2020/08/04 のログ
■ビデラ・フォーランハルト > 少女の返答は、怯えなど一切見せないものだった。
ただ、快楽に溶け…もっとそれを得たいと願う女の顔。
先程騎士が感じた通り…未知をそのまま受け入れようとしているわけではなく。
知っていても尚、その先を求めようとしているのだとわかれば。
優し気な振る舞いは正解だったと、騎士は確信する。
ただ、騎士もまた未熟である。
未だ聖人などとはとても呼べない脆弱な精神と身体だ。
しかし、だからこそ…少女の求めに素直に応えられる。
力が抜けた少女の背中へと手を回し、僅かに寝台から浮かせ。
騎士は両手で包み込むように抱きしめ。
途切れ途切れの会話を交わし、お互いに息を荒げ、喘ぎながら。
より深く、より強く…交わりを求めていく。
昂った身体の動きは獣に近くなりはじめ。
濁り、湿った水音と共に…二人の分泌液が交じり合い、シーツに落ちていく。
「ん…。…ふ……、言ったでしょう?、我慢、することは、ないと……」
口づけの合間に、短く。
気持ちよくなってしまう…と、まだ遠慮がちな少女に囁いて。
その少女の痙攣を押さえつけるように…半ば起き上がりながら、少女の身体を押さえつける。
少女をより深く貫くために。
少女に抱き着かれれば、更に腰を激しく跳ねさせ、その小さな体の奥底までを味わっていこう。
「―っ、ふ…―――――――――――!」
きっと彼女なら、敬虔な信徒となる。
獣の様相を呈しながらも…そんな予想を立て、少女の、自分を求める言葉にうなずく騎士。
直後、熱された少女の膣内より尚熱い液体が…騎士の見せた優しさとは裏腹に強く、強く少女の聖域に叩きつけられていく。
最初に挿入した時のようにぴったりと隙間なく抱き合ったまま。
騎士の身体もまた快感に震え、痙攣する膣襞の蠢きに合わせて脈動していき。
小さな喘ぎを漏らしながらそれを受け止めていく少女の艶めかしい吐息もまた、それを後押ししていく。
とぷり。とぷりと。杯を満たしていくように…少女の胎内を満たしても尚、騎士は精を注いでいく。
そして、お互いに絶頂しても。
こういった経験の有無からか、やはり先に立ち直るのは騎士の方だ。
多少萎えたものの、彼の肉棒は未だ少女の膣内にあり。
絶頂の彼方へ押し上げられた少女の表情を見るため、ほんのわずかに身体を離し。
汗をかき、流石に紅潮した体のまま少女に話しかける。
「フィリ?…幸福を、感じられましたか…?
私の方も…かなり、楽になりましたよ」
柔らかく、その手を伸ばし。
少女の頬に触れ、軽く歪ませよう。
ここで暴徒などならば…少女が絶頂に達していようと関係なくその体を貪るのだろう。
けれど、騎士は…優しくその背中を、首筋を撫で。
少女が彼方から戻り…多幸感に浸れるように、敢えてそれ以上の動きはせず。
細い目を僅かに開いて…少女の痴態を観察する。
かける言葉はやはり、奉仕は上手くいった、という意味の言葉。
それに…痛みを感じていた少女が、幸せを味わえたかを聞いてみよう。
同時…少女の膣内に入りきらなかったのであろう白濁が、とぷりと結合部から漏れていき。
少女がある程度意識を取り戻せば…座りながら正面から抱擁されているような、先ほどとは違う体勢で騎士と触れあっていることだろう。
■フィリ > 寧ろ、人並み以上に愛と欲とに餓えた少女が、怯える事が有るとすれば。
それはそれこそ、愛されない事――その一点に尽きる筈。
愛し合うという事象を、最も極端な形で具現化していると言っても良い、性交に溺れるのも。だからこそ、当然の事。
優しくしてくれる、愛してくれる、そういう相手であったのなら。自然と少女は受け容れていく。
…どこまでも。淫らな行いに、沈み込んでいく事だろう。
抱き寄せられれば、背中が浮き、下腹部が反り返って。…途端。悲鳴じみた甘い声を上げてしまう。
腹と腹が、より強く密着して。そちら側に連なった、肉襞の中でも特に弱い所へと。痛い程の強さで、剛直の鰓が擦れた為に。
とても耐えられる筈のない快楽に、どろどろと濡れきった膣内は、ますます熱を、蜜量を増して。
等しく一匹の獣の如くに、浅ましく、剛直を舐めしゃぶって離さない。
覆い被さった広い背中へ、縋るように回された少女の手は。
突き上げられる度、指を埋めるかのように、力が篭もり。それもまた、咥え込んで離さない淫らさを想起させるかもしれず…。
「…っ、ぅ――っぅぁ、 ふ…っっぁ っぁ ぁっ …ぁ―――― !!
