2020/07/22 のログ
フィリ > 少女の成長は不定期で、不確定だ。
時には齢を跳び越えたかのように。時には遅々と。また時には遡る事も…無いとは言い切れない。
しかし、肉体的な変化、知識的な成長がどうあっても。生まれて差程経っていない以上、その心だけは間違い無く幼い物。
だからこそ、愛や恋という物に、理想と夢想と…懸想とが先立ってしまい。その裏にまでは目が行かない。
彼が、聖堂騎士という立場故に、本心では何を求めているのか。気付く時は――来るのかすらも分からない。少なくとも今は。

「――物の本に在ったのですが。…神様は、世の痛みを受け止めて下さると。
…病人を癒し、痛みを去らせる、奇跡を……起こして下さるのだと。……こぅぃぅ事、なの――ですね…」

頭でっかちで知識ばかりが先行する中。実体験を以て識る事は、何よりも得難い奇跡のような物。
少なくとも書を、文字や言葉を、知識を宝と見なす少女にとっては。
それが得難く貴重であればある程に。真偽や…善悪を省みる事なく、喜んでしまう。
劣情故に染まる頬に、また少し、感動と興奮による熱も付け加えれば。
それはたちまち、薬効による発情へと上乗せされて。また一段と少女の身体を昂ぶらせる。
堪らずくらりと目眩を起こした、其処を。掬い上げるように抱き上げられた。
彼女曰く物の本、それ等に出て来るお姫様のような抱き方に。…ふわぁ…と惚けたような声を上げて。
そのまま力の入らないように、あれよあれよと廊下を歩んで、奥の方へと運ばれていく。

「――ぉ心遣い、だと、思ってぉります。……有り難ぅござぃます。――ぇ、ぇと、…ビデラさ――ま。
…私も。…フィリ、も、が――頑張って。…ぉつとめさせて、……ぃただきます、ので――」

須く肯定されて。それでも何処かに。教えや救いを口実として、抱かれようとしているような…
背徳感、というより、羞恥心のような物が。残されているのだろう。
やがて辿り着いた部屋、彼の手で釦を外され、ワンピースを…ついで下着まで脱がされて。
細い細い、未成熟な肢体を。部屋の中、彼の前。晒されてしまい…頬どころか。膚の全てが色を帯びる。
寝台ばかりが目立ち、どうしても、其処で行われる事ばかり意識してしまうのか。
決意表明のつもりなのに、どうしても声音は徐々に尻窄みとなり、瞳は下へと伏せられていく。
…真っ直ぐに見つめれば其処には、彼の、半裸の肢体が在るのだから。きっとそれも原因で。

ビデラ・フォーランハルト > 良く知っていかねばならない。
少女のことを、余すところなく。
得た情報をどう活用できるかを考えるのが彼の役目だ。

この部屋を使うということは、寄進の途中であることは自明。
だからこそ、呼ばれない限りは従士階級は入ってこない。
『仕事』の邪魔になる可能性が非常に高いからだ。
その仕事のため、少女を部屋へと連れ込み…裸体を露にすれば。

「ふふ、気負わなくても大丈夫ですよ、フィリ。
…フィリは、あまりこういったことには慣れていないようですし…まずは私に少し、任せてください」

さ、と愛らしく染まる少女の身体。
恥ずかしがる態度から、経験が薄いあるいは無い、という予想はすぐに立つ。
尻すぼみになる少女の声を引き継いで、緩く手を引こう。

「さあ、ここへどうぞ、フィリ。私に背中を預けてみてください」

まだ刺激が強すぎるため、騎士は完全に裸体を晒さず。
寝台に先に座れば、その足の上に少女を導こう。

少女が導かれれば。
緩く後ろから少女を抱きしめ。
性感帯でもない場所…腹部や臍を擽るように触っていこう。

フィリ > 「――し…た事はぁるの、です。…ちゃんと、ぉ――ぉんなとして、ビデラ様に、ぉつとめを…、っ、っ!?」

きゃ、と。小さく声を上げてしまった。
手を引き寄せられ、そのまま、腰を下ろした彼の…脚の合間。胸の前。言葉通りに背中を預ける体勢へ。
ひたりと背筋の全面に触れ。それでも尚、広く剰り有るのだろう、異性の胸板の感触に。
意気込んでみせたかのような、先程言いかけた言葉は。その続きが出て来なくなってしまったらしく。

「――騎士様方、教会の方々、その為に。…尽くす側に、ならなければと。思われる…のですが…
ぉ、ね…ぉ願い、してしまっても。……烏滸がましくないの…でしょぅか…?」

そういう不安が拭えない。が。
腕の中に抱かれ、包み込まれるまま。薄い腹の周囲を、大きな手が撫で始めれば。
確かに其処は、性感帯でも何でもない筈なのだが。息が揺れ、声が震え…膚は熱を増し始める。
当たり前の事ですら、平気では居られない、心地良さが沸き上がる。
――それこそ。神の恩寵が遍く全てを照らし出すかのように。

「――っ、…っぅ……は…  っ…   ぁ ぁ――――」

押し殺して、押し殺して。それでも、零れていく声は。
確かに、誰に聞かれてしまってもおかしくないのだろうから。
ちゃんと「その為」の部屋に連れて来て貰ったのは正解なのだろう。

…此処なら大丈夫。吐息に籠もっていく熱さも。小刻みに走る膚の震えも。
彼にだけは伝わって良い、寧ろ、伝わって欲しい物なのだから。

ビデラ・フォーランハルト > 細身ながらも戦いに身を投じているためか。
硬い印象を与える胸板で少女の背を受け止め。言葉を紡ぎ続ける

「言ったでしょう?体を重ねることが助けになると。
…だから、こういった形でも問題ないのです。…が、もう少し、緊張が解ければ…フィリからしてもらいましょう」

抱く身体は、熱を増しているのと異性と触れあっているからか酷く固まっているように感じる。
だからまずはそれを、解そうと。
そうすることで更に少女の心の中へと自分を入り込ませていく狙いで。
するばかりではなく、少女の言葉通りのこともしてもらう腹積り。

「…我慢するのが、常となっているのでしょうか。それでも構いません。
しっかりと…祝福と、私の体を感じてください」

声を押し殺す少女に焦りも見せず。
騎士の左手は、少女の…痩身ながらも膨らみを見せる胸部へと。
右手は、腹部を辿り脚の付け根を擽って。

「ふふ。…私に、どこを触ってほしいか、言えますか?フィリ」

体と共に…少女の心の緊張も解し、溶かしていくために
その口を小さくとも開かせようとする。
肌の震えを感じ取りながら、乳房にも直接触れず、鳩尾や周りの肌を撫で。
少女の下腹部に向かった手も…鼠径部をなぞるばかり。
強い刺激と言えば、時折それらに触れている指が緩く爪を立て。
かり、と肌を掻く感触くらいか。

「言えるなら…更に心地よくなっていきますよ」

少女からしてみれば大きな腕を檻として。
その体を閉じ込めてしまいながら。
愛らしい囀りを引き出そうと、声をかけ続けていく

フィリ > 「――そのつもりなの、です――ぇぇ、どぅぃった形で…ぁれ、ぉ役に立つ、その為に…
ちゃんとその為に、私は此処に…っ、  っ、ぁ ……ふ ――…!」

緊張するのは当然の事。…それは勿論、異性だから、という事もあるが。
それと同時に、彼との距離感を定められないから。
共に暮らす家族でもなく。何も知らない行きずりでもなく。それぞれの中間点に在る存在は、どうすれば良いのか分からない。
それでも。快感が滑り込む、言葉が忍び込んで来る、というのなら。
…彼という存在の立ち位置は。間違い無く、未知の側から既知の側へと、傾かされていく筈で。

「――ど、こを? っ、ゃ――  っ、 っぁ、ぅ …
非常に、難しい問題、で…す ビデラ様… っん――流石に、神様の、お膝元……で……
ぁっ、ぁ…まり、はしたなぃ言葉は…良いのか、迷っ… んんっ、 ふぁ …」

腹の上に有った両手が動き出す。一つは上へ、一つは下へ。
膨らみの周囲を巡りつつも、その双丘へと伝い上がる事は無く。
下半身も同様に、脚との境ばかりを行き来して。核心へと近付く事は無い。
指の力が増したり、軽く爪の先で掻かれたり、その都度声を跳ね上げつつも。
少女自身の膚を弄ぶ、彼の両手を見下ろしながら。とつとつ、零れる声に混じるのは。
…自覚済みの淫蕩さを。どこまで、直接的な…或いは間接的な。言葉にすべきか迷う物。
ただしそれは。神の赦し、騎士の赦し、それ次第で幾らでも――堕ちていく筈の物であり。

「っ、… …………っ、ぅ…!は…っ、 ……っぅぁ…   ひぁ っん…!?」

だからきっと。後一押しで、彼の目論見通りになるだろう。
現に少女は、自分から堕ちたがっている。神に希うふりをして、快楽に溺れたがっている。
指先の触れそうで触れない股の中心。其処からじぐじぐと這い上がって来る熱さを耐えかねて。
一瞬、少しだけ刺激を強く感じたのか、声を跳ねさせて仰け反ったなら。
頭上の、彼の顔を見上げつつ。半開きの唇を震わせて、今にも、淫らな思いを吐き出してしまおうと――。

ビデラ・フォーランハルト > 「その献身に、感謝を…」

言葉をかけながら…少女に対して愛らしいという感情は騎士にも当然産まれる。
自分の身体の内側で…軽く触れるだけで鳴き声をあげるその姿。
薬の効果もあり既に出来上がっているように思える。

その少女の昂りを更に持ち上げる為に。
しばらく、少女の問いには答えない。
くすりと時折笑い声を漏らし、少女の羞恥を煽っていこう。

「――――――ええ。何を言っても、許してくださいますよ
フィリがしているのは…いけないことではありません。
主に仕える騎士のためにその身を捧げる…尊い行為なのですから」

手を緩く動かしつつ、少女の耳元で囁く。
あくまで穏やかな声で。
乱暴さを感じさせず、優しく墜とす声音。
火照った少女の思考にもわかりやすいように、短くではあるが。

確かに、赦しを与えよう。
そして…動きは止まらない。

少女の秘裂、その入り口にようやく指がたどり着き。
優しく撫でるようにその割れ目をなぞる。
胸部に添えられた手は乳房を蛇のようにゆっくりと這い…その先端へと近づいていき。

「さぁ――――」

少女の、先を促す。
目論見通りとなるなら…その囀りが聞こえた瞬間。
騎士の指が少女の秘裂を割り開き、隠れているであろう秘芯を撫で。

同時に乳房の頂点をきゅ、と柔く潰し。
じわじわと炙った快楽を一気に少女に与えよう。
騎士の言うことに従えば快楽を与えてもらえるという刷り込みもまた狙いながら。

フィリ > 【継続します】
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からフィリさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からビデラ・フォーランハルトさんが去りました。