2020/03/07 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にフラヴィアーナさんが現れました。
■フラヴィアーナ > 今日は喉の調子が悪く、歌の練習を早めに切り上げてしまった。
多少の罪悪感はあったが、もとを辿れば王城で恵まれた生活を送っていたフラヴィアーナは自己中心的な性格でもある。
宿に籠もって喉の調子を整えてという思考よりも、普段訪れる事のない場所を散策したい欲求を優先して。
歩いた、先に。昼間は閉じていた扉の向こうの階段を下り、彼女は地下街にいた。
「地上とは雰囲気が違うみたい。むしろ地上より栄えている……ような……。」
聖職者や信者の姿が多かった地上とは違い、さまざまな者と行き交う。
ただ向けられる視線は、まるで娼婦を品定めするかのように品がなく、居心地が良いとは言えない。
見るからに修道女ではなく、育ちの良さも窺え、だがこんな地下を歩いているのだから手を出して良い女なのかと誰もが判断つきかねているようだった。