2016/07/28 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にメルティスさんが現れました。
■メルティス > (月と星々が夜空に爛々と輝き、辺りを照らす深夜。幾ら戦場といえど、こう暗い時間になると辺りは静まり返っていた。戦争中、といえど兵士達にも休息は必要であるし、そもそも視界が悪くて戦いづらい。そのため、夜が近づけばよほどの理由がない限りは、一旦休戦、という流れになることが多かった。・・・しかし、休戦、といえどもそれは軍団との正面でのぶつかり合いは、という意味である。奇襲や、夜襲。そういったものは夜からが本番である。そして、ここにも奇襲作戦を計画し、ひっそりと行軍を続ける一団がいた。一団、というには四人しかおらず、お粗末なものだが・・・その中にとんがり帽子を揺らす、魔女も混じっていて)
全く、隠密とか私専門外なんですけどね・・・。
(ぽつり、と文句を零しながらも行軍を続ける。雇われの身である以上、文句は言えないのだが・・・少々不満を抱えつつも、こっそりと息を潜め敵陣へ近づく。作戦としては、指定の位置についた後、魔女が強力な魔法を発動。それを合図として、一気に敵陣に雪崩れ込む、という夜襲作戦である。敵陣に流れ込む側の隊も一応少数とはいえど、それなりの数がいるが、こちらは魔女の護衛程度の人数しかおらず、位置に付く前にばれたら悲惨なことになるが・・・そうならないことを祈りつつ、魔女達は息を潜めながら、行軍を続け)
ご案内:「ハテグの主戦場」にルシファーさんが現れました。
■ルシファー > ....静かなものね......
ふぁ....、せっかく暇潰しにこんなところまで来たのに......
(戦場の外れ、大きな気が生い茂る森の中、1番巨大な木の枝に座り静まり返った戦地を見つめる一人の魔王。争いごとは嫌いなタイプだが、こうも最近暇が続けば、自ら火に油を指すような行為もしてみたくなる。それは魔王にとって逃れられぬ感情のようなものだ)
.....ん、でも...面白そうなものは見れそうな、そんな気が....ふぁ...
(こそこそと、蠢く少数の影を見つけた。どうやら奇襲作戦でも仕掛けるらしい。ここで彼女は長い髪を掻き分け、あくびを一つ漏らし考えた。ゆっくりと休息中の軍へ忍び寄る少数の兵士達を邪魔しようか、その少数の兵士達と共に急速の兵を皆、無残なものへと変えてしまおうか。どちらにしろ、魔王である彼女にとっては一瞬の余興でしかないのだが)
.....ふぅ...
(彼女は立ち上がる。純白のドレスが月夜に照らされ、光っているようにも見えるが、きっと気のせいだ。背から生えた薄黒い翼をはためかせ、地上に足を下ろす。靴などは履いていないため、地面の感触が直に伝わっていく。そして、足音を立てることもせず、行軍していく少数の軍の後ろをひっそりと不気味に追っていく)
■メルティス > (静寂の夜空に複数の悲鳴が響き渡る。しかし、それは魔女たちの耳に届くことはない。彼らの声を届かせるには少々距離も遠いし、彼らを撃破した刺客達もバレないように気を使っているだろう。なにせ、それがバレてしまえば一目散にこの奇襲作戦を企てたものや作戦を実行しているものは逃走を始めてしまうだろうから。それは彼らにとってはよくない。一網打尽を企てるにしても、魔女達を弄ぶにしても、その襲撃はばれないにこしたことはない。その甲斐もあって、こっそりと行軍を続ける魔女達の一団はそれに気づいた様子もなく、尾行に気づいた様子もない。彼らに気配に敏いものはついておらず、所詮一撃ぶっぱなして即刻帰還するだけの部隊だ。正面からのぶつかり合いにはそこそこ強いかもしれないが、こういった搦手にはめっぽう弱いらしい。)
ふぁ・・・。
(もう十分に夜も更け、遅い時間だ。魔女は眠たそうに目をこすりながら行軍を続ける。後ろから、死神が追ってきていることなんて気づいた様子もなく)
■ルシファー > 眠いなら、眠ってしまえば.....?
(一瞬で行軍する一段へ追いついたのか、眠たそうた欠伸を漏らす魔女の背後、耳元で囁く一人の魔王。そしてこう囁くのだ『私がねむらせてあげようか....?』と。そして、一瞬の内に魔女ひとりを残して、数人の兵達が地面へ倒れ込む。それは彼女が身体から発した魔力によってだ。もちろん、これもただの暇つぶしであり、彼女に目をつけたのはただ、容姿と内に秘める魔力を気に入ったからである。気の毒なことではあるが...)
これから、面白いものが見れそう、なんて思ったけれど、貴方に興味もあるし、どっちを取っても暇はつぶせそう...ん、
(背伸びをしながらただ佇み魔女を見る。その透き通ったバイオレットの瞳は彼女の身体に刻まれた淫紋を見つけ出した。これはまた面白いものを体に刻まれているなと、含み笑いを浮かべ愉快そうに、そして不気味な笑みを浮かべ、魔女に近寄る)