2021/07/12 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にロブームさんが現れました。
ロブーム > 黒い燕尾服を着た太った男が、中庭の中を歩いている。
彼の名は、ロブーム。悪魔であり、魔王――つまりは、この街に尤も似合わぬ男。
とはいえ、似合わぬからといって用がない訳ではない。

「(規律が厳しいからこそ、反動で悪に堕ちる者もいる――し、何より私が欲しいのは、美しい心、故な)」

此処を抑えれば、人間社会により効果的に腐敗を齎す事もできる。
その為には、まず自分の手駒が必要だ。
故に、その調達を行うために、街を歩いているのだが――しかし、中々これといった人物に出会えていない。
何らかの弱みがあるか、さもなくばロブームが堕としたいと思えるほどの美しい心を持つ女。
それが、彼が手駒を選定するための基準であった。

「(趣味が入りすぎている気はするがな。
しかし普通の人間を手駒にするなら、部下に任せた方が早い……折角来たのならば、欲の一つも満たさねば悪魔とは言えぬわ)」