2020/05/07 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にビデラ・フォーランハルトさんが現れました。
■ビデラ・フォーランハルト > 夜更けの街を、一人の従士が歩く。
既に、懺悔と相談の時間は過ぎてはいるが、こうして市井を周り、直接民からの言葉を聞くこともまた重要だ。
脚を悪くしたりと、様々な理由で外に出にくい信徒も居るのだから。
一軒一軒家を訪問するのが一番だが、やはり戦乱中だからか人手が足りない。
だから、こうして出る少し前にお触れを出して、何か用がある相手は気兼ねなく話しかけられるようにしている。
「とは言っても…やはり、不安が満ちていますね。
これはもう少し、炊き出しなどを行った方がいいでしょうか…」
上司に具申する内容を考えつつ、軽鎧をかちゃかちゃと鳴らしながら歩いていく。
彼の頭にあるのはいつでも教会の権威を広げること。
そのために必要であれば、彼はどんなことでも行う。
「ああ、こんばんは」
気さくに、優し気に街の人々に挨拶しながら。
ゾハル聖堂騎士団と一目でわかる紋章を胸に、夜の騒がしい街を歩いていく。