2020/07/31 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・大きな教会の前」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > ヤルダバオートの中でも、特に大きな教会の一つ
多くの信者を抱え栄える教会、表向きは清く、裏では淫行のサバトで栄える教会
まあ、内部の事情までは知らぬ少年は、その教会を見上げる
豪華とも、質素とも言えぬ、清らかな建築物だ。贅を尽くさずしかし権威を示すにはとてもうまいと、少年も思う

「まあ、こういう建築物を考える奴はどういう脳みそしてんだかな。俺には想像もつかん」

脳筋ではないが、知識や意欲は戦闘関連に特化してる故、こういう建築などは完全に門外漢である
素直に関心しながら、見上げる。まあ、暇なので人間に人気のある宗教でもみておこうか、といったとこである

グラスシエル > 壁に手を当てる。滑らかでやや灰がかった白い石壁
じぃっとその壁を見つめて

「ほーん、わざと灰色っぽいの混ぜてんのね、外壁だからか」

埃などが際立たないようにあえて白さを犠牲にしてる石壁に感心する。頭いいなー、人間って。その癖なんで神様にすがるのかよくわからないが。救われた奴なんか見たことないくせに

「不思議なもんだな、人間ってのも」

グラスシエル > 「…ふむ」

綺麗な壁に、ふと落書きをしたくなるのは何故だろうか。
くるりと周囲を見渡す。まあ暗いからわからんが近くには人は居ない。
落書きをするような事はしないが、此処は軍靴で靴跡の一つでも…と、右足を浮かせて

「…何やってるんだ俺は。ガキか」

右足を下ろす。まあ、この壁もきっと、毎日敬虔な信者さんが綺麗にしてるのだろう。無碍に汚す必要もない。まあ、それを躊躇う必要もないが。彼らは自分にとっては異教徒のようなモノだし、従わない者に平等に優しくするほどデキた天使でもない