2015/11/06 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > (珍しい――自分にとってはそれほどではないが軍からの依頼。給金もそれなり、なのだが――。)

やっぱり、まずったかな……この仕事。

(到着からかれこれ何度目か目にする光景。
 傷ついた兵士が、血塗れて動かなくなった男が、幾度も幾度も運ばれてくる光景。
 見慣れているとはいえ、あまり観たくもないもので。)

なんだか活発になりつつあるとは聞いていたけれど、さ。

(宿舎の壁にもたれかかりながらそんな戦場の雰囲気を感じ取って溜息を。)

ご案内:「ハテグの主戦場」にロトさんが現れました。
イリーナ > ……じゃなかったら、私らみたいなのの手は借りたくないか。
(前線の動きが怪しくなってきているから、人手が足りない。
 その穴埋めだろう。 まぁ、使い捨てられる部署ではないが。)

……やっぱり、こういうのは官製品のほうがいいわよね、と。
(支給された望遠鏡を手の中で遊ばせながら行きかう人々。
 兵士、上級兵、傭兵、捕虜――声かけの娼婦なんかを見渡し…。)

……あぁ、売るのもありか。

(任務は明日から、それも昼から。 今日のこの後はー…。)

ありか、ありね。

(この戦場を肌で感じている人間から情報を得るのがいいか
 なんて考えながらも、自分から声をかけようとはせずに。)

ロト > (酒の届け先が戦場。…いやそれも王国陣地に届けろと言う依頼者の真意が不明すぎる。)

(飛び交う怒号 飛び交う血と肉と命の駆け引き、湧き上がる士気 下がる理性 上がる本能 血みどろの陣地に辿り着いて暫し 用事は終わった、終わったが)

……ここにまで来て 酒飲みたいってどういう事でしょう。

(気配と姿を人にそっくりに仕立てて、魔法職的な恰好にしたから 杖と大型ナイフを装備して暫く 陣地内を―宿舎付近をうろうろとしている
然し 己は 階級で言ったら魔法職、兵士か何かの類になるのか)

…然し 迷子になっている気が しないでもない様な。

(先程から同じところを ぐるぐると回っている気がしている。同じような宿舎が並んでいるからだ、どう切り抜けようこの状態
思わず 視線が辺りをきょろきょろとして 視線が誰かしら合うようなしない様な、感じに)

イリーナ > ……どうしようかなぁ。
(売るべきか、売らざるべきか、それが問題だ――。
 なんて思案を巡らせつついいお客はいないか……。
 と、行きかう人々を眺めているが。)

…うん?

(魔法職の女性だろうか、妙に視線がきょろきょろと。
 ――そういえば、さっきもここを歩いていたような?)

……うーん。

(探し人だろうか、にしても挙動不審すぎる……迷子?)

まさかぁ。

(そんなわけない、と思いつつ。 つい気になってか壁から離れて歩き出し。)

ハロー。お嬢さん。血に餓えた狼にでも追われてるのかしら?

(自分より背の高い相手に「お嬢さん」とはいかがなものか
と思いつつ、相手が緊張しないように軽い口調で声をかけて)

ロト > (既に迷子進行形。初めての依頼先でほぼ迷子になる。
地理的に覚えが悪いのかはたまたここが特殊なのか。
誰も助けてくれない、魔法職って立場が弱いのか将又)

…いつまでたっても出入り口に戻れないのですが。
…箒でも取り出して飛んでみたら…撃ち落とされますか。
戦場ですものね ここ。

(魔法職雖も 空から陣地を見ようものなら 不審者扱いで撃ち落とされる気がして
やれないでいた。如何この場を切り抜けようと思案ーこれらの行動がほぼ不審者扱いなのは気づいていない)

……っは!…わわわ、私は不審者では!迷子です!

(不審者と言うか 迷子であることを堂々告げてみよう。
一応だが ここの陣地に入った際の入陣許可書みたいなのはあるし、
先程酒を届けたばかりでもあるので 領収書みたいなのもある、問題ないと思ったうえで
声をかけてくれた方へと びくっと反応しつつも声を返そう。)

…ついでに申しますと お嬢さんは 貴女様では。

(言葉を交せば 徐々に落ち着いてくる挙動不審な行動。単に朧居た時の動揺が引っ込んできたとも)

イリーナ > (同じような宿舎が並び、人通りも多く目印になるようなものもない。
 慣れれば、分かるのだが始めてくる人間には一苦労だろう。)

おおっ、と……。 え、本当に迷子?

(ん、と。 視線を上げながら相手の顔を眺める。
 たしかに、若い――。若すぎる。不思議そうに眉を寄せ。)

あはは、お気遣いありがとう?
もうお嬢さんっていう歳でもないし、狼の相手は慣れてるわ。
(だから大丈夫、なんて答えつつ。)

イリーナよ、あなたは?
(少し落ち着いてきてはいるが、それでもまだ無理して話を聞くのは早いか、と。
 自分から名乗りながら相手が完全に落ち着くのを待とうと。)

ロト > (何かしらの看板とか旗とか…王国の旗はあった。意味がない。
こう将軍の持ち兵士の宿舎だったら 将軍の馬印でもあればいいのに、と
迷子にしては迷子をどうにか克服したい思う女は せめて印があればと切実に思う)

迷子! もう小一時間彷徨ってる! …正直疲れました。
…ええと、これと、これと、これも序に照会して貰っても構いません。

(彼女に投げつける様に差し出したのは 陣地に入る際に門番兵士に渡された許可証、
商品届け先から渡された酒瓶の領収書、最後に渡したのは魔法職兼商人のー冥嶺酒造の名刺。
一応 全て 照会出来るのならしても構わない、と言わんばかりに見返して)

狼…ここの兵士の事でしたか、脛を付近と顎の先を弄れば痛がりますけど。
年齢で如何こうは言いませんわ、多分 私 小物ですし。
(主に外見年齢が若いので、とそれは口に出さず)

私は ロト。一応爵位は持っていますが 商人紛いな事もしています。 最後に渡したのは酒屋の名刺なので そちらはどうぞ。

(最初の二つは返してくれると非常に嬉しい。名乗りを聞けばこちらもしてみよう。名前は―通称名を口にしてみた。嘘でもないし。)

イリーナ > ……一時間?
さすがに、それだけの時間迷うって子は初めてかしら。
(失礼ながらも、つい、笑い声が小さく口から零れて。)

あーあー……ん、見させてもらうわ。

(見るつもりはなかったが、差し出されるように渡されるのなら受け取らないものも失礼と思ったか。
 差し出された紙を一枚一枚、丁寧に視線を滑らせて。
 問題、なし。 許可書に領収書――、随分と頼んだなーなんて思いつつ。)

……ん? こんなお店聞いたことないけど――何処にあるのかしら?
(少なくとも、看板で見たことはない。聞いた覚えもあるようなないような――。 少し気になって問いかけようと。)

そうそう、みんな餓えてるから気をつけないとね、と。
ん、ありがとう。
(気にはなったが、許可書と領収書はたしかなものなので疑いようがなく。
 その二つを丁寧に返しながら名刺はそのままコートのポケットに滑り込ませて。)

わーお、爵位持ちとは――……。
それならエスコートは丁寧にですかね、迷子の迷子のお嬢様?
(フフ、と口元を緩めながら「どちらまでで?」とつけくわえて。)