…っ、んぁ… っぁんっ、ん、ビ――デラ様、 っビデラ、様ぁっ… 」
ここまで来たのなら。感じて、達して、ばかりしか出来ない少女に、まともな返答を望めるべくもない。
高くか細い、幼子の声音は。それでも、甘い甘い、一匹の雌へと堕ちた物となり。
口付けの狭間口内へ、耳元へ、熱い吐息と共に吐かれ続ける。
尽きる事のない嬌声と共に。直に耳を擽るような、爛れた水音がどこまでも強くなり。
既に快楽以外を感じる事など、まるで放棄してしまったのだろう少女は。
限界を無視するかの如く、力強く、より深く、貫きに貫かれても尚。それすら快楽に変えて囀り続ける。
鍛えられた騎士の体重で、寝台へと圧し竦められ。重たい一撃が、子宮口すら圧し潰す。捏ね上げる。
こんなにも蕩けきった中。どぷり、どくり、雪崩れ込んできた精の温もりに。
心の隅々まで焼き払われて、真っ新な快楽だけが、少女の中を満たしきる。
浮かび上がった背中が、何度も身震いをくり返しては。長々と終わりの見えない絶頂の悦びに上げる嬌声は。
あまりに喘ぎ過ぎて、喉が掠れたかのように。切れ切れに、それでも、やはり終わりを見せずに零れ続け…
「……… っ、っ …っぁ …ぁ っ、 は …ぁ―――― ぁ …ぁ――― ぁ…」
恐ろしく長々と続いた、騎士の射精。少女の絶頂。
こんな時、一足先に戻って来る事が出来るのは。いつだって、男の側であり、大人の側。
もう暫くの時間を置き、少女が、夢見心地から戻って来るのなら。
座って抱き合うかのような体勢で、真っ直ぐに蕩けた顔を覗き込まれてしまっている為に。
…快感と熱気とで紅潮した顔が、更に更に、真っ赤に染まりきっていく。
言葉が声にならないまま、何度も、唾液でふやけた唇を震わせてから。
…結局、頭を巡らせる事を諦めて。面持ちを伏せ、触れられる頬や汗ばむ額を、彼の胸板へと預けてしまう。
「 、 ――ぉ役に立てた…と。……そぅ、でぁるなら…はい。
…それもまた。幸福なのではと、思われるの――です。…私が。ビデラ様や…誰かの、ぉ役に立てた、なら。
………っ、ん、ぁ …私は ……まだ、ら…く では …無いの、ですが――――」
先に顔を伏せたものの。羞恥と快感とを綯い交ぜにした頬の火照りが、収まるどころか増す一方である事が。
頬を寄せる胸板の膚から、彼にも伝わっている事だろう。
口を開け、貫かれたままの膣口から。白濁とした精が溢れるのも。そこを、まだまだ大きな剛直で、満たされ続けている事も。
少女にとっては、まだ完全に冷めてくれる事のない、気持ち良さに繋がってしまうのだから。
…この後の時間が。奉仕を終えての、穏やかな余韻となるのか。
それとも、一時の中断と休憩を挟んだだけで、再び愛を求める行為に繋がるのかは。
…燻り続ける物を、少女が我慢出来るかと。それを含めて包み込んでくれている騎士の、判断次第となったのだろうか――。
■ビデラ・フォーランハルト > 散々、塩粒で燃え滾る熱に愛情という薪をくべてから。
そこに、手慣れた男による愛撫と性交。
それによって更に燃え盛った少女の熱を一度発散させる。
その後押しとばかりに、男もまた多量に精を注ぐ。
お互いに息を荒げながらの、しかし心地よい性交。
「ふふ。…まだ、少し…わかっていないようですね
私のためと思ってくれるのは嬉しいですが…もう少し、フィリは…人に。
私に、甘えることを覚えた方がいい」
役に立ててうれしいと言いながらも。
未だ抱える懊悩を告げる少女。
その小さな体は未だ火照り、騎士の身体に暖かさを伝えてくる。
塩粒の効能は良く知っている。
だから、どれだけ少女を苛んでいるかも、また。
「それを教えるため、というのと。
……私もまだ、完全に乱れが無くなったとは言えませんから、ね?」
また、少し意地悪さが滲んだ声。
少女の腰に手が添えられ…僅かに、ぐん、と騎士の腰が跳ね上がる。
その拍子に精と愛の混合液が音を立てて弾けるも。
騎士として、鍛えられた肉体で少女を包み込み。
少女をある意味固定したまま、肉棒を再び押し込んでいく。
そしてまた…白濁は注がれ続け。
更に、その次には…そこから体を後ろに倒すことで。
少女が自分から動きやすい…騎乗の体勢すら体感させよう。
くすぶり続けるものを発散させ…ショック療法とでも言うのか。
騎士に対して欲望を更に発露させやすいように。
混じりものの少女と、歪んだ騎士の声が…長く、長く。
簡素な『そういったこと』のための部屋に、響き続けた―――
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からビデラ・フォーランハルトさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からフィリさんが去りました。