2016/05/15 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にヘクターさんが現れました。
ヘクター > 時刻は夕方。

王国軍と異国の軍隊が争う真っただ中。
それを遠くの木陰から眺めている一人の男。
時折流れ矢が飛んでくるが、何故か男の周囲で軌道が変わり、当たることはない。

「さて、昨日吸い取って増えた魔力を確かめるとするか。」
両手を広げ、等身大の大きさの魔方陣を展開する。

すると、魔方陣から数十名の鎧をつけた騎士や兵士が現れる。
皆着けている鎧や武器はバラバラ。
共通点があるとすれば、弓は同じものを持たせている点と、
兜を全員が着用している点。
それと、声から察するに全員が女だと言うことだろうか。

「ほれ、お前たちの元仲間たちが戦っておるぞ。 助けに言ってやれ。」
そういうと男は一本の旗を手前の騎士に手渡す。
その旗は王国軍の者であり、この戦場における立場を表明するにはこれ以上の者はないであろう。

「ほれ、かかれ。」
男の号令のもと、一気呵成に飛び出す兵士達。

突然の軍勢の出現に両軍とも驚くが、旗が王国軍の物とわかると片方は思わぬ援軍の到着に安堵し、もう片方からは阿鼻叫喚が響き渡る。

ヘクター > 男の指示の元戦闘を開始する女兵士たち。
男の指示そのものは指示と言えるかどうかすら怪しいものであったが、それを受けて動く女兵士達は優秀であった。

遠距離から弓で斉射を行い、敵の軍勢が崩れた所を槍やハンマーを持った部隊で突撃をかける。 騎兵が現れたら、馬の脚を潰し、落馬した所を止めをさす。

一糸乱れぬ攻撃に王国軍の兵士は勝利を確信し、逆に敵国の軍隊は動きが鈍り始める。 

ヘクター > 「おい、そろそろだ。 行って来い。」
男が指示を出すと、騎士の一人が男の元へと走りよってくる。

「この手紙と金を指揮官殿に渡して来い。」
男の意を受けた騎士は王国軍の指揮官の元へと向かう。
指揮官に手渡す手紙の内容は以下の通りである。

・この部隊は愛国者による義勇軍である。
・この戦闘による功績は全て指揮官殿の物である。
・但し、敵国の兵士で見た目の良い女が居れば全てこちらで引き取る。
・以上のことを了承頂ければ、この金を受け取って頂きたい。

程なくして、敵国の軍は撤退を始める。
旗色が悪いことと、もうじき日が暮れてしまうことが理由である。

すると、男が連れてきた兵士たちは敵国の兵士の中で男の好きそうな女兵士のみを選び連れてゆく。

指揮官との交渉が成立した証である。

ヘクター > 日も暗くなり、戦闘は一端終了する。

未だ追撃を続けている部隊もいるようだが、それはこの男にとってはどうでも良かった。

捉えた兵士を連れ、戦場から離れた所へ移る。


「よしよし、今日の所は上出来だな。」
今までに捉えて洗脳などを施した兵士達の初の実戦投入。
日頃単独での戦闘しか行ったことのない男にとっては未知の経験であった。
どう見ても手駒の性能差で勝っただけの勝利ではあるが、それでも初めての集団戦闘での勝利と言うのは気持ちよい。

おまけに新たな手駒の材料も手に入った。 男はその者達の顔を一つ一つ眺める。

男はこれ以上ないほどの至福の表情を浮かべると、両手の裾から触手を人数分取り出した。
「お前達、口を開けさせろ。」

今日捉えた兵士は9人。 異国の兵士なので顔や着けている装備が王国の物とは当然ながら異なる。
異なるが、やはり良い女は良いのだ。

己の兵士に指示し、捉えた兵士達の口をむりやりに開かせ、触手を詰め込む。

女達は目に涙を浮かべて首を振るが、全身を押さえつけられている為抗うことすら出来ない。

程なくして、男の魅了の魔力が注ぎ込まれ大人しくなっていく。

魔力に対する抵抗のない只の兵士では男の魔力に逆らうことは至難の業である。

傷ついた身体も男から注ぎ込まれた魔力により回復していく。

これで新たな手駒がまた増えたというわけだ。

「お前たちにも褒美をやらんとな。 ほれ、咥えるが良い。」
女達の口から触手を抜き取り、それを別の女達の口へと放り込む。

勝ち戦とはいえ無傷で終わることはほぼなく、皆一様に傷を負っていた。

また、傷を負っていない者も男の触手を求めてくる。
そうなる様に「教育」したからだ。

ヘクター > 「帰るぞ。 さっさと入れ。」
魔方陣に向けて指差すと、素早くそちらへと入り消えていく軍勢。

最後に己も足を踏み入れ、夜の闇へと消えていく。

ご案内:「ハテグの主戦場」からヘクターさんが去りました。