2019/04/09 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にクレマンスさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■クレマンス > 「ギュンター様のことが好きな私が産むのですから、ギュンター様に似なかったら寂しいですわ。
それに……私に似すぎていたらあなたをとられてしまいそう。
……だって、ギュンター様も私のことが好きなのですよね?」
好意をはっきりと口にしにくい性格の相手に、念押し。
それは悪戯を覚えた子供の様な微笑みを見せながらで、照れる彼でも困る彼でも良かった。
じゃれ合っていると、密着していた腰が離れていく。
抜くことが目的とはいえ、中で動かれるといろいろな場所が刺激されてしまって、つい喘いでしまう。
「はっ…ン……あ…ぁ……あふっ♥」
最後に膣口の上側を引っかいて飛び出た瞬間、腰が揺らめいた。
まだぽっかりと開き、ヒクヒク蠢いている膣肉まで見えるほどだが、
奥から精液がトプと溢れたと同時に少しずつ閉じていく。
繋がりが解けたことは彼女もまた名残惜しく感じたが、今は下半身だけでなく、
こうして全身でお互いを感じられているために、幸福感が薄れることはなく。
「そんなこと仰って頂けるなんて……。
この感情を知ったら、もうギュンター様から一生離れられませんね、きっと」
ただひたすらに甘く癒し合う触れ合いは、快楽とは違う高ぶりを覚えさせて、目尻が潤んだ。
彼という存在そのものが己の一部になり、欠けることは決して許せなくなってしまう瞬間。
たしかにこうして触れ合っていることを確かめるべく、背中に腕を回して抱きしめる。
このまま眠ってしまえばどれだけ幸福な夢を見られるのだろうか。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…私に似れば、可愛げのない子に育ってしまうやも知れぬ。お前に似た方が、敵を増やさなくて済むと思うのだが…。
………まあ、お前の事は、好き、だが。子煩悩になる事と、恋愛感情というものは別物では無いか?」
明確な好意と、それを尋ねる悪戯っ子の様な聖女の笑み。
もごもごと言葉を濁そうとして結局良い口上が思い浮かばず、途切れ途切れに彼女の好意に応える言葉を告げた。
その気恥ずかしさを打ち消す様に、子供への愛情を告げる言葉は幾分早口だったかも知れない。
彼女との間に生まれた子はやはり成長が早いのだろうか、と少し気が早い心配をしていたり。
そんな甘酸っぱい言葉と共に肉棒を引き抜けば、聖女から零れる小さな嬌声に肉棒がピクリと反応する。
ソレを戯れの様に彼女の太腿にぐり、と押し当てながらも、身を預けた聖女の肢体でクスリと小さく微笑んでそのブラウンの瞳を見つめるだろう。
「…私は強欲で独占欲の強い男だ。つくづく、悪い男に引っかかったと思った方が良いぞ?まして、聖女に相応しい様な清廉さもなければ、善良な人間でもない。そんな男に囚われたのだからな」
己を抱き締める彼女に合わせる様に、その細い背中に腕を回して抱き締め返す。
互いの身体が密着し、温かな体温が己を暖める。そんな穏やかな時間の中で、目尻を潤ませる彼女の頬をそっと撫でた。
■クレマンス > 何の照れもなく真っ直ぐに好きだと言う人でないことは承知していて、
恥ずかしがりながら流すだろうか、頷くだろうか、そんな想像を働かせていた聖女は、
言葉を濁そうとした少年がごく普通に恋愛感情という言葉を使ったことに虚を突かれ、そして耐えようとした笑みがこぼれていく。
「うふふふ……そう…ですね、きっと…恋愛とは……ふふふ……すみません、
ギュンター様に好きだと仰って頂きたくて少し悪戯してみたのですが、恋愛感情だなんて仰るから嬉しくなってしまって」
まだ暖かい、むしろ熱いくらいの体液が絡んだ肉棒が太腿に押し当てられ、そんなことでもどこかが刺激されてしまうがわかる。
体中が敏感になっているのもあるし、彼の性器に馴染んでしまった胎内が思い返してしまうようで。
膣肉が奥でギュッと収縮するのを感じた途端、少しずつ閉じようとしていた膣口からはさらに白濁が溢れてしまった。
そもそもすでに子宮に入っているのは溜めていられる量ではなく、栓を失えば許容量まで出てしまうのは当然。
この数時間がいかに長く濃いものだったのかを改めて思い知らされる。
「それでは私が逃げられないように、常にお傍に縛って置いてくださいません?本当はひと時だって離れたくないのですから。
……いかがですか?私も意外と悪い女でしょう?釣り合うかもしれませんわ」
頬を撫でる指が優しくて、暖かくて、目尻を潤ませていた小さな雫が頬を辿り、彼の指を濡らした。
だが紡ぐ言葉はまるで冗談の様で、その実、本音も入っている。
今後一緒にいられることは理解しているのに、それでも今離れがたくて気怠くも幸福な時間を引き延ばしてしまっている。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「………慣れぬ言葉を使った事は認めよう。…全く、王城で貴族共に策を弄している方が楽な気がするな…」
笑みを零す彼女に、ふいとそっぽを向こうとするものの、それでは尚の事男らしくない、と思い直して耐える。
感情の機微を察するのは得意だと自負していたものの、彼女相手ではどうにも上手くいかない。何より、上手くいかない事すら悪くないなと思ってしまう事が己らしくないかと内心苦笑する。
そんな彼女に仕返しとばかりにぐりぐりと肉棒を押し付けていれば、彼女の下腹部を伝う己の白濁に気付く。
我ながら良くもまあ出したものだ、と思いつつ、それを受け入れていた彼女を労わる様に背中に回した腕の力を僅かに強くする。
「……聖女を縛って連れ回せば、さしもの大司教も卒倒するやも知れぬな。それはそれで見ものだが。
……とはいえ、自らを悪に染めて俺と釣り合おう等と考えなくても良い。お前は、お前のあるがままに生きれば良い。無理に俺に合わせても、辛い思いをするだけやも知れぬぞ」
己の指を伝う聖女の雫を見つめ、再び視線を見つめ返す。
そうして零す言葉と表情は穏やかなもので、彼女の言葉をやんわりと否定しながらも拒絶するものではない。
揺蕩う様な此の時間を引き延ばそうとしているのは、己も同じ事なのかも知れない。
頬を撫でていた手を彼女の髪に伸ばし、くしゃりと柔らかく撫ぜながら、彼女に安らぎを求めている様な己を自嘲した。
■クレマンス > 「王城で他の方と接していらっしゃるときは、全然違う顔をされているのでしょうね。
私だけが拝見できるお顔というのは……何と言うのでしょう、優越感?独占欲?恥ずかしそうなお顔も…好きですよ」
内心いろいろな感情が渦巻いているのだろうことは何となくわかるが、おそらくそれすら外では見せないのだろう。
だからこそ今取り繕っても見え隠れする感情が愛おしく、聖女の言葉は正反対に正直すぎるほど正直だった。
「…………わかっております。ギュンター様はずっとそう仰ってくださっていますものね。
ですが、そう仰って頂くと…道が分かれてしまう気がして少し心配になるのです。
私が好きなように生きるとしても、離さずにいてくださいます…?」
己に自由を与え、彼は別の道を歩むと言われたことを忘れていない。
何となく――強欲だと言うわりには、いざとなれば己の為を思って手を離すのではないかと、そんな印象がある。
ここで言質をとったからといって後々どうなるわけではないのも理解しているが、
恋する女というのはハッキリした言葉で安心したくなるもののようだ。
太腿に触れる肉棒に己の肌をより強く感じさせる様に、少し押し返さんと密着強めて。
「今夜、もし受胎していなかったとしても……いずれ私はあなたの子を生みます。それも忘れないでくださいね。
…………ギュンター様のお立場ではまた…釣り合うご身分の方と…そうなったりせねばならず…違うのでしょうが……、
平民であればそういう関係を、家族と呼ぶのでしょう?ですから……一緒に生きましょうね…と…」
照れる――とも違う。傍にいたいということと、共に生きるということを伝えたいのだが、言葉を選ぶと難しかった。
最終的に微笑みでごまかし、己もまた少年の髪を撫でる。