2017/09/10 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 王国軍と隣国との戦争は常に飽くことを知らず。

本日も前線部隊同士の小競り合いであったのが幸か不幸か、互いの指揮官がその場に居合わせたことから本格的な戦闘へと発展。

双方数十名の勢力が激突する戦場へと化していた。

僕はその後方部隊に混じり、指揮官殿から命じられた時にのみ魔術支援を行うだけで良かったのだが事態は一変。
功を焦ったのか前線に突出した指揮官殿があっさり打ち取られたことで王国軍は壊走状態となった。

当然、部隊の魔術師たちも散り散りに逃げだし、逃げ遅れた僕は隣国の兵士10名程に周囲を包囲された状態となっている。

「さて、どうしようか…。」

両手を開き、魔力を集中させる。

正直な所、取り囲んでいる兵士達にこれと言った者は居ない為この場を切り抜けるだけなら容易であった。

ただ、一応は凡百の魔術顧問として名乗っている以上あまり目立つようなこともしたくない。
ここらで格好よく現れるヒーローでも居ない者だろうか。


などと都合の良いことを考えていた。

ウィルバー > そうそう都合よくヒーローは現れず。
両手に溜めた魔力を解放すると、周囲が眩いほどに輝く。

兵士達が視界を取り戻した後には、黒服の魔術師の姿はどこにもなかった。

ご案内:「ハテグの主戦場」からウィルバーさんが去りました。