2015/10/17 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にアルバトロスさんが現れました。
■アルバトロス > (他国との小競り合いの続く丘…ハテグの主戦場と呼ばれる場所に、緩やかながらもしっかりとした足取りで歩く男が居た。黒い全身鎧に身を包んだ姿は、自軍と敵軍の両方の目を引いたらしい。)
「………雑魚に用は無い。ふんッ!!」
(見た目から、普通の兵士よりも格上と見たらしい敵軍兵士達が突撃してくる。一番早く男に近づいた兵士が突き出される槍を盾で防げば、大きく一歩踏み込んで剣を振り下ろし、その身体を両断する。その光景を見た敵軍兵士が怯むが、逃がす暇を与えることなく、次々と両断して鮮血を散らしていく)
■アルバトロス > (敵軍兵士を斬り倒していくのを見た王国の兵士達が安堵した顔で男へと近づいていく。調子の良い言葉から、きっと本国が送ってくれた援軍なのだろうと思っている様子だった。次は向こうに居る敵を倒してくれと口にする兵士達に、兜の中から舌打ちする音が聞こえた)
「…退け。」
(次の瞬間、目の前にいた兵士が断末魔を上げて倒れた。無論、男が剣を振って斬りつけたからに他ならない。先ほどまでの安堵の顔が一転して怯えや憤怒のものへと変わるのを見れど、まるで意に介すことはなく剣を横薙ぎに振り周りに居た兵士を全員斬り殺した。)
「慣れ合うつもりはない…ただ、強い奴を探しているだけだ。」
(吐き捨てるように口にして、また緩やかに争っている場所へと向かっていく)
■アルバトロス > (そこから暫く時間が経ち、男の鎧には何人もの兵士たちの返り血がこびり付いていた。進んだ後に残る兵士の死体。そして目の前に転がるのも死体。斬っても斬っても、何かが満たされる感覚には程遠い。気付けば、既に両軍の兵士は撤退していて、戦場には男が一人だけ棒立ちをしている状況になっていた)
「………。」
(あぁ、今日も駄目だったのか。そう結論付けるのに時間はかからなかった。剣と盾を構えたままで、大きく深呼吸を一度する。血の生臭い匂いを感じるも、既にそれに嫌悪するだけの感覚も麻痺していた。)
■アルバトロス > (やがて男はそのままの状態で、何処かへと姿を消すのだった。)
ご案内:「ハテグの主戦場」からアルバトロスさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にオーギュストさんが現れました。
■オーギュスト > 「閣下、準備整いました!」
その言葉に男はひとつ頷いた。
第七師団の陣頭で大剣を構えた男、オーギュスト・ゴダンは、眼下の敵を眺め、そして号令する。
「突撃だ! 一匹たりとて生かして帰すんじゃねぇぞ!」
将軍と言うより蛮族の親玉のような号令一下、小高い丘の上から第七師団は敵に襲い掛かる。
壊走する王国軍の追撃に夢中だった敵軍に対し、完璧な奇襲となった。
■オーギュスト > 「ったくよぉ、この俺が人間の相手なんぞよぉ!」
不満そうに叫びながら、一人を大剣で叩き殺し、返す刀で背後に回りこんでいた敵を剣ごと挽肉に変える。
彼の進む所敵兵の死体が積み重なり、死が量産され続けた。
「おら、魔族に比べりゃたいした相手じゃねぇぞ、一人残らず叩っ殺せ!」