2022/10/19 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にフィリアさんが現れました。
■フィリア > 司祭服の少女は、大聖堂の中に入ってくれば一礼をしてから祭壇の方へと向かっていく。
そして、祭壇の前、一度両手を組んで祈りを捧げてから、祭壇の上を清めていく。
大聖堂の祭壇は清らかでなくてはならない。
そのため、決まった時間にこうして掃除が行われる。
掃除を行うものも、男性司教だったり、女性司祭だったりと多種多様。
時としては、少女のような癒しの聖女が行うこともある。
言い方を変えれば、己がこういう作業を行えるという事は、今日は施療院は忙しくないという事だった。
それは良いことである。
だから、こういう雑務を行うことは、フィリア自身はとても好きだった。
■フィリア > 程なく祭壇の清掃を終えれば、蝋燭を取り換えて。
祭壇が綺麗な状況になった事を確認してから、祭壇を降りる。
そして、信徒席の方へと進めば、信徒席の最前列の椅子に腰かけて祭壇の方を見やる。
穏やかな時間が流れていく。
次の刻限までまだ時間があるので、少しぼんやりとしている。
考えることは色々あった。
今までの事、先日の事、今日あった事……そして、姉の事。
■フィリア > 昼の鐘がなる。
そろそろ刻限だろう。
昼食を取ってから、施療院に戻る。
今手当にかかっている聖女たちと変わってあげなくてはならない。
ちょっとした時間は少しだけ、自分を思い出すことになったが、それらは全て、過去の事。
今を生きている自分にとって大切なことは、施療院にあるのだ。
だから、大聖堂を離れて自分のあるべき所へと帰っていくだった。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からフィリアさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 此処は、とある教会の懺悔室。
その間仕切りの奥に男はいる。
目的は勿論、誰かの懺悔を聞くために。
とはいえ、彼はこの教会の神父ではない。寧ろ、その逆の――悪魔。
彼は、此処の神父になりすまし、その懺悔を利用しようとしている。
「(懺悔とは罪悪。人間を利用する際に、罪悪感ほど利用しやすいものはない――そして)」
彼の求める、美しい心を持つ女を探す際にも、懺悔室は役に立つ。
罪の告白、それはつまり、自分の罪を悔いる心を持っているという事であり、それもまた人間の美しさの一つだ。
少なくとも――自分が持たぬ者の一つだ。
「(今日の予定は一人か。女ならば、じっくり楽しめそうだが、さて)」
元の神父は、密かに誘拐している。
だが、男はその気になれば、記憶を改ざんし、元から自分が神父であったと錯覚させる事もできる。
なので、元の神父と交流があったとしても、それを見抜くことはほぼ不可能だろう。
ご案内:「」にロブームさんが現れました。
ご案内:「」にロブームさんが現れました。
ご案内:「」からロブームさんが去りました。