテメェ!アホはあんただ!そんなオモチャであたしらの決闘を!戦いを不意にしやがったな!」
外套のフードをパッと手で弾いてその顔を露わになるのは緑色の肌の女容貌だ。ひと目見て人間でない事ぐらいは分かるだろう。
「クソ、今ので殺れたのに。あんたがちょっとばかし弾を撃ち込んだお陰であいつはさらにキレてんぜ。おまけにあんたは鎧も何も着てないとくらァ。奴の角の一撃食らって土手っ腹に穴が空いたって知らねぇぞ!」
オークの言い分は間違っておらず、事実魔物はさらに頭に血を上らせている様だった。
致命傷を追う程でもないにしても、その硬い表皮には幾つも弾痕を空いて血飛沫を吹き出している。
より殺意を明確なものにするのには丁度良いダメージだったらしい。
「こうなったらおっさん、二人がかりでやるしかねぇぞ!!」
■セイン=ディバン > 別段、男は魔物の味方でも人間の味方でもない。少なくとも、今はどちらかに雇われた訳でもない。
だが、だからといって何者かも知れない女性を見捨てられるほどのド外道でもない男としては、助太刀をしたつもりだったのだが。
「はぁ!? 助けてやったのになんて言い草だ!
感謝こそされても文句言われる筋合いなんぞねぇぞ!?」
すた、と地面に降り立った男は、露になった相手の顔に一瞬たじろぐが。
すぐさま文句に文句を返す。鎧の意匠で女性だとはわかっていたが。
なかなかの美人、そして……緑色の肌。人間ではなかった。
「けっ、そりゃあ失礼いたしました、ってやつだ。
……鎧ィ? は、トロイ魔物相手に鎧なんぞいらねんだよ」
相手の冷静な判断力に男は毒づきながらも、肩をすくめ、ニヤリ、と笑う。
構えていた拳銃をホルスターにしまうと、男は呪文を唱え、空中から散弾銃を取り出す。
それを肩に担ぎ、魔物を見ると、相手の言葉にため息を吐く。
「おっさん、じゃねぇっつんだよ嬢ちゃん。
オレぁセイン=ディバン。冒険者だ。
嬢ちゃんこそ、怖くなってビービー泣いても助けてやらねぇぞ!」
そう吐き捨てた男は、一気に魔物へと駆ける。怒り任せに振るわれる腕を跳躍し、回避し。
魔物の背中に向かって散弾銃を発射する。
■アスタルテ > とろい相手に鎧は要らない、言われてみれば確かにそう。
魔物の動きはその大柄な体格のせいもあってか愚鈍だった。あの魔物の攻撃を躱せる俊敏ささえあるのならば、動きを遮るだけの鎧は確かに必要無い。
「へっ、セレンね!あんたが戦い終わってもまだ生きてたら覚えといてやるよォ、死んじまうかもしれねぇやつの名前なんか覚えといても仕方ねェからなぁ。アタシの名前はアスタルテだ、よぉく覚えとけぇ!」
一度は手放した武器を再び手に取る。斧と剣が融合した様な特殊な形状の片手剣の柄を強く握りしめると男が引き金を引く前に駆け出して、魔物の背中の硬い表面を刃で抉り取る。
そうすると散弾が硬い表皮のしたの柔らかい皮膚にぶち当たり大きなダメージを与えるのだった。
咆哮にも聞こえる様な悲鳴があたりに木霊する。
「へッ、やったぜ!思った通りだ、奴の硬い皮膚の上から撃ってもさして効きゃしねぇが……そのもう一枚下の柔らかい肉に食らわせばそこそこ通るみてェだ、この戦法で行くぞォ!そのデケェのをブッ食らわせて奴をミンチにしてやれェ!」
成る程、オモチャと侮ってはいたが正しい使い方をすればコレほど強力な武器は無い。
自分のタイプには合わないがこれを扱える相手も中々の手練だ、二人ならやれる。
そう確信すると顔に浮かぶのは、あの好戦的な笑みだった。
再び駆け出して今度は胸の皮膚をえぐりにいく!!
■セイン=ディバン > 男の言葉に、負けず劣らず。意気軒昂闘志溌剌、という様子の声を聞かせる相手。
その言葉に、男は笑みを強め。一時の共闘を楽しむように。
(剣……いや、斧? あるいはオーダーメイドか?
なんにせよ、面白い武器だな……)
相手の握る武器を観察していた男だが、そのスピードに目を見張ることになる。
先に駆けた自分よりも早く。しかも正確に背の装甲を削り取る手腕。
放った弾丸は魔物の皮膚の中へと食い込み。
「……おいおい、あぶねぇ戦い方をするヤツだな。
もしもオレがあと一呼吸早く引き金を引いてたら、今頃お前が悲鳴をあげてたぞ?」
呆れた、とばかりの声を上げるが。その指示に従うように、弾丸を込めていく。
男の散弾銃は二連中折れ式。最大射出は二発までなので、こまめにリロードが必要なのだ。
手早くリロードした男は、相手の背に着いて行き、胸の皮膚が抉られるのを見れば。
「ヨッシャァ! よくやったアスタルテ!!」
跳躍。魔物の胸の中へと銃口を刺し込み、二連射発砲。体内へと直接散弾を叩き込み、ひらり、と着地する。
「これで……どうだ!?」
■アスタルテ > 出会ったばかりの二人だというのにその連携は、一匹の魔物を絶命に追い込むには丁度良すぎる程だった。
胸の装甲を再び剥ぎ落として剥き出しになった心臓部分に、二発の散弾が叩き込まれる。
胸と背中に貫通する様な大きな銃創を二つも作られてしまえば、もうひとたまりも無い。辺り一体に大きな血飛沫が吹き上がり血の雨が降り注いだ。
だらりと魔物は力を失い、そこをアスタルテがとんと腹に蹴りを入れるとそのまま後ろに倒れてどすんと地響きを引き起こした。
魔物は死んだ、瞳にもはやあの殺意に満ちた赤い光は無いのだった。
「へっ、何だよォ。案外やるんじゃねェか、狩りは一人でやるのに限ると思ってたがたまにはこういうのも悪くねぇなァ」
剣にこびり付いた血を、一振りして払うと腰の鞘に収める。
それからちら、と相手の方に眼差しを向けると照れ隠しかボリボリと頭を掻きながら言って。
「……あんたの得物をオモチャなんて言って悪かったな、ありゃ良い武器だよ」
■セイン=ディバン > まさに怒涛、と言っても過言ではない連携が、魔物を打ち倒す。
目の前で相手がどん、と蹴りを入れれば。魔物は抵抗も出来ず。
絶命した身体を横たえる。男はその姿を見て、懐から細巻を取り出し、喫煙する。
「そっちこそ。結構な実力だな。……やっぱ、あぁ。
組むならフォワード役と組むに限るぜ」
ぷかぁ、と煙を吐きながら。男は相手にそう言う。
元来、男は前衛をできる実力は無い。優れたフォワードがいてこそ、男は戦闘能力を向上できるのだ。
「こっちこそ。死にたがりなんて言って悪かったな。
アスタルテ、だったか。良い戦士だよ、お前さんは。
……ついでに、イイ女だな。魅力的だぜ」
相手の照れたような様子が可笑しかったのか。男は笑いながら顔を指差す。
要するに、美人だ、と言っているのである。
■アスタルテ > 良い女、だと言われて満更でもなかったのか気分良さそうに歯を見せて笑うアスタルテ。
自分の左目を真っ直ぐ縦に斬り裂く刀傷を指先でなぞりながら話を続ける。
「当たり前だろ。顔に傷を負った女は男を率いる女帝の器、って言い伝えがあたしらの部族の中にはあった。まぁ、部族を抜けた今となっちゃ何の役にもたたねぇ与太話だが……」
強気な瞳の中にほんの僅かに郷愁の色をにじませたアスタルテだったが直ぐ様それを振り払う様に自分の顔を思い切り引っ叩く。
「あぁ、クソ!疲れて眠てぇぜ!殺る奴は殺ったし帰るかな!」
■セイン=ディバン > 相手の笑顔と、語る言葉に男はほう、と感心したように息を吐く。
なるほど。そういった伝統、言い伝えもまたあるのか、と。
「へぇ……面白い言い伝えだな、それは。
過去の積み重ねから、なにかしらそういう傾向や法則を見つけたのかもな」
相手のいう言い伝えとやらに思いを馳せる。それがもし真実ならば。
目の前の相手もまた、女帝の器、なのだろうか。
「部族を抜けた、ね。お前さんにもいろいろ事情がありそうだな。
……ふむ。たしかに、戦闘も一段落、って感じだな。
じゃあ、オレも戦利品を漁るとするか。……できれば、お前さんと『一緒に』寝たい所だがな」
歯を見せながら、くつくつと肩を揺らし笑う男。男自身、口説くにはムードが全然足りない場所だ、と思っているらしい。
■アスタルテ > 「ハハハ!そりゃ良い申し出だけどよォ、今日は止めときな……こんな場所でやってケツの穴ガバガバになっちまったらもう帰れねぇぞ?またの別の機会にしときな」
相手の申し出を断るのは些か気が引けたが、戦闘の後で消耗しているのも確かだ。そんじょそこらの兵士が相手ならばここまでもならなかったろうが、今回は少しばかり強敵が相手だったのもあるだろう。
腰巻きを捲って本来普通の女性ならそこには無いであろう股間の膨らみを見せつつ言って。
「なぁに、アタシぐらいのハーフオークはそんじょそこらには居ないだろうし、見つけるのは簡単だろう?また会えたらその時は……あんたの身体の心配をしなきゃあいけないだろうけどな?」
■セイン=ディバン > 「うっへ。そりゃあ、たしかにそうだな。
……ふむ。じゃあまぁ、それはまた今度の楽しみにとっておくさ」
豪快な相手の言葉に、男は一瞬表情を渋いものにするが。次の瞬間には男も笑っている。
股間を見せ付けてくる相手の行動に、男は口笛を吹くが。
続いて投げかけられた言葉には、思わず噴き出してしまい。
「ハハハハハッ! 大した自信だなぁ! いや、でも確かにその通りだ!
……カハハッ、そこは、穏便にオレの上に乗るって所で落ち着いて欲しいんだがね。
ま、それもまた次に会えたら、だな。協力感謝するぜ、アスタルテ」
改めて、共闘への礼として頭を下げる男。この相手と次に出会うとすればどこになるか。
それはわからないが。どこであれ、再会すれば面白いことにはなりそうだな、などと思いつつ。
男は戦場に散った兵士たちの亡骸から金目の物を漁ることにする。
■アスタルテ > 男へと別れを告げてオークは戦場を去る。
後に残るのは怪物の死体を兵士から物を漁る男の姿だけで……。
ご案内:「ハテグの主戦場」からアスタルテさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > すうと深呼吸、血と鉄のにおいが口の中に広がった。
久々の戦場。思うところがないでもないが、この空気は悪くない。
――なによりこの敵は、そう弱くはなかった。
ズンと音を立てて目の前に崩れ落ちる、魔導ゴーレム。
己の身の丈すら超える、4mはあろうかという巨躯の魔導兵器は今、地に伏した。
「いやあ、……ひっさびさだなァ、おい。こういう、げてもの相手は。
うん、悪くねエ。」
久しぶりの感覚に、だいぶ満足そう。はふー、と息をついて。
片手ずつに持った大きな大きな片手斧を、ごすんと地面に置いた。
見回すに、これで最後だったよう。敵―といっても雇われの相手側ゆえにそう呼んでいるだけなのだが。