2019/09/12 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にクロニアさんが現れました。
クロニア > 視察という言い方をすれば真っ当なことに聞えるが、
今夜は幾つか出資している孤児院の様子と、引き取るに値しそうな子がいないかツマミ食いに来たのである。

だが何処もある程度の警戒をしているためか、見た目よさそうな孤児達には会えず
シスターにすら避けられて仕方無しにヤルダバオートの中を観光だけして帰ろうか、というところで。

仮にも出資者なのだから対応が悪ければ、それなりの手段を見せるが
如何せん露骨にそれをやると善人の仮面が剥げてしまうだろうし、
其処はそれとなくそれっぽい事を言いながら軽く金を落して、
次までに何とかしろ的な事を言っておいたので次回はもう少しましな待遇で視察を楽しめる筈だろう。

言い方が酷く曖昧なのは難しいことを考えるのが酷く面倒だから、
だから適当なのだ本当に適当にそれっぽい事をいったり、それっぽい顔をしただけ。

隠れ蓑でもあり防波堤でもある孤児院をそう簡単に潰してもね?と、仕方ないとかヤレヤレといった表情で肩を竦めながら大通りを歩き続けるのだった。

「しかし、吐き気がする程に居心地がいいな、この街は……。」

自分の腹黒さも大概であるが、この街だって一皮向けば
ドロドロに腐敗している癖に見た目だけは神聖都市の形をしている事が滑稽で、
自分のそれと重ね合わせると王都の次にこの都市が好きになれそうだ。

と、辺りに視線を向けてわかりやすい程に観光です、って顔で暫く目的もなく歩いているが……。

クロニア > 特に面白いイベントは発生しそうもなさそうだ。
足は神聖都市でも乗合馬車が常時待機している場所へ。
その中で一番高くてまぁまぁ乗り心地のよさそうな馬車を選ぶと、御者に金貨を数枚握らせて貸切にさせると馬車に乗り込み王都まで全力で走らせるのであった。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からクロニアさんが去りました